
金融の街兜町。

立ち並ぶオフィスビルの谷間の桃乳舎さん。



この建物は昭和初期の看板建築(^^♪

構造的には無意味とバッサリやってしまうこともできるけど、木造建築にこういう装飾を施すこと自体が面白いのです(^^♪

中は安くてボリュームあって美味い洋食屋さん。


なんで桃乳舎という店名かといえば、明治の終り頃か大正初期頃に牛乳屋さんとして創業したらしい。
日本国牛乳屋事始めは横浜。
文久初年(1861年)に横浜に来たオランダ人・スネルが前田橋のそばに牛乳しぼり場を設け外国人に販売したという。
その後、横浜で一旗揚げようと千葉から来た前田留吉がスネルに雇われて牛乳しぼりに携わっていたが、独立を決意してスネルも援助してくれて、慶応2年(1866年)に太田町に牧場をつくり日本牛6頭を飼って牛乳しぼりを始めたのが日本国初の邦人経営の牛乳屋さん。
その後日本人も牛乳を飲むようになって徐々に普及していった。
桃乳舎さんが牛乳屋さんを始めた頃は牛乳屋さんてモダンな食品を扱う商売だったんだなぁ。

他にもあと一棟の看板建築が残る。


そうして、小網神社さまの11月28日はどぶろく祭りなのだ!

