金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

NO1077 - 逆さ虹が出た!

2016年04月06日 | 地域活動

今日は平城宮跡をウォ−キングした。うろこ雲に隠れて夕日が輝いていたが、さらに空を見上げて雲の姿を見ていると虹がかかっていた。しかし、何かおかしい?

 

虹は半円を上に向けているものと思っていたが、この虹は半円が下を向いていた。こんな虹を見たのは初めてだ。何か良いことが起こるのかな?・・・・・

 

市長と議会と市民でどんな奈良市の虹を創るのかな???????

 


朝から自治連合会役員会。27年度の事業報告をまとめる際に、三月議会の結果によって報告内容を変えなければいけなくなったので議論に花が咲いた。

 

一つは、奈良市市民参画及び協働のまちづくり条例改正案と地域自治協議会推進事業予算800万円の否決の結果を受けて事業報告を修正することとなった。

 

条例否決の理由は、参画及び協働によるまちづくりの必要性を十分住民に理解されていないので時期尚早とのことらしい。また連合自治会の中に戸惑いがあったり反対をしているところがあると理由らしい。

 

平成12年4月の「地方分権一括法」の施行により、地方の自主性・自立性が高められ、自らの責任と判断によってまちづくりを推進していくことが求められるようになってきました。

その後の(平成17~8年)行政改革で平成の合併が推進され、多くの市町村がなくなりました。一方合併によって拡大された地域(市域)には各々の事情や特性があり、国や県・市が主導する画一的なまちづくりではなく市民の一番近いところで、地域の特性を活かしたまちづくりが重要視されるようになってきました。これが国と地方自治体との関係で「地方分権」が推進されてきた理由でした。

 

基礎自治体(市町村)では、この地方分権の流れを受けて、住民自治基本条例や協働条例等(国の法律に当たるもの)によって地縁団体(自治会等)や公益団体(NPO等)の役割を明確にして、市民とともにまちづくりを推進しようとしてきました。

 

(この時代の流れは議員さんたちも承知のことだろう。)

 

このような流れの中で、子どもの安全、子育て、高齢者のケア、高齢者の一人暮らし、災害時の救出等、わたしたちの生活の中には、地域や家庭のあり方が変容したため自分一人の努力だけでは解決できない問題。また、地域においては、自治連合会だけではなく各種団体において、役員の高齢化、担い手不足、活動のマンネリ化や自治会においても、昨今は隣人に対し無関心の人や班長(組長)になるのが嫌とのことで未加入者が増えも多くあります。

 

また、行政も市税の減収や財政の硬直化や職員数の減少等々、また市民のライフスタイルや価値観の多様化が進み、行政サービスの多様化が進み、行政による公平で均質的な公共サービスでは対応できないニーズが増えてきました。

 

(この時代の流れは議員さんたちも承知のことだろう。)

 

こうした、行政や市民の課題に対して従来の互いの関係を見直していく必要があります。

  

そのため、公共サービスの「受け手」であった私たちが、地域住民の福祉向上などのためにサービスを創り出し・参加し・担っていく主体となり、「まちづくりは市民が主役である」という住民自治の原点に戻り「要望型」「おまかせ民主主義」を排していくことが大切ではないかと思います。

  

昨年、佐保川地区の各種団体と視察した松阪市では、市長が駆けつけてきて「地域の特性を一番よく知っている皆様に、自分たちの理想とする地域を自分たちで考えて、地域課題の解決に取り組んでいただき、「住んでよかった」と思えるまちづくりをしていただくための住民自治組織として、住民協議会の設立を提唱しております。」という話があった。

 

地方分権の流れや協働社会の潮流は議員諸氏も十分理解をされていると思いますが、なぜ、反対されたのか理解できません。


「市民や各種団体への周知ができていない」という危惧や協働社会のビジョン(奈良市のまちづくりビジョン)が明確でないとか、新しいまちづくりを推進するためのフレームがないということは承知の上であり、そのために連合自治会では、25年より検討委員会を立ち上げ、条例改正の検討や仮称地域自治協議会についてアンケートを実施して研究してきました。そして、27年度は、パイオニア連合会を選出して理解を深めてもらうために、出前講座を独自に実施したり、全自治会長等を対象にセミナーを開催したり、パンフレットを連合会独自で作成して奈良市の全組数を配布して啓蒙を図るなど努力をするとともに、自治連合会側から制度設計を奈良市に提案してきました。

 

しかし、まだまだ充分ではないところもありますので、28年度はモニター連合会を選出してさらに研究を進めるとともに、さらに全体の底上げに取り組むために予算の要望をしてきました。しかし、議会によって800万円の予算が否決され ました。


佐保川地区では、自主的に地域のことを一番よく知っている我々が主役になって考え、地域の各種団体とネットワーク力を強化し、協働していくための「円卓会議」を中心に高齢化や防犯・防災、子育て等の課題解決や地域の歴史遺産、自然、伝統文化等、のまち魅力を高めて個性と活力ある地域づくりを目指していくことにしている。


奈良市にも逆さ「虹」が出たのかな???

 


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