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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('23.9月)

2023-09-30 00:00:21 | Book
<9月購入雑誌>
「JUNON」 2023.11月号(9/24九州遅れ発売)
草彅剛:人生で、奏でたいメロディがあるということ。
「月刊 ザテレビジョン」2023.11月号(9/24年間購読)
連載「お気楽大好き!」


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'23.9月読書記録
初読(3)+再読(2):5冊
読書メーター

9/28『刑事何森 逃走の行先』丸山 正樹
〈デフ・ヴォイス〉シリーズのスピンオフ刑事何森シリーズ2作目。
既読作同様今作も社会的弱者の辛さが描かれていて胸を打たれる。 難民問題について「私たちは、何も知らないんですね・・」というみゆきの呟きが印象的。
タイトルに納得の「逃げる女」と「逃がす女」追われている女性がしたことは本当に罪なのか?犯罪者をかくまったり逃亡を助けることは犯罪だけど、フオンさんに正義を感じてしまう。
何森定年後も続編希望。荒井家も気になる。

9/26『もしかして ひょっとして (光文社文庫)』大崎梢
(再読)文庫化('23.9/20初版1刷発行)購入で読み返し。
大抵の小説は“もしかして”要素あると思うから本作のタイトルちょっと安易さ感じるけど、確かにどの話にも合ってると思う。
”ひょっとして”要素が一番多いように感じた5話目「かもしれない」もしかして登場する絵本効果かもしれない。
実在の絵本「りんごかもしれない」面白そう。Iちゃんが対象年齢になったらプレゼントしたい。

9/14『琥珀の夏 (文春文庫)』辻村 深月
読み応えあった。
先が気になりドキドキ。プロローグと帯に記されている言葉のように「見つかったのはミカちゃんじゃないか」と思っていて、中盤<ミライの学校>事務局の田中の笑い声から静寂シーンに衝撃受けたけど、納得感もあった。
弁護を引き受けた法子の「責任を負わなければいけないのは大人たちです。あなたは何も悪くない」という言葉が沁みる。
和やかで希望あるラストが嬉しい。

9/5『アンと愛情 (光文社文庫)』坂木司
(再読)文庫化('23.8/20初版1刷発行)購入で読み返し。シリーズ3作目。
いつも和菓子に関する蘊蓄が興味深い。
本作ではアンちゃんが成人式で振袖選びシーンも印象深い。着物だけ見るときと試着時の印象が違ったり、色や柄の肯定的な言い方になるほど。
あとがき後のお話「豆大福」での桜井さんの理由可愛い!師匠が作った「『豆』大福」見たいし食べたい、言葉あそびさすが!
シリーズ続編刊行の情報知って嬉しい。

9/2『二重らせんのスイッチ』辻堂ゆめ
国際養子のこと今まで知らなかった。
ヒヤヒヤ感あったけど、雅樹の弟と両親は多分悪い人間ではないだろうと感じながら読み進み、やっぱりでほっとした。
雅樹を信じジェイクから試されても見抜くことができた奈美が素敵。

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メモ
義母入院O:8/27~9/4(誤嚥性肺炎)

読書記録('23.8月)

2023-08-31 00:20:14 | Book
<8月購入雑誌>
「週刊文春」2023.8/17,24合併号(8/12九州遅れ発売)
阿川佐和子のこの人に会いたい:さだまさし
「月刊 ザテレビジョン」2023年10月号(8/24年間購読)
連載「お気楽大好き!」
「週刊女性」2023.8/22,29合併号(8/12九州遅れ発売)
表紙・〈特写〉新しい地図 この夏も3人に夢中…♡
「朝日新聞」朝刊(2023.8/6)
地図を広げて「天職を 大先輩たちのように」


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'23.8月読書記録
初読(1)+再読(4):5冊
読書メーター

8/25【さよなら願いごと/大崎梢】
(再読)文庫化('23.8/20初版1刷発行)購入で読み返し。
1章と2章の不穏なラストは心配しなくて大丈夫とわかっていても、時系列のミスリード巧いと思う。初読時には、2章に登場した祥子の母親は1章のあの子だろうな、とか色々騙されていた。
最終章で全てが繋がる爽快感。
沙也香の祖母のことは再読でも不要に感じてしまう。

8/18【二百十番館にようこそ/加納 朋子】
(再読)文庫化('23.8/10第1刷)購入で読み返し。
ネトゲを通じての仲間作りの面白さ、子島のお年寄りたちとの関わりでの刹那たちの成長や【BJ】さんのトラウマ克服、うまくいきすぎの感じはあるけど楽しい。 再読でタピオカさんやラクダさんのことがわかっていても、正体が明かされるシーンでやっぱり涙。

8/8【うらさだ (小学館文庫 さ 41-1)/さだまさしと ゆかいな仲間たち】
(再読)単行本持っているけれど、吉田政美さんの寄稿文が追加されていると知り文庫本('23.7/11初版第1刷発行)購入。
著名人たちが語る“さだまさし” 読み返し、改めて、さださんってホント凄い! そして、文庫版特別企画「俺は会社員なんだ。勝手に予定を入れるな!」 愚痴ってるけど楽しそう。(笑) ”今まで見たことがない「さだの表情」”ジーンとした。 ラストのオチ、吉田さん巧い!

8/5【猫弁と幽霊屋敷 (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)文庫化('23.7/14第1刷発行)購入で読み返し。
大好きな猫弁シリーズ8作目(第2シーズン3作目) 事故物件について考えさせられ、百瀬の言葉に感じ入る。 動物たち(ハクビシン含む)の無事や、猫弁オフィスを離れたゴッホ、ボコ、ハンニャも幸せで良かった。
毎回存在感大きい七重さん本作も印象深い。「子育ては女の仕事」には同意しにくいけれど、百瀬の母への言葉「おかあさんという女の特権を手放しちゃいけない」素晴らしいと思う。

8/2【ラブカは静かに弓を持つ/安壇 美緒】
読む前から印象的なタイトルだと感じ、意味がわかってさらに心に沁みてくる。 作中のミカサはヤマハのことだろうと思ったけどJASRACとの訴訟は知らず読後に検索。潜入調査が現実にあったとは..。
レストランでの演奏会に楽曲使用申請必要という橘の説明わかりやすい、著作権使用料の徴収システムは必要だと思う。でも裁判に出廷のための覆面調査辛すぎる。
自分で望んだきっかけではないけどチェロをまた弾くことになった橘、講師の浅葉はじめ音楽教室に通う人たちとの交流による変化に納得。
爽やかなラストでほっとした。

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メモ
義母入院O:8/27~(誤嚥性肺炎)

読書記録('23.7月)/ 剛くん誕生月

2023-07-31 22:55:04 | Book
<7/9 草なぎ剛さん誕生日>
49歳のお誕生日おめでとうございます!
私はバラエティや歌も大好きですが、俳優としての剛くん別格に感じてます。次々と発表された映画とドラマが嬉しくて期待でいっぱいです。
素敵に歳を重ね、今後のご活躍ますます楽しみです。


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<7月購入雑誌>
※「月刊 ザテレビジョン」2023年9月号(7/24・年間購読)
連載「お気楽大好き!」(僕の20代を一言でいうと「転機」)
※「アコースティック・ギター・マガジン」2023年9月号 Vol.97
(7/27・ネット購入)
斉藤和義×草彅剛 表紙 SP対談:ビンテージ・アコギを語ろう


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'23.7月読書記録
初読(4)+再読(5):9冊
読書メーター

7/29【ぼんぼん彩句/宮部 みゆき】
ご自身参加のBBK句会で生まれた俳句をタイトルにして書かれた短編小説12作。(ボケ防止カラオケの略BBKって愉快)
本のタイトルに感じる軽やかさ明るさとは違い怖い話ばかりで正直驚いた。あとがきによると「怖い俳句」という本に出合い俳句の世界に魅せられたそうで納得。
それほど怖さ感じない俳句が小説ではゾワっとしたり、不気味さや切なさ感じる俳句で小説もやっぱりとか、怖そうな俳句が小説は案外ほっこりだったり、それぞれになるほど。
プレゼント~のアヤミと薔薇落つる~のミエコに芯の強さ感じ、読後感も良くて好き。

7/23【コメンテーター/奥田 英朗】
17年ぶりに刊行、伊良部シリーズ4作目。
お馴染みの逆さ赤ちゃんの表紙にマスクもあり、1話目表題作と最終5話はコロナが背景として描かれている。コロナ禍での伊良部らしさ、マユミちゃんらしさ納得。
無茶苦茶過ぎるけど、神経症の症状で苦しむ人たちが伊良部に振り回されながらいつの間にか治っていて楽しい。
突端恐怖症だった猪野(「空中ブランコ」収録)が2話目に登場していて、伊良部について話してること頷ける。
3話目に伊良部の母親登場、なるほど感ある人物像。
<読メ登録なしでシリーズ過去作再読>
7/8【イン・ザ・プール】、7/17【空中ブランコ】、7/19【町長選挙】

7/15【物語の種/有川 ひろ】
コロナ禍の中での「物語の種、募集します。」企画、撒かれた種から芽吹いた物語をネット上で発表が2年近く続き、本にまとまったとのこと。
十篇の物語どれもが素敵! 一篇毎に読んだあと、種はこれだったのかという驚きと、なるほど確かにこの種からの物語だなという納得感。
〔著者からのひとこと〕も興味深い。 第四話「我らを救い給いしもの」での〔不運を幸せで上書きするのは意外と簡単、好きなもので押し流せばいい〕が印象的。
宝塚の種、推し活は幸せ上書きになるよね、と感じて楽しい。

7/6【逆ソクラテス/伊坂 幸太郎】
(再読)伊坂作品の中でも特に好きで待ち望んでいた文庫化('23.6/25第1刷発行)購入での読み返し。
短編5編どれも大満足!各話それぞれグッとくるシーンや印象的な言葉がいっぱい。
4話と5話の繋がり泣ける。磯憲先生の言葉「犯人はいつか社会に出てくることが多い。だからその彼を異常とか信じられないで切り捨てるのも怖い」に納得のラストが心地良い。リスタートの権利をもらっていた店員の涙ジーンとする。
文庫化記念インタビュー収録嬉しい。

7/4【トビウオが飛ぶとき「舞いあがれ!」アンソロジー/桑原 亮子】
NHK朝ドラ「舞いあがれ!」発の詩歌集。 貴司くん、秋月さん、リュー北條、八木のおっちゃん、それぞれの人物らしさ感じる歌。特に秋月さん、俵万智さんが解説で記されている通り、これこそが秋月史子女史ですよ!
子どもたちの歌での趣向も楽しい。ドラマに登場してた陽菜ちゃん大樹くんだけでなく、「にっぽん一周、短歌おしえます」の旅で貴司が出会った子どもたちの名前と地域もわかってほっこり。
貴司くんが舞ちゃんに贈った千億の星の歌やっぱり一番好き! 〔君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた〕

7/1【六人の嘘つきな大学生/浅倉 秋成】
(再読)文庫化('23.6/25初版発行)購入で読み返し。
巧みな構成、納得の伏線回収、爽やかな読後感、好きな作品。
再読で色々わかっているから、グループデスカッション時過去を告発されても事実を説明すればいいはずと思うのに動揺しすぎとか、初読時とは違うところでちょっと不自然さ感じながらも、ここの部分は伏線なんだよなー、と思ったり、また別のワクワク感持って読んだ。
一面だけを見て人を判断しないように心がけたいと思う。

読書記録('23.5月)・「デフ・ヴォイス」ドラマ化

2023-05-31 00:15:05 | Book
5/16に剛くん主演ドラマ制作決定が発表された。NHKサイト↓
早速原作本を購入して読んでみたら本当に感動作!
読書好きなのに今までこの作品を知らなかったのが恥ずかしいけど、剛くん主演でのドラマ化とても嬉しい。
シリーズ2作目「龍の耳を君に」と3作目「慟哭は聴こえない」も文庫本購入、まだ文庫化されてないシリーズ4作目「わたしのいないテーブルで」は図書館に予約済。
主人公がコーダといえば、昨年NHKBSで放送された「しずかちゃんとパパ」(今年7月地上波でも放送決定)がとても良かった。ホームコメディでのしずかちゃんでさえコーダとしての苦悩も描かれていた。
デフ・ヴォイスの荒井尚人の葛藤はさらに大きいし、ミステリ部分も重くて辛さあるけれど、原作の感動をドラマでも感じることができるはず、と期待している。


’23.5月読書記録
初読7冊

5/26【慟哭は聴こえない: デフ・ヴォイス  (創元推理文庫)/丸山 正樹】
シリーズ第3弾。 前作(2018年刊行)は1作目(2011年)から2年後(美和小1)、本作は1話小3の美和が4話中学生で現実に追いつく。会話にスマホを利用する若い世代のろう者登場等リアル感により惹き込まれた。
表題作1話とても辛い。最初感じ悪かった川島が119番して嬉しかったのに…。
1話ラスト一行は正直ショックだったけど2話ラストで安心、心からおめでとうと思う。
3話感動!シリーズ随一の名編と名高いとの説明文に頷く。
4話とエピローグは前作や2話からの再登場人物にワクワク
ラスト姉妹の羽ばたきが嬉しい。

5/24【龍の耳を君に (デフ・ヴォイス) (創元推理文庫)/丸山 正樹】
荒井尚人が主人公のデフ・ヴォイス シリーズ2作目。 前作から2年後の設定
小学生になった美和ちゃんの明るさが嬉しい。
法廷シーンがある第1話、荒井がさすがなのはもちろん、片貝弁護士の手腕素晴らしいと思う。クリスティの名作にオマージュを捧げたというタイトル「弁護側の証人」も納得。
第2話、新開が罪の重さを自覚して被害者たちに謝ることができて良かった。
プロローグから1、2話も伏線が記されていた表題作の第3話、被害者は誰で何をしていたのかがわかって切ないけれど、英知くんの成長が頼もしい。

5/18【デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)/丸山 正樹】
コーダである荒井尚人の葛藤、彼が関わることになった悲しい事件のやりきれなさ、色々辛いけれど救いあるラストで良かった、感涙。
姉が昔手話奉仕員をしていて私も少し覚えたのに日本語対応手話と日本手話のこと今まで知らなかった。益岡さんのおしゃべりシーンは当時交流していたろう者たちと重なる。
殺人は絶対悪いけど本作は被害者が卑劣過ぎるし、過去の事件での取り調べのずさんさが第2の悲劇になったと思う、悔しい。ミステリとしても満足。
大ファンの草なぎ剛さん主演でのドラマ化嬉しい。

5/16【君のクイズ/小川 哲】
伊坂幸太郎氏の推薦文をみて読みたくなった、確かに面白い。
クイズ番組割と好きで、早押し問題途中での正解はワクワクするしたまに自分でもわかるときもある。ですが問題とか、読ませ押し、確定ポイント等興味深い。
問題が一文字も読まれていない時点で答えて正解だなんてビックリだけど、三島がたどり着いたヤラセでなかった可能性に納得。本庄が明かしたゼロ文字押し理由は感じ悪いけど。
タイトルになるほど、ラスト三島の頭の中での問題の答えも印象的。

5/10【夜は不思議などうぶつえん (双葉文庫)/石田 祥】
タイトル見た時点では夜間開園している動物園の話かな?と思ったけれど違って、石田作品はやっぱり不思議設定。
不破さんの能力は動物に役立つことあると思うけれど、キリンののび子ちやんの餌のことで、自分のしていることはズルだと奥山さんのノートを見せて飛鳥に伝えるところが良かった。奥山さんの想いに涙。

5/6【元カレの猫を、預かりまして。 (双葉文庫)/石田 祥】
先に読んだ「猫を処方いたします」と同じように、読みたくなるタイトルとビックリ設定。
まさきが預かった猫はヨミチと名乗り関西弁を喋る。
本作読む少し前に偶然にもテレビでエキゾチックショートヘアを見て、インパクト強いブサカワちゃんだな、と思ったから、あの猫なら(ヨミチは雑種かもだけど)確かに関西弁似合う、と納得感あってより楽しく感じた。
元カレのその後が予想通りで涙、まさかヨミチまで?と心配だったけど、怖がって逃げた矢代くんともうまくいってるラストでほっとした。

5/2【猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫)/石田 祥】
書店で見かけて、知らない作家さんだけどこのタイトルは読みたくなる、と思い買ってみたら自分好みで当たりだった。5話ある連作短編集。
「中京こころのびょういん」で猫を処方された人たちそれぞれの話にグッとくるし、最終話でびょういんのニケ先生と看護師千歳さんの過去が明かされて涙。
タイトルに加え、帯の言葉「大丈夫ですよ、だいたいの悩みは猫で治りますから」も巧いと思う。

<5月購入雑誌・新聞>
※「朝日新聞」朝刊(2023.5/7)
地図を広げて「ほどほどが健康の秘訣」
※「月刊 ザテレビジョン」2023年7月号(5/24・年間購読)
連載「お気楽大好き!」

読書記録('23.4月)

2023-05-04 17:44:53 | Book
<4月購入雑誌>
*「ゆうゆう」2023年5月号(4/1ネット購入)
さだまさし「母が教えてくれたこと」インタビュー掲載
※「週刊女性」2023年5月9・16日合併号(4/28九州遅れ発売)
表紙・新しい地図「僕らの春2023」
※「おとなのデジタルTVnavi」2023年6月号(4/24ネット購入)
稲垣吾郎 草彅剛 香取慎吾 祝5周年 「7.2 新しい別の窓」
※「月刊 ザテレビジョン」2023年6月号(4/24・年間購読)
連載「お気楽大好き!」
紙面での「...レース場に立てるだけで順位関係なくすごいこと...」とか、Nキャスの森くんインタで知った「レースに復帰しただけで勝ちだから」という剛くんの言葉素敵!

4月は森くん復帰と、『まつもtoなかい』(毎週日曜夜9:00-9:54)初回4/30慎吾くんゲストで大感動だった!

<'23.4月読書記録>
初読(5)+再読(1):6冊
読書メーター

4/28【魔女と過ごした七日間/東野圭吾】
シリーズ3作目。2作目の「魔力の胎動」は短編集での前日憚、本作は「ラプラスの魔女」から7年後、円華と武尾(今作ではカタカナ表記タケオ)の再会胸熱。
円華と数理学研究所でエクスチェッドと呼ばれている子供たちの凄さはもちろんだけど、月沢克司の見当たり捜査員としての能力に驚いた。彼を殺した犯人の身勝手さ、警察の闇が腹立たしい。
AIの活用も必要だと思うけど「人間は、もっと人間の可能性を信じるべき」円華の言葉が印象的。
辛い事件でありながらも陸真と純也(彼の家族素敵!)の友情がとても良かった。

4/24【クスノキの番人(実業之日本社文庫)/東野圭吾】
(再読)文庫化(23.4/15初版第1刷)購入で読み返し。
初読時では、クスノキ祈念とは何か?ということが凄く気になっていたけれど、再読だから既にそれはわかっていて、玲斗の成長を強く感じながら読んだ。
クスノキの力で奇跡がおきた佐治家に感動あるけれど、クスノキを通じての受念でなくても父親の意思を受け継ぐことができた壮貴のケースの方が私は好き。
クスノキの力不要で伝え合うことができる相手がいることが一番嬉しいことだと思う。

4/20【成瀬は天下を取りにいく/宮島 未奈】
面白い!
読後思わず西武大津店をググったら現実に2020.8/31閉店、なるほど。商業施設が家族や友達との思い出の場所になること確かにあると思う、地域住民の感謝や寂しさの気持ちわかる。
インパクト大きい成瀬はもちろん、島崎のキャラ凄く好き!最終話に島崎のことで動揺する成瀬が愛おしい。
実在の人名や出来事が色々出てくるのもツボ。ミルクボーイのM-1優勝観たし「ちはやふる」愛読の私、大ファンのさだまさしさんの名前も出ていて嬉しい。

4/16【犬小屋アットホーム!/大山 淳子】
大山作品はいつも感涙。
二―シャンシャンという名前の施設で暮らす人と犬たち。それぞれの過去は辛くて胸が痛むけれど、フランス語で「犬小屋」の二―シャンシャンで暮らす人と犬たちの今と未来は、とても幸せそうで嬉しい。
猫弁百瀬、あずかりやさん店主桐島さんと同じくらい、犬小屋横須賀さん好き!

4/9【中野のお父さんの快刀乱麻/北村 薫】
シリーズ3作目。
知識が浅い私は難しいと思うところ多めだけど、様々な逸話が興味深く、美希とお父さんはじめ登場人物たちの会話が粋に感じて楽しい。
前作読んだとき、続編で手塚さんをお父さんに紹介して欲しいと思っていたけど、今回コロナ禍も描かれていてそれどころじゃなかったか、あまり進展ないみたい。

4/4【スキマワラシ (集英社文庫)/恩田 陸】
不思議なお話。大きなストーリー展開はないけれど散多の語り口に味わいあって読みやすい。
太郎の分析”コレクターという人種は、自分の存在したことの証を残したいとより強く願っている人じゃないか”なるほど。
不思議シーンでわかった散多の名前のこと、おぉ!と思う。一番肝心なことは両親に聞こえてなかったけど。
纐纈兄弟のユニークさ、醍醐覇南子さんの明るさ、ジローとナットの存在感、好き。