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『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2025/3/9分)

2025-03-14 20:52:06 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第2話「導かれし英雄」は、ゼットの師匠であるゼロが自分の戦い、正確に言えば、未熟な自分をここまで強く鍛えてくれた恩人たちを振り返る内容になっていましたね。

こう言っちゃなんですが、セブンの息子であるゼロは、生まれついての強者でしょう。だからこそ、自分がもっと強くなれば、多くを守れる、と考え、禁忌に手を出そうとしてしまったんでしょう。才能があったからこそ、時に道を踏み外してしまう危険も孕んでいる、と教えてくれました。

そんなゼロが、ベリアルのようにならずに済んだのは、偏に、父・セブンと師・レオのおかげでしょう。ゼロであれば、本当の強さを手に入れ、その強さに溺れず、正しく使える、と確信していたからこそ、レオは、あそこまで、ゼロを厳しく指導したんでしょうねぇ。さすがに、自分がセブンにやられた、えげつないトレーニングの「御礼」を当人じゃなく、息子にやってるとは思えませんしw

また、ゼロに本当の強さを教えてくれたのは、セブンやレオだけじゃありません。平行世界で出逢った人間、タイガもまた、ゼロにとっては、絆を育んだ大切な存在です。タイガを演じたDAIGOさん、『仮面ライダーガッチャード』の時も思いましたけど、やっぱり、演技力がありますよね。ウルトラマンダイナが戦っていた地球の出身であり、幼少時に怪獣災害で家族を喪っている、ダイナに対する憎しみは持っていないけれど、ウルトラマンに頼らず、自分の力だけで人を守るって決めた生き方をした以上、ゼロと共闘は出来ない、けど、自分の力だけじゃ何も守れない、となった時、プライドを捨ててでも、正しい選択が出来るってキャラの魅力を出すのは、そう簡単じゃありません。いつか、DAIGOさんの奥さんである北川景子さんやお子さんが、映画『ウルトラマンサーガ』を観た時の感想を聞いてみたいものです。

師匠であるゼットは、この星で、一体、自分に何をさせようとしているのか、困惑しているゼット。そりゃ、そうですわな。謎のマントを、いきなり羽織るって状況になったら、混乱が加速するのも当然です。そんなゼットの前に姿を見せたのが、かつて、ウルトラマンの歴史を消すって過ちを犯しながらも、ゼロとの邂逅によって改心したエディオム。どうやら、これから、ゼットはエディオムと共に、ウルトラマンたちの歴史を学び直し、戦士としてより成長する事を、ゼロに期待されているようですね。基本的に、おバカではないですから、多くの情報を頭に詰め込まれても、ゼットは脳がパァンせずに済むと思うけど・・・

 

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

第4話「パーリィタイム☆夢見るじじい」は、ゴジュウイーグルがメインで活躍する、アゲアゲなストーリー展開でしたね。ほんと、第1話~第3話でぶちかましてきたカオスは、何だったんだ、とツッコミを入れたくなるくらい、視聴者を感動させてきてました。

前回、変身を解除したゴジュウイーグルが、おじいさんだったもんだから、私ら、全員、度肝を抜かされました。どうやら、このおじいさん、「質実剛健」を地で行く、常に自分にも他人にも厳しく接する生き方をしてきたようですが、胸の内には、自分の生き方はこれで良かったのか、と後悔に近い疑問があったようです。自分の頑固な態度で、家族関係がギクシャクとしていたのも、彼が迷っていた理由でしょう。そんな折、彼が手にしたのは契約の指輪。まさかの展開にビックリさせられながらも、テガソードの質問に対して浮かんだ願望、それが、青春をやり直したい、でした。願望を成就させる為に戦う、それがルールとは言え、この老体ではいくら何でも厳しすぎるってことで、卵料理を定期的に食べて栄養を補給しないと元の姿に戻ってしまうって制約は付けたにしろ、高校生の姿にしてくれたテガソード、優しい。

青春をやり直すチャンスを掴んだ彼は、高校に入学。多分、これも、テガソードが手を回してくれたのかも知れません。孫と同じ教室になってしまい、咄嗟に、某少年探偵よろしく、「猛原禽次郎」と偽名を名乗り、ピンチは脱します。ただ、やはり、見た目は若返っていても、中身は長い年月を頑固一徹の生き方で過ごしてきた老兵のまま。そう簡単には、若者らのチャラい感性には馴染めず、孫に対しても、つい、厳しい事を言ってしまい、険悪な雰囲気になってしまいます。流されて、あんな願いをしてしまった、と後悔した禽次郎は指輪を捨ててしまいます。

しかし、口も態度も悪いですが、クズではない吠から、いつ、家族と突然、離れ離れになってしまうか、人生、解らないのだから、と諭されます。中身が、自分よりも年上だ、と理解している上で、相手がやらかしたのなら、ちゃんと間違いを正せる吠は立派ですね。吠の言葉で目が覚めた禽次郎は、孫に謝るべく、学校へ戻ります。ただ、学校には、パーリーピーポーノーワンが襲ってきていました。何を以て、パリピナンバーワンが決まるのか、そこは「?」ですが、夢をちゃんと持っていた孫を守るべく、禽次郎は再び、戦う決意を固めます。その心に呼応するように、リングが戻ってくる展開、これは激熱でしたね。

盆踊り的な動きでパーリーピーポーノーワンから優位性を取り、囚われの身になっていた人々を救出する事に成功したゴジュウイーグル。この辺りには、様々な経験を積んで、あらゆる事態に対応できる老兵の強みを感じましたね。巨大ロボの方は、ゴジュウウルフたちに任せ、ゴジュウイーグルはノーワンとの戦いに集中します。飛翔能力を活かした戦術で、見事に格となったパリピ高校生を救い、撃破したイーグル、私の中で結構、推しです。画家になりたいって夢を追う覚悟を決めた孫と、その夢を受け入れた自分の子の姿に成長を感じた禽次郎は、思わず、彼らを熱く抱き締めてしまいます。颯爽と去っていく禽次郎の背に、自分が密かに憧れていた祖父のカッコ良さを見た孫、良いですね。これから、禽次郎が、どんなアオハルを過ごすのか、楽しみです。高校生活を送るって事は、やっぱり、クラスの女子と関わる機会も増えると思うんですよ。彼の武士っぽい性格を考えると、モテそうですよねぇ。

 

仮面ライダーガヴ

第26話「怒りのぷっつんプリン」は、このサブタイトル通り、プリンから誕生したゴチゾウの力で戦うヴラムがメインでしたね。うちの母は、ヴラムのビジュアルが妙にツボらしく、彼を見る度に笑ってしまっており、このサブタイトルに対しても、「攻めてるなぁ」と感心していました。

自分の「好き」を発信すべく生み出したカブトダンシを偽者から取り返すべく、ちょっと無謀な行動に出た浩二の護衛を引き受けたラキアが、現場で遭遇したのは、案の定、グラニュートだった。他のグラニュートと同じく、闇菓子の美味さに縛られているル・ビートに呆れたラキアでしたが、ル・ビートに弟の死を蔑まれ、普段の気怠さが蒸発。闘志を剥き出しにて、ル・ビートを倒そうとします。しかし、コメルの事で動揺を誘われ、逃亡を許してしまいましたね。

再び、ル・ビートの元に乗り込もうとする浩二の、「大切なモノを奪われたままなら死んだほうがまし」的な発言に、ラキアはカチンと来てしまいます。今回は、とことん、ラキアは地雷を踏まれちゃってますね。しかし、事情を知ったショウマや幸果さんから説得され、重い腰を上げました。ここで、幸果さんが、あえて、社長権限を行使して、素直になれないラキアの背中を押してあげるのが優しいです。

浩二に、改めて、コメルの姿を重ねたラキアは、ル・ビートから彼の宝物を取り返す、と静かに決断。ル・ビートとの再戦に、エージェントが助力をしてきた事で、ヴラムはピンチになってしまいますが、そこに助太刀でやってきてくれたのが、ショウマ。ブリザードソルベゴチゾウの弱点も把握した彼は、溶けるまでの時間をしっかりと計算し、戦います。アイスケーキから生まれたからなのか、ガヴホイッピアも初期から装備できており、ソフトクリームっぽいホイップ兵も誕生させられました。アタリ判定で、ホイップ兵の片方が巨大化、もう片方がミニマムになっちゃったのは、つい、笑ってしまいましたね。ブリザードソルベの使い方にも慣れてきたガヴは、エージェントをしっかりと撃破です。

ガヴの決め台詞にも負けない言葉をかましたヴラムも、ル・ビートのコメルを絡めた挑発に対して怒りながらも、我を失わず、浩二の為に戦うって決意をブラさず、透明化のゼリーカスタムを上手く使い、ル・ビートを追い込んでいきます。ラストで、数的不利を察し、空を飛んで逃げようとしたル・ビートの背に乗って、角を斬り飛ばし、必殺技を叩き込んで爆散するってのがカッコ良かったです。手にしたお給料で、浩二から勧められたプリンを楽しむラキアにほっこりする一方で、ついに、酢賀がダークショウマを生み出している、と知ってしまった絆斗。やはり、酢賀は敵になるか・・・


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