FZXな日々

YAMAHA FZX750を 旅の友として 気ままなツーリングの記録

書籍化

2022年06月22日 | Weblog

私は長年このgooブログを利用しているが、せっかく投稿した記事を手元に保存できないかと思っていた。他人から見ればつまらないブログだが、私にとってはツーリングやバイクのメンテの記録なので、後で見ると役に立つことも多いのだ。

ある日、記事を書いている時に編集メニューの中に「バックアップ・書籍化」という項目があることに気づいた。以前からあったのだろうが、今までブログの管理など何もしてこなかったので、目に入らなかったのだろう。

メニューを開いてみると、無料版ブログではできないが、有料版ブログ(goo blog アドバンス 月額210円)ならデータのバックアップと書籍化ができるようだ。

面白そうなので、アドバンスに申し込んでみた。私は、2005年からブログをやっているので、なんと17年にもなる。塵も積もれば、である。

管理メニューにある「バックアップ」をクリックすると、その膨大なテキストのバックアップがものの数分で終わった。自分でやろうと思ったら、どんなに大変な労力と時間がかかることだろう。

そしてバックアップしたものは、PDFか、e-bookとして見ることができた。

ついでに「書籍化」というメニューも覗いてみると、字の大きさや製本した時のサイズで、7000円ぐらいから可能のようだ。バックアップしたデータをもとに製本サンプルをPDFで作ってくれるようなので、試しに1冊作ってみることにした。

1冊のサイズは500ページまでという制限があるが、私の場合は、5年分ぐらいの記事の量で1冊になるようだ。ブログの記事に使用した写真もそのままの体裁で入るという。もっと驚いたのは、コメントまで収録できることだ。

記事を読んでいただいた皆さんから寄せられたコメントは、私にとっては本当に貴重な宝物である。それが、全文掲載できるというのは、願ったりかなったりである。

出来上がった製本サンプルを見て、これは、是が非でも書籍化しなくては、と思い立ち、本格的に編集作業に入ることにした。本のサイズにはB5とA4があり、内容も段組みの種類とか、目次を付ける、付けないとかいろいろ細かい選択肢があり、自分好みのものに変更できた。

表紙もサンプルがいろいろあり、写真入りとか図柄だけとか、色も自由に変更できたりする。とりあえず5年分を編集して注文してみた。

注文してから届くまで2週間とあったが、実際には10日ほどで手元に届いた。今まで「あれはいつだっけな。。。」と思い出そうとしても、なかなかできなかったことが、手元に書籍となって出来上がってみると、目次がついているので、目次を見るとすぐに見つけることができる。

これは16年分全部書籍化してしまおう、と決断するまでにそんなに時間はかからなかった。すぐ、次の5年分の編集に取り掛かり、文字の大きさとかで気になったところは、2冊目で修正した。細かい字では読めないので、サイズはA4判にした。

そして、1か月たたない間に2005年から2021年までの16年分のブログが書籍として出来上がって手元に届いた。いちおう、タイトルを「FZXな日々 Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」とつけ、表紙にはその時使っていた画像を配した。

なんと、各冊500ページで3冊合わせると1500ページの大部なものになった。

毎日、夕食後に読書にふけっていると、女房が「楽しそうに何を読んでいるの?」と聞いてきたので、「思い出のツーリング」と答え、どうやってこの本が出来上がったかを説明した。

「あなたが書いたの?」とあきれていたが、「読んでみたい?」と聞くと「No!」ときっぱり断られた。でも、「〇〇さん(義弟)に見せてあげたら、きっとびっくりするわよ」とのたもうた。義弟は、日頃から私のこういったオタクっぽい行動に、尊敬(軽蔑?)のまなざしを向けているので、その笑いのネタにしようというのだろう。

ちょっと、カバーとか予算に糸目をつけないで制作したので、思っていたより高価なものになってしまったが、私にとってはFZXと共に歩んだ素晴らしい日々の結晶であり、自費出版と思えばその制作の手軽さを考えれば安いもので、悔いてはいない。

いつか、FZXから降りる日が来たとしても、私が生きている限りは車体は車庫に飾っておこうと思った。この本と共に。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たかぴい)
2022-06-24 09:01:53
キムさん こんにちは

書籍化、活字化というのはやっぱり最後の憧れですね。キムさんのブログの文章は残せる文章なのでうらやましいです。私のブログは、ひがみ、妬みやら、弱音や毒を吐いていることもありとても残せません(笑)
最大の難点は写真点数が多すぎですが、これは備忘録ということではやなり削れないです。

ニュースはネットで十分と家族がいうので一度新聞をやめたのですが、モニターでは頭に入らず、やっぱり新聞の方が全体を俯瞰できるということで6月から復活しました。

(コメントの削除ありがとうございます。やっぱりコメントもよく考えて書かないとダメです。)
Unknown (キム@FZX)
2022-06-24 09:23:25
たかぴいさん>
コメントありがとうございます。
bloggerとして、お気持ち理解していただき嬉しいです。

>私のブログは、ひがみ、妬みやら、弱音や毒を吐いていることもありとても残せません(笑)
いえいえ、たかぴいさんの文章に表れているお人柄は、読者として「なるほどそういう見方もあるか」、とか「そうそう、そうなんだよ」と、そのひがみや毒を楽しんでいますので、ご自分でも後に読み返した時に発見があると思います。

我が家では全国紙ではなく、全く地域の情報しか乗っていない「東海新報」という薄っぺらい新聞を購読していますが、全国紙の方がTVと同じ記事しかないと思っています。私たちが知りたいのは、大きな事件ではなく地域のひそひそ話なのかなと。
東海新報 (Firestorm)
2022-07-06 11:38:56
こんにちは。
東北なのになぜ「東海新報」?。HPなどで調べてみましたが
会社のある大船渡が最東端にあることから東海を冠したとあ
りました。
私のようなものが名前を聞くと静岡にある地方新聞を想像し
てしまいます。
概ね新聞は地方においても全国紙が購読者層の大半を占めて
いますが、当地においては高知新聞の一強です。占有率は約9割です。
県民性もあるのか、大きなもの・権力には反抗することも原因かも
しれません。
Unknown (キム@FZX)
2022-07-07 10:09:54
Firestormさん>
コメントありがとうございました。
私も不思議な名前だと思いました。地域紙は他に「河北新報」「岩手日報」がありますが、結構読まれています。全国紙は、東北地方のニュースと言っても仙台中心ですので、岩手のことなど全くわかりません。

高知新聞の占有率が約9割というのは、もっともだと思います。逆に自分が千葉に住んでいた時には全国紙をとっていましたが、首都圏のニュースがほとんどだったからかもしれません。

文化面やスポーツ面が全国紙で読みたいという人もいますが、地域の少年野球チームの活躍は地域紙しか載っていませんからね。

経営的にはとても厳しいと思いますが、これからも頑張ってほしいです。

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