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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('20.12月分と2020年の読書数)

2021-01-08 22:49:00 | Book

<2020年読書数>
初読(33)+再読(34):67冊、絵本2冊、コミック3冊

年が明けて1週間も過ぎてやっと2020年読書数まとめの投稿。
昨年12/30の夜記すつもりだったのが、剛くんの結婚発表があり、喜びの中に実はやっぱり動揺もあったり、落ち着かない気持ちで過ごしていたら記載遅れてしまった。(^^;
心安らぐ家庭ができて、さらに素敵な剛くんをみることできると思う。
ご結婚おめでとうございます!どうぞお幸せに。

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’20.12月読書記録
初読(2)+再読(1):3冊、絵本1冊
読書メーターより

12/26【アンと愛情 和菓子のアン/坂木 司】
シリーズ3作目。 いつも和菓子に関する蘊蓄が興味深いし、今回アンちゃんが成人式で振袖選びシーンも印象深い。着物だけ見るときと試着時の印象が違ったり、色や柄の肯定的な言い方になるほど。
2話目の「こころの行方」の内容が特に好き。応援にきた桐生さんも成長できて良かった 「かたくなな」はアンちゃんが子供すぎてちょっとビックリしたけど、立花さんはきちんと注意して素敵だったし、解決後には思わず本音出せてラッキーだったかも?
椿店長異動でも毎回登場で続編あるといいなぁ。

12/17【夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))/ロバート・A・ハインライン】
(再読)確か中学生くらいだったと思うけどジュブナイル向け「未来への旅」を読み、社会人になってからハヤカワ文庫SF購入、2010年発行新装版に買い直して度々読み返している大好きな名作。
内容わかってる読み返しでも毎回ワクワク。ピートに逃げられて激怒するベルの「あの網戸を開けっ放しにしておいたのはだれよ!」の言葉等、伏線回収時の爽快さ知ってる再読が寧ろ楽しい。
レナード・ヴィンチェントのことが印象的で、ダンが思ったことが現実に本当だったとしても不思議ではないように感じる。

12/8【カカ・ムラド~ナカムラのおじさん/ガフワラ】
中村哲医師の功績を後世に伝えるために現地で刊行された絵本の日本語版。
中村先生は本当に素晴らしい方だと改めて感じる。医師であっても村人たちから“ナカムラのおじさん”と呼ばれているのも素敵だと思う。
事実をもとに描かれたものと幼い子供向けファンタジーの2作品に解説を加えてまとめられていて、絵本ということでイメージしていたより読みごたえがあった。
銃撃事件については今も詳しくわかってないとのこと。絵本の中の“いまはもう、カカ・ムラドはいません。”という言葉が切ない。

12/3【もしかして ひょっとして/大崎梢】
6編の短編集。「灰色のエルミー」だけペットのアンソロジーで既に読んでいた。
大抵の小説は“もしかして”要素があるとは思うけど、本作のタイトルなるほど確かにどの話も合ってるなと思う。
書下ろしの「山分けの夜」はざわりとするような読後感。あとがきによると、すべての話に共通する点があるとのことだけど私はわからなくてトホホ。(^^;

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<義母介護メモ>
病院:12/2(Y)、12/2(K)、12/2(H爪)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:12/7、12/18(介護ベッド変更)
堤さん:12/27


読書記録('20.11月)

2020-12-01 23:59:00 | Book

<11月購入雑誌>
*日経エンタテインメント! 2020年12 月号 (パワスプ記事)
*TV navi (テレビナビ) 2021年 01月号(なぎスケ!記事)
*月刊 ザテレビジョン 2021年 01月号(連載:お気楽大好き!)
*NHKウイークリーステラ 2020年 11/27号(<青天を衝け>ロケリポート)

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*ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK <冊子版>
*映画「ばるぼら」公式読本

’20.11月読書記録
小説(4)、絵本(1)、コミック(1):6冊
読書メーターより

11/27【♪ピンポンパンポンプー/中居正広他】
「ニュースな会」で中居くん考案のタイトル発表されたとき正直「は?」と思ってしまったけど(^^;表紙の文字見て気持ちが弾み、声に出せばもっと楽しい。なかい園長のお言葉通り“しあわせになるまほうのあいことば!”
のんちゃんは活発でびりーくんはちょっと臆病な感じかな?お互いに大好き!ってことがよくわかる素敵なお話。
ラストのともだちページも可愛い!なかいくんはもちろんだけどみやっちも画伯だなぁ。(笑)

11/25【さよなら願いごと/大崎 梢】
面白い構成だと思う。
読み始めた時点ではほのぼの日常の謎ミステリかと思い、1章ラストは不穏ながらも佐野くんは善人だろうと感じていたのが、2章途中で女の子が亡くなった話が出てきて、え?と動揺。
しっかり謎が明かされる前にミスリード部分気付いたものの、2章に登場した祥子の母親は1章のあの子だろうな、とすっかり騙されてた。
3章から主人公を高校生にしてスマホ使ったりとより現代的に描いて時系列工夫してる感じ。
沙也香の祖母のところは蛇足のように思う。

11/21【傲慢と善良/辻村 深月】
結婚相談所の小野里さんの話が興味深い。タイトルの言葉も彼女の口から出ている“現代の結婚がうまくいかない理由は、『傲慢さと善良さ』にあるような気がするんです。”結婚に限らず人間関係全てにあてはまる感じ。
先が気になりつつ気重になっていたのが、他作品でも活躍の谷川ヨシノさん登場、樫埼写真館シーンになり、真美はここで成長するんだろうな、彼女には好感持ちにくい部分もあるけど良かった、とほっとした。
石母田さんが指摘した“大恋愛”なるほどと思う。架と真美は婚活で知り合ったということに拘り過ぎていたのかもしれない。

11/14【ちはやふる(45) (BE LOVE KC)/末次 由紀】
クイーン戦3戦目、45巻中に勝敗わかって良かったあぁ、やっぱりでほっとした。
新からの千早へのアドバイス凄くいい!
かなちゃんが田丸さんに話したことジーンとした。千早の夢は「かるたの強豪瑞沢高校」
太一戻って!
名人戦は新もがんばって欲しいけど周防さんを応援したくなってしまった…。

11/11【マジカルグランマ/柚木 麻子】
「マジカルニグロ」という言葉を初めて知り、本作のタイトル”マジカル“には深い意味があるとわかった。
頑固で我儘なお年寄りは嫌だけど正子は頭が柔らかいし正直なところが好み。杏奈も草刈りシーンから好感度あがっていった。
野口さん、明美さんたち間島家、孝宏も加わっての「東京ホラーハウス」成功が一番ワクワクした。
その先意表をつく展開。 陽子付き添いでのオーデション驚きの結果。自分のやりたいことをめざしながらも「今幸せじゃない」と正子は愚痴るけど、杏奈には彼女が幸せに見えるというラストの手紙納得で愉快に感じる。

11/7【青空と逃げる (単行本)/辻村 深月】
“時には人に助けを求めることだって必要”という言葉が印象的。
早苗と力が逃げる先々には、特に助けを求めなくても親身になって接してくれる人たちがいて、2人の成長はその人たちとの出会いが大きいと思う。
四万十から家島に行ったとき、“逃げる”と“島”のキーワードで「島はぼくらと」の蕗子を思い出していたら、別府のあとの仙台で谷川ヨシノさんが登場して嬉しかった。
ラストに安堵しながらも、遥山真輝の息子佑都くんのその後が気になり、彼の心が救われることを願う。

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<義母介護メモ>
病院:11/4(Y)、11/4(K)、11/4(H爪)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:11/18
堤さん:11/18

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11/29舞台挨拶中継付きで「ミッドナイトスワン」8回目の鑑賞。
映画本編が何回観ても心を打たれることはもちろんだけど、高評価受けての大ヒットの素晴らしさが嬉しくて映画前の舞台挨拶中継観てる時点で既に涙ボロボロだった。
SNSタイムでの写真、いつも巧く撮れないけど(^^;カッコいい剛くんブログに残しておこう。

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読書記録('20.10月)

2020-11-01 00:41:00 | Book

「ミッドナイトスワン」小説版で、凪沙たちが接客する議員が「昔のオカマはな、もっと楽しかったよ。最近じゃ権利ばっかり主張しやがって。どうしようもないよ。国が滅びるよ」と話すシーンがある。
奇しくも映画公開日9/25、現実に足立区議会でLGBTへの差別発言があった。しかも驚くことに“滅びる”という言葉を使っている。「L(レズビアン)だってG(ゲイ)だって法律で守られているという話になれば足立区は滅んでしまう」
映画先行上映での初鑑賞時には正直私は辛すぎる描き方のような気もしたけど、現実に誤った認識を持つ人がいると実感したことで、内田監督がしっかり取材をした上でトランスジェンダーの悲劇性を描いたことは意味があると思った。

<「ミッドナイトスワン」関連10月購入雑誌>
*TVfan cross Vol.36 2020年11月号 (10/5発売)
*日経 WOMAN 2020年11月号 (10/7発売)
*JUNON(ジュノン)2020年12月号(10/22発売)

'20.10月読書記録
初読(3)+再読(2):5冊
読書メーターより

10/27【避難所/垣谷 美雨】
新潮社「波」での作者談によると“この小説を書こうと思ったきっかけは、東日本大震災のあと、段ボールの仕切りを最後まで使わせなかった避難所があったと知ったことです”とのこと、確かにその部分が印象深い。現実の実情はわからないけれど、リーダー交代シーンが爽快。
もちろんそこで良かったと終わるわけではなく、主人公の女性3人は様々な問題を抱えている。色々思い悩んだ上での彼女たちの決断にほっとした。
被災者の方々は震災で人生が変わったと思うけれど“前からあった問題が震災で鮮明になった”という言葉に納得の内容だと感じた。

10/22【キャプテンサンダーボルト 新装版 (新潮文庫)/阿部 和重他】
(再読)文春文庫(’17.11/10第1刷)が手元にあるけれど新装版(新潮文庫’20.10/1発行)には新規対談と書き下ろし短編収録とわかって購入。
とにかくワクワクドキドキの面白さ。宣伝ビラやピッチングマシーン等伏線回収が爽快。ャ塔Z最高!ベテラン医師等脇役も魅力。
コロナ禍での読み返しで“感染症”や“ウイルス拡散型の生物兵器”の恐ろしさをより感じる。
対談はもちろん興味深く、楽天イーグルスの試合結果を検索した。(笑)
書き下ろし短編での赤木さんの活躍が嬉しい。

10/19【発注いただきました!/朝井 リョウ】
企業からの発注というとエッセイかな?と思っていたら殆どが小説で、提示された条件に合う物語をたくさん生み出すことができるって凄いと感じた。
作品を集めるだけでの短編集だったとしても私は詐欺とは思わないけど(笑)“はじめに”と”おわりに“の文章、作品毎の【感想戦】が面白くてさすが!ホント楽しい。
自分から書き始める小説とタイアップやコラボきっかけ作品との毛色の違いについて、なるほどと思う。確かに本作は心地いい読後感が多いように感じる。
「清水課長の二重線」が特に好き。

10/12【マカロンはマカロン (創元推理文庫)/近藤 史恵】
シリーズ3作目。私はフランス料理に全く馴染みがないけど、ビストロ、<パ・マル>に行きたくなるし、今回も三舟シェフの謎解きお見事。
表題作の謎は、岸部さんが高築くんより背が高いことと、実家に帰る前に髪を切っていたことで私もピンときた。
3話目「共犯のピエ・ド・コション」が特に好き。隅川さんが冬樹くんと親しくなった方法素敵と思うし、45歳なのに入れ歯があると勘違いしても再婚を躊躇しない館野さんに好感持った。ラストの一行も印象的。

10/6【マスカレード・ナイト (集英社文庫)/東野 圭吾】
(再読)文庫化購入(20.9/25第1刷)で読み返し。
シリーズ3作目。2作目はスピンオフだったけど違和感なく再度のホテル潜入捜査。
宿泊客からの無理難題への尚美の対応が興味深く、事件に関連している部分になるほど。初読時には我がまま過ぎる客を優遇することは正直不快だったけど。
新田と尚美がお互いにヒント出し合ってるのがいい。腕時計遅れの伏線納得感強い。
真犯人は許しがたいけど、警察への恨みを持つことになった担当刑事からの言葉は酷いと思う。
やっぱり能勢さん好き。氏原さんのキャラ面白い。

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<義母介護メモ>
病院:10/7(Y)、10/7(K)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:10/14
堤さん:10/11


読書記録('20.9月)

2020-09-30 23:57:00 | Book

「ミッドナイトスワン」9/25公開で先月から雑誌祭り、9月購入雑誌数凄くて嬉しい悲鳴。
<9/30時点で入手済分>
※ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK(電子書籍)
*日本映画navi vol.89 (NIKKO MOOK TVnaviプラス) (9/1発売)
*婦人画報 2020年 10月号(9/1発売)
*キネマ旬報 2020年9月下旬号 No.1849【表紙:草なぎ剛】(9/4発売)
*ダ・ヴィンチ 2020年 10月号 (9/4発売)
*AERA (アエラ) 2020年 9/21号 (9/14発売)
*週刊大衆 2020年 10/5号 (9/14発売)
*TV station (テレビステーション) 2020年 9/19号 (9/16発売)
*DVD&動画配信でーた 2020年10月号(9/17発売)
*サンデー毎日 2020年 10/4号 【表紙:草なぎ剛】(9/19発売)
*週刊朝日 2020年 10/2 号【表紙:草なぎ剛】 (9/19発売)
*週刊文春 10/1号(9/24発売)
*週刊文春WOMAN vol.7 (2020秋号) (9/24発売)
*CLASSY. (クラッシィ) 2020年 11月号 (9/28発売)
*ロト・ナンバーズ「超」的中法 2020年 11月号 (表紙)(9/29発売)
*月刊ザ・テレビジョン11月号
*女性自身9/22号(表紙)
*TV LIFE10/2号
*TVガイド10/2号
*ザ・テレビジョン10/2号
*週刊女性9/29/10/6合併号(新しい地図3人表紙)
*FRIDAY10/9号

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’20.9月読書記録
初読(4)+再読(3):7作品(8冊)
読書メーターより

9/29【片想い (文春文庫)/東野 圭吾】
(再読)性同一性障害を扱っている作品だから、映画「ミッドナイトスワン」(2020.9/25公開)を観たきっかけで読み返したくなった。
単行本での初読2001年当時よりLGBTへの理解は深まっているだろう今でさえ戸籍の性別変更条件は厳しいから、殺人事件の裏にあった美月たちの秘密が切ない。
解説によると、本作の構想がひらめいたのはSMAPの名曲「夜空のムコウ」を耳にしたときだとのこと、青春の追憶や友情を感じる内容になるほどと思う。
西脇が細かい部分に気付き真相に迫る過程に納得でミステリとしても満足。

9/20【クスノキの番人/東野 圭吾】
クスノキ祈念とは何か?と興味深々で読み進み、それがわかったときあまり驚きはなかったけれどなるほどと納得。
佐治家のケースは感動的と思うけど、クスノキを通じての受念でなくても父親の意思を受け継ぐことができた壮貴のケースがもっと好き。
クスノキ祈念という形に救われる場合もあるだろうけど、玲斗は素晴らしい甥だとわかった千舟のように、クスノキの力なんて不要で伝え合うことができる相手がいることが一番嬉しいことだと思う。

9/16【カーテンコール! (新潮文庫)/加納 朋子】
(再読)文庫化購入(20.9/1発行)で読み返し。
1話の主人公は、体は女性で心が男性のトランスジェンダー。訳あって初読時よりもっと強く桃花の辛さを感じる。
繋がり見事な連作、納得のタイトル。
閉校の女子大を卒業できず半年間寮に入り特別補講を受ける女学生たち、それぞれが問題を抱えている。 「トオリヌケ キンシ」のように初めて知る病名が出てきたり、毒親の存在だったり、語り口が軽くて楽しいけど実は深刻と感じる。現実にも苦しんでいる人に門田理事長のような助ける人がいて欲しいと思う。

9/14【アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪/ベルトルト・ブレヒト】
ドイツの劇作家ブレヒトの戯曲の翻訳本。
「アルトゥロ・ウイの興隆」は大ファンの草なぎ剛さん主演舞台観劇時の興奮を思い出す。戯曲にはジェームス・ブラウンの楽曲は当然入ってないけど、上演に向けての指示に記されている“大げさなスタイルで演じられなくてはならない”に合う素晴らしい演出だったと思う。
「コーカサスの白墨の輪」は舞台を見たことがなくてわかりにくさがあるけれど、裁判は大岡裁きと同じだな、と思い爽快。過去に栗原小巻さん松たか子さんがグルーシェを演じているとのこと、2021年上演予定がコロナ禍中止で残念。

9/12【<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)/宮部 みゆき】
「きたきた捕物帖」に関連しているとのことで読み返そうと思ったら手元になくて購入。本作既読と思っていたけれど茂七親分が登場している他の作品と勘違いしていたのかもしれない。
茂七親分とおかみさん、手下の糸吉と権三のキャラが明るくて、辛い話も多いけど読みやすい。
日道は拝み屋としてではなく茂七親分に協力するようになるといいと思う。
謎の稲荷寿司屋が魅力的だけれど、正体がしっかり明かされないまま「きたきた捕物帖」になったみたいで切ない。多分探していた子供がきたきたの喜多次だと思いそれは大いに納得。

9/9【桜ほうさら(下) (PHP文芸文庫)/宮部 みゆき】
(再読)「きたきた捕物帖」とシンクロしている本作の読み返し
第三話のお吉への和香の話がグッとくる。桜の精というイメージから一転、悍馬の和香が魅力的。笙之介は自分の母と同じと言ったけど里江は嫌い。里江は多分自分の非を認めてはいないだろうと腹立たしい。 初読時には、偽文書作りを笙之介が探し出して父の無念を晴らすのだろう、と思っていたけれど辛い結末となった。やりきれなさがあるけれど和香の言葉に救いを感じる。
太一の活躍が見事「きたきた捕物帖」でも今後もっと出番があるといいなぁ。

9/5【桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)/宮部 みゆき】
(再読)「きたきた捕物帖」とシンクロしている本作の読み返し。
少し忘れかけていたけど賄賂事件の真相が辛かったことを思い出して、ただでさえ酷い父の死の場面が初読時よりもっと恐ろしく感じる。
終盤の辛さがわかってはいるけれど、富勘長屋の人たちとの関わりが楽しいし、偽文書作り探しより先に桜の精探しが気になる。笙之介と和香が出会うことができて本当に良かったと再読でつくづく思う。
第二話の「とね以」が不味い鰻屋から旨い居酒屋に変わったところが好き。

9/2【きたきた捕物帖/宮部みゆき】
嫁いびりとか呪いや騙り等色々ゾワッとするけど、軽やかな印象の北一の語り口、素敵なおかみさん、周りの信頼できる人たちも好みで明るく感じる。
第三話で“きたきた”の意味がわかる、喜多次魅力的。 北一が文庫を作るシーンにワクワク。絵を描いてくれた若もいつか登場して欲しい。
どこかで見た名前多いと思って読後に調べたら「桜ほうさら」だった、富勘長屋、村田屋、手習所、笙さんの名前も出てるのに忘れていてトホホ(^^;読み返そう。

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<義母介護メモ>
病院:9/9(Y)、9/11(K)、9/11(H:爪)、9/23(O)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:9/14
堤さん:9/20


読書記録('20.7月)

2020-08-01 00:03:00 | Book

7/9は草なぎ剛さんの誕生日。
お誕生日おめでとうございます!
今まで想像できなかった苦しさを体験することになった今年、剛くんを想うと元気が出る気持ちがさらに大きくなっています。
ますますのご活躍を願ってます。


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’20.7月読書記録
初読(6)+再読(1):7冊
読書メーターより

7/28【カケラ (集英社文芸単行本)/湊かなえ】
美容整形外科医の久乃が、同級生だった横網八重子の娘有羽の死について関係者に話を聞いていく形で物語が進む。
湊作品らしく話言葉のみの表現。共感しにくい部分もあるけれど登場人物それぞれの語り口に引きこまれるし、聞き手の久乃の人物像が本人の言葉は記されてないままなんとなくわかってきて面白く感じる。
プロローグとエピローグでの久乃の主張はなるほど感大きい。タイトルも納得。

7/21【イマジン?/有川 ひろ】
映像制作会社のお仕事興味深い。製作と制作の違い初めて知った。
制作スタッフは身も蓋もなくいえば「雑用係」とのことだけど、現場のスタッフやキャストの気分がアガるように差し入れの出し方も工夫する仕事ぶりに感じ入る。
タイトルと設定少し変えての有川作品映像化わかりやすくて楽しい。エッセイで読んだ”観る権利も観ない権利も尊重を”も入っている。
今までドラマや映画見てクレジットに出る映像制作会社気にしたことなかったけど今後は確認したくなった。「殿浦イマジン」という社名なるほどでタイトルも納得。

7/15【逆ソクラテス (集英社文芸単行本)/伊坂幸太郎】
短編5編どれも大満足!帯の言葉通り最高の読後感。 各話それぞれ好きなシーンや印象的な言葉いっぱい。 5話目のラストが4話目から繋がってるところ泣ける。リスタートできたんだね、店員さん。
登場人物殆どが好きな中、特に素敵な磯憲先生は伊坂氏小学校時代の担任の先生のお名前とのこと。磯崎先生から教わった大事なことが伊坂作品に表れているのかもしれない、伊坂ファンとしてリアル磯憲先生に感謝したい。

7/12【ミッドナイトスワン (文春文庫)/内田 英治】
大ファンの草なぎ剛さん主演映画の小説本。トランスジェンダーの凪沙を剛くんがどう演じるのか内容わかった上で集中して観たくて映画公開前に読了。
具体的な感想は現時点で記さないけど、泣きながら読み終えて強く思う、生きやすい社会になって欲しい。 重い内容だけど映画を早く観たいという気持ちがさらに大きくなった。

7/10【風間教場/長岡 弘樹】
1月に木村拓哉さん主演ドラマ見て原作読みたくなり図書館で借りてシリーズ3作目まで既読、すぐ借りられなかった4作目の順番やっと回ってきた。
今回は落伍者ゼロを命じられた風間教場。教場1,2のように問題ありの教生は退校させるべきと思うし、本作冒頭紀野のケースはもっと辛いけど、優秀なのに辞めたがっていた教生を思いとどまらせる風間の方法が見事でシリーズ中一番好き。
久光校長は人望なさそうな感じだったけど凄い。
エピローグ、ラストの言葉の衝撃、切なさと納得感。

7/7【ホワイトラビット (新潮文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)文庫化(’20.7/1発行)購入で読み返し。
伊坂ワールド堪能。場面展開や時系列の複雑さも愉快な語り手に導かれるまま読んでいけば違和感なく繋がる。妙にしゃしゃり出る語り手や寄り道「レ・ミゼラブル」の手法面白い。
黒澤さんやっぱり素敵!「ポテチ」で泣かされた今村くんと中村親分も活躍。
主要人物の殆どが法を犯しているけれど徹底的に悪い奴だけ滅びる爽快感。
夏之目課長辛いけど少しは救われたと思う。

7/2【君が夏を走らせる (新潮文庫)/瀬尾 まいこ】
「あと少し、もう少し」で中学生駅伝出場メンバーだった原田君のその後。
必死に勉強したのに志望校への受験失敗、入学した高校には失望してむなしい日々を送っていたのが、先輩の娘1歳10か月の鈴香ちゃんの子守バイトをすることで成長。原田君最初から考え方しっかりしてるしできすぎと正直私は思ってしまったけど。(^^;
公園で会うお母さんたちがいい人ばかりなのは、子どもにそうあって欲しいと望むから良い人間であろうとしているのだと思う、という考えになるほど。
前作陸上部顧問上原先生登場が嬉しいし、今回も素敵。

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<義母介護メモ>
病院:7/8(Y)、7/10(K)、7/10(H:爪)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:7/15
堤さん:7/12