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今日のころころこころ

2020・10・16 パナソニック汐留美術館「分離派建築会100年展-建築は芸術か?-」

JR新橋駅銀座口からパナソニック汐留美術館へと向かう。



分離派建築会100年展-建築は芸術か?-。
会期は10月10日~12月15日まで。
会場内の撮影は禁止。
暗中模索猪突猛進の明治からだいぶ落ち着いて自由主義の機運が高まった大正。建築も西洋様式習得一辺倒から日本独自への新たな模索が始まった。
そんな中、分離派建築会は、大正9年(1920年)に結成された。
東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた石本喜久治・瀧澤眞弓・堀口捨巳・森田慶一・矢田茂・山田守によって結成され、その後、大内秀一郎・蔵田周忠・山口文象が加わり、昭和3年(1928年)まで作品展や出版活動を展開した。
分離派建築會の宣言。
我々は起つ。
過去建築圏より分離し、總の建築をして眞に意義あらしめる新建築圏を創造せんがために。
我々は起つ。
過去建築圏内に眠って居る總のものを目覺さんために、溺れつ々ある總のものを救はんがために。
我々は起つ。
我々の此理想の實現のためには我々の總のものを楡悅の中に獻げ、倒る々まで、死にまでを期して。
我々一同、右を世界に向かって宣言する。

100年たった今でも問われるテーゼ。建築は芸術か?
展示の構成は。
Ⅰ・迷える日本の建築様式
Ⅱ・大正9年「我々は起つ」
Ⅲ・彫刻へ向かう「手」
Ⅳ・田園へ向かう「足」
Ⅴ・構造と意匠のはざまで
Ⅵ・都市から家具 社会を貫く「構成」
Ⅶ・散開、それぞれのモダニズム建築
見応えあった。勉強になった。

でもなんだか羨ましいような情熱な時代だったような気もした。
今は、果たして檄文を投げつけたくなるような大きな古い壁なんてあるか?
腐ったような壁らしきものはあるけれど。
そうしてなんか爺様が奮闘してたりなんかするんだよな。
時代の変化がとてつもなく速い上に大人がいつまでも子供でいたがるような時代だ。
檄文を筆で書いてるうちに全てペーパーレス電子決済になっちゃうよな。
じっくりと考えることも取り組むこともできなくなってきちゃって過去の遺産の食い潰し。。
ま。
昼飯は新橋駅近くの香川・愛媛せとうち旬彩館。
この定食は通常1300円だけど雨の日は1000円なのだ!






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