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押したくても押せない人生のスイッチ

Tender Love

2006-09-07 22:39:05 | ウェブログ
こんにちは、なぜか後藤邑子(SHUFFLEの芙蓉楓、ふたご姫のレイン、涼宮ハルヒの朝比奈みくるなどをやっている声優)がバイト先(バイト2)に来るという妄想をしながらバイト(バイト2)をしているキミキズです。

大学に入ってからすごく思うようになったんだけど、なんか、文が上手くかけない。マニアックすぎることに対して、思ってもいない感想や考察を無理やり考えて書くというのを繰り返してるから気付くと箇条書きになっちゃうんだよね。「~が良かった」の繰り返し。こんなんじゃお互いの為にならないよ・・・もと実用的かつ、マニアックすぎない範囲で頼みますよ、せんせっ。

では今日は俺と木葉のちょっと未来の日曜日の話です。どぞ
(music:Tender Love <Rie>)

A certain Sunday

俺と木葉が同棲を始めてから迎えたある日曜日。
俺たちはくるみ通りに買い物に来ていた。
木漏れ日溢れる午前11時、食材がたくさん入った紙袋をかかえた木葉はとあるショーウィンドウの前で立ち止まり、こう言った

「わぁ・・・綺麗だね」

興味なさそうに俺はこう言った。
「ああ、そうだな。」
「わ、興味なさそ。男の子にはウェディングドレスの良さは分からないのなぁ」
木葉は少しふくれたような顔をして、俺にまっすぐ向いてきた。
「ウェディングドレスには興味ないけど、それを着た木葉には興味あるかな」
「え・・・」
「・・・」
「ふふっ♪」

俺にとっては恥ずかしい一言でしかなかったが、木葉にとっては相当嬉しい言葉だったらしく、途端に上機嫌になって腕を絡めてきた。

「おいおい、あんまりふざけてると食料品落ちるぞ」
「大丈夫だもん♪」
「はぁ、まったく」
「♪」
「ま、いっか・・・」
「ねえ、○○」
「なんだ?」
「いつか・・・ウエディングドレスを着たあたしと・・・」
生まれた時から一緒にいる俺でさえ、今まで見た事が無いような幸せそうな顔をする木葉。でも、俺はそんな木葉の表情を・・・
「木葉」
「ごめん、俺には木葉の望むそのいつかを叶えることができない」
「え」
途端に腕にかかっていた力が抜ける。そして俺はそんな木葉の腕を解き、正面に向き直った。木葉には珍しく、今にも泣きそうな顔をしている
「木葉」
「・・・うん」
「いつかじゃなく」
「・・・」
「今、結婚しよう」
「・・・えっ?」

困惑した木葉は一瞬自分が何を言われたのか分からない状態だったが、でも、最後には今までで一番の笑顔で

「・・・うん!」

この日、俺たちは結婚した。


後日

「えええ!!ウエディングドレスってレンタルでもこんなにするの!」
「♪」
「いや木葉「♪」じゃなくて、俺にはそんな金・・・」
ぎゅっ・・・
「♪」
「はぁっ、ちょっとは人の話を・・・ってなんか木葉のため息が・・・」
「○○、大好き♪」
「・・・ああ、俺もだぞ、木葉」

いきていく