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今日も元気さんぽ俳句メシ

散歩は吟行まいにち吟行雨の日はぐるぐる部屋でさんぽ

冬館ぬしは真白きムスタッシュ

2021-01-11 16:43:25 | 日記
              冬館おくれしままの掛時計





              密会の合図のノック冬館





              シャンデリア魔羅に映りし冬館



ふはりと宙へ浮きさうな寒卵

2021-01-07 10:30:30 | 日記



              寒たまご盛り上がる黄身こほす罪


              朝の子やくちに乾きし寒たまご


              寒卵「チュー」と吸ひたる母を見し


              数学者ひらめきて割る寒卵


              寒卵ねんぶつ唱ふ飯の湯気


              寒たまご割って始まる老いの恋



独楽の静かに回りたる大地かな

2021-01-06 10:00:03 | 日記



              独楽の芯かへてくれたる鍛冶屋かな


              貫禄の欠け独楽見するガキ大将


              独楽を綱渡りさす子の得意顔


              へろへろと酔ったる父とへそ独楽と



子どもの頃の正月の遊びと言えば、男の子は外で独楽回しや凧あげが定番でしたね。お年玉で、駄菓子屋で売られていた独楽や奴凧を買いに行ったものです。走ってワクワクと。冷たい風も頬に嬉しくて、足が胸が急いでしまうのです。
でも、買って来た新しい独楽の芯はすぐ抜けやすく、また、先が尖り目で細くて頼りないのです。それで、抜いて太いものに入れ替えるのです。
学校の近くに鍛冶屋がありました。そこへ持って行くと、おじさんが替えてくれたのです。
今はもうそこは面影もありません。何かの工場が建っていました。
昭和三十年代の思い出です。
家の中では、火鉢でお餅を焼いたり、福笑いにみんな笑い転げたり、庭に出て、羽子板で羽根つきをしたりして遊んでいました。すごろくもしていましたね。雑誌の付録に必ずと言っていいほど付いていました。