かながわの古道50選・極楽寺切通・鎌倉の切り通し(七口)1。

古代の道は、稲村ケ崎の波打ち際を通っていました。鎌倉に幕府が開かれてから、この切り通しが京鎌倉往還の要となる道となりました。当時は、現成就院門前とほぼ同じ高さに通っていたそうです。掘り下げられた岩肌や周囲の景観に旧切り通しの面影ををしのぶことができます。新田義貞の鎌倉攻めのとき、鎌倉勢は強固な木戸でこの切り通しをふさぎ、海上には船を浮かべ側面から矢を射ったと伝えられています。また、成就院背後の丘の上に平場が残っています。ここが防衛軍の本陣であったと考えられています。
ふむふむ( ..)φ
江ノ電のフリーパス買って、

極楽寺駅下車。




駅を出て左に進めば、すぐに極楽寺の切り通し。

でも、桜橋を渡って、まずは極楽寺様に参詣。

桜橋から江ノ電を観るのも一興。


橋を渡れば地蔵様。

そして極楽寺様。



境内は撮影・写生禁止。ゆったりとお参りする。
ちなみに。入口と出口は山門をはさんで別です。

極楽寺の切り通しに向かう。

上杉憲方と伝えられる墓がある。



といっても・・・能書きにあったように、今とかつては、違う。
今の極楽寺の切り通し。



隠れ家のようにシックなお店が点在する。


見上げれば、いったいどんだけ掘り下げたんだ\(◎o◎)/!と感動すらする。


ま。
かつての極楽寺の切り通しは、成就院様の門前と同じ高さだったという。
成就院様の参道を登る。




なだらかに整備されてる参道だから楽に歩けるが、山門の前から眺めてみれば・・・



海岸からいきなし険しい山塊がそそり立つような地理だったんだなぁと実感する。

鎌倉幕府の土木力は、たいしたものだったんだな。

それにしても・・・
京から鎌倉に旅した人たちは、この最後の登りはきつかっただろうなぁ。
海が見えたら、嬉しかっただろうなぁ。

成就院様にお参り。


薄氷がとけてない!寒いんだなぁ(T_T)

でも、この静謐は落ち着く。初冬の鎌倉。


成就院様を下る。


虚空地蔵堂様だ。


そして、星の井。


それにしてもですね・・・
来るたびに思うが、こんなにも浪漫な名前の井なのに、よりによってなんで公衆便所のような意匠なんだろなぁ(?_?)
ま。ここで終点。