今日は長野から家へ。
長野駅を出た時には雨だったけど、丸の内で昼飯を食べているうちにいつの間にか雨はあがっていた。

丸の内のイチョウも緑・黄緑・黄色の三色状態。



今日はKITTEのJPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクへ寄り道。
インターメディアテクは、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物が協働して現代社会におけるミュージアムの役割を追求すべく2013年に創設された公共貢献施設。




「魚学コトハジメ」。
会期は2023年9月26日~2024年2月18日。



この展覧会は、明治から昭和初期の東京大学で用いられていた魚学の描画教材の公開。




明治にお雇い外国人によって導入された教育研究活動の中のひとつに、描画資料の大学での作成があった。
魚学の分野では、岸上鎌吉博士(1867~1929)が多大な役割を果たした。鎌吉博士は、日本周辺海域のサバ科魚類を中心に研究されていた研究者であるけど、水彩画も得意だったらしい。



ん?
これって全て鎌吉博士が描いたものなんだろうか?それとも画工さん?
いずれにせよ、写真も動画も今のように手軽に自由に使えなかった時代って凄いと今更ながら感心する。
百聞は一見に如かず。
今は便利な時代だ。鎌吉博士が今に生きておられたら描いている時間をもっと研究にあてられたかもとも思うけど。
いや、どうだったかな。
描くことでより深くより鋭く観察することになる。ぱっと見だけじゃ気が付きにくい発見もあっただろう。
なんでもかんでも機械に頼ることは、長い目で見れば吉と出るか凶とでるか。
急がば回れなんて諺もあるわな。
ま。

なんか今宵は久々に月を見た気がする。
ちょいと太めの三日月。
