きいこのビーチコーミング日記

南房総の海でのビーチコーミング日記。写真と収穫物の紹介。 
初心者の同定用にコレクションも紹介していきます。

カノコダカラ、キムスメダカラ

2015年08月06日 |  タカラガイ
久しぶりにタカラガイ科の紹介。今日紹介する2種は、タカラガイ紹介の後に拾ったもの。両方ともレアですよレア! 出会った時は涙が出るくらいうれしかったです。 ビーチコーミング報告のブログで書いているので、一度画像は出していますけどね。 これからも、こうやってタカラガイ科の貝の紹介をすることが増えることを祈ります(笑)



カノコダカラ



今年になって2個拾いました。 そのうち1個はしっかり模様があるのですよ!! 模様があるものは、カノコダカラだと一目でわかるのですが、模様のないものは、全くわかりません。 ここら辺で拾えるカノコダカラの大半は模様がないものか、脇に少しだけ模様が残っているものが多いので、なかなか同定も難しい。

カノコダカラは、ちょっとプクっとしていて、ウミナシジダカラと似ています。 だから、模様のないカノコダカラを拾った時は、タカラガイに詳しい人に見ていただきました。 では、ウミナシジダカラとカノコダカラの違いはどこでしょう?




左がカノコダカラ。右がウミナシジダカラ。 両方とも模様が擦れていて良くわかりません。 貝のヘリをみると、ウミナシジダカラは、デコボコしたラインがありますがカノコダカラはありません。 プクっとした白い貝でデコボコがないものは是非拾って帰りましょう~




キムスメダカラ





これを見つけた時は「あ!キムスメダカラだ!!」と大喜びだったわけではなくて、「あ、でかいメダカラだわ。記録が出るかもしれないから拾って帰ろう(仲間内でタカラガイの大小記録を競っています)」でした。 

キムスメダカラは、メダカラに非常に良く似ているので、たぶん私も海岸に落ちていてもメダカラだと思ってスルーしていたのかもしれません。今回はたまたま大きかったから・・・・ 

で、海岸で貝を整理していたら・・  あれ??? これメダカラじゃないかも・・・・・・・・・  まさか、キムスメ? 一応貝の詳しい複数の方に聞いてみたところ、全員がキムスメだと言ってくれたので間違いなさそうです。


さて、メダカラとの違いは



左がキムスメダカラ、右がメダカラ。  確かに今回拾ったものは大きいのですが、タカラガイブックによると10.3mm~35.2mmとなっているのでメダカラとほとんど大きさは変わりません。 これは、キムスメダカラでも大きい方です。キムスメダカラの大きい記録狙えるかもです。

メダカラとの違いは、キムスメは歯の間がオレンジ色。私もこれでキムスメかも?と気づきました。 そして、貝の下の方の隙間が、メダカラはちょっと下品ぽく開いているのですが、キムスメはシャキっとしています。 さすがキムスメです(笑) 写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんけどね。 


ということで、私の手持ちのタカラガイは36種になりました。(コレクション紹介では、35種しか紹介していません。 あと1種はエダカラですが、擦れた個体なので紹介を控えています)



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