触れてみる柳の花の柔らかさ

　　　　　　　　　　　　　　　一枝にそちこち向きし柳の花


　　　　　　　　　　　　　　　おどけたる柳の花の明るさよ


　　　　　　　　　　　　　　　芽柳をちょいと潜りて忍びゆく



　今、柳の花が咲いています。時期は短いのでほんの今のうちです。
花が終っても葉の若いうちの柳はきれいです。気持ちがウキウキして来ますね。

春障子

　　　　　　　　　　　　　　立ち話し聴くともなしに春障子


　　　　　　　　　　　　　　春障子しめても子らの弾む声

　　　　　　　　　　　　　　自慢の盆栽や閉むる春障子


　　　　　　　　　　　　　　半分開けしまま庭へ春障子



　今日の午後はだいぶ気温が上がり、16度ほどまで行ったのではなかろうか。
陽気に誘われて庭へ出ると、芳しい草の匂いが満ちていた。
無防備に佇んでいると、隣りの庭から香ってきた沈丁花に見抜かれたように、いきなり恋の胸を射貫かれてしまった。
うろたえた私はおろしたての白山紬の裾を、突っかけた庭下駄で踏んで見事にすってんころりと無様に大きく転んでしまった。
明日はもっと温くなるという。カラオケのためにレッスンを始めなければと思う夕暮れ前であった。

春雨

　　　　　　　　　　　　　　春雨や幼き日々のアーカイブ



　今日は昨日よりも天気は良さそうだ。
ハチミツがもう切れるので今日はコープまでハチミツを買いに行こう。
今使ってるのも「純粋ハチミツ」の表示がされてあるが、砂糖を混ぜたものであった。使っててわかるんだ。
「純粋ハチミツ」の表示にだまされてはいけない。日本の規制は実にいい加減なのだ。砂糖と混ぜてあっても純粋と許されるのだ。信じられへんわ。これが日本かよ。堕ちます堕ちますどこまでも素晴らしきジャパン

犬ふぐりぽろぽろぽろぽろ子が泣く

　　　　　　　　　　　　　　宇宙より見たる地球や犬ふぐり

　　　　　　　　　　　　　　犬ふぐりスターダストのごとく散る


　　　　　　　　　　　　　　犬ふぐり雨の日は瞑りし瞳



　朝晩は冷えるけど、この先の日中の気温はずっと高めの予報だ。
春は一気にやって来る。急行列車のように。
昨日、ソメイヨシノの桜のつぼみを見たら少し膨らんで来ていた。他の種類の桜はもういくつか咲いていた。さくらんぼの木も。ユキヤナギも辛夷も咲き始めた。

春の朝

　　　　　　　　　　　　　　春の朝若き日の夢モカの香に


　　　　　　　　　　　　　　叶ふやうな淡き夢や春の朝


　　　　　　　　　　　　　　野の花の重なる彩や春の朝


　　　　　　　　　　　　　　春の朝ふやけうどんに日もふやけ



　朝のうちは寒いけど、日中の気温は15度くらいまで上がるようだ。
今朝は、昨夜の鍋のうどんの残りに、ネギをたっぷり加えて玉子を2つ落として食べた。ふやけきってる柔らかいうどんもまた美味い。消化が良いだろう。
　コーヒーを買いに行ったら、キーコーヒーのドリップパック通常10袋入りが、今だけ2袋サービスの12袋とあったので迷わず決めた。「今だけサービス」に弱いのであった。