東京ミッドタウン 21₋21 DESIGN SIGHT では、「器」からはじめるラーメン×デザイン考 ラーメンどんぶり展 開催中。
会期は3月7日~6月15日。



日本独自の食文化であるラーメンを器であるラーメン丼から考察する。
華やかなアーティストラーメンどんぶりが並ぶ展示室。


ラーメン屋台。
中原崇志のラーメン屋台。


TONERICO:INC.のラーメン屋台。

竹中工務店のラーメン屋台。



そういえば東京ミッドタウンの施行は竹中工務店JVだったなとか思いながら、次の展示室へ。



ラーメンのラーメン丼の約9割は岐阜県の東濃地方西部を中心とした地域で生産されている美濃焼。
美濃焼の歴史は古墳時代までさかのぼる。
朝鮮半島から伝わってきた須恵器から始まる。
今では日本国内の食器類の50%以上は美濃焼。
普段使いから伝統工芸品芸術品まで、数十円から国宝まで、多種多様な美濃焼。







ぎゃお!!!
すげえ!!!
伝統工芸ラーメンどんぶり!!!

志野。
作家:安藤工。

黄瀬戸。
作家:加藤三英。

瀬戸黒。
作家:加藤亮太郎。

織部。
作家:阪口浩史。

灰釉。
作家:加藤陽児。

鉄釉。
作家:吉岡伸弥。

青磁。
作家:若尾経。

染付。
作家:加藤仁香。

赤絵。
作家:榛澤宏。

粉引。
作家:富岡大資。

アーティストラーメンどんぶりは頭からぶっ飛んで、若尾経なら50万円くらいか?
いやこれはラーメン丼なんだよ。茶碗じゃないんだから20万円くらいか?
たぬき皮算用なんぞしながら、次の展示室へ。
美濃焼の明日。

現実に向き合えば、美濃焼の土も資源枯渇の危機にある。
ヒトが使うものは全てそういう成り行きになっていく。
美濃焼の場合は、不用になった食器を回収し、粉砕・原料化した「セルベン」を使った製品の開発に取り組んでいる。





体験コーナーでは来場者もラーメン丼デザインに挑戦できる。


関内のラーメン屋の長い長い行列を思い出しながら、展示室を出た。
ラーメンの明日のこころはどっちだ。
