甘裸哲学

哲学をするのに特別な知識は必要ありません。このブログはあなたの固定観念を破壊して、自由自在に考える力を育みます。

自由意志

2013-08-17 15:47:52 | 大きな哲学
自分の意志で生まれてきた人はいないだろう
脳で物事を考えたり、身体を動かしたりするが
脳も身体も全て遺伝子に基づき作られたものである
全てが神(法則)によって決められているというのなら、我々に自由意志などないのではなかろうか?

いや、そんなことを言ったら、自由なものなど何もないことになってしまう
自由と呼べるものを一つでも認めるならば、全ての意志は自由意志であるし
自由と呼べるものを一つも認めないならば、全ての意志は自由意志ではないのだ
このように哲学では、立場によって同じ状況が真逆の言葉で表されることが度々ある
まあ、普通の人が「好き」と言う場面で
ツンデレは「嫌い」と言う、という程度の話だ

他の例もオマケ程度に挙げておこう
未来のことは確率でしか分からないが
確率に支配されている時点で自由と呼べるのかという話で
結局、自由意志の話と同じになるし
ここにオールオアナッシング、二極化された(両極端の)世界が広がっているのだ

で、結局何が言いたかったのかというと
我々は振られたサイコロに従って駒を進めてきたにすぎず
何をするにも自分の意志では自由に出来ないので
犯罪を犯そうが、どんなに善行をしようが
それについて責任を追及されたり褒められたりするのは
大変おかしなことである
が、しかし、そんなことでは世界が混沌と化してしまうから
我々は便宜的に罰や報奨を与える社会を採用している
「自由意志は存在するのだあああ!!!!!」

関連項目:ロールズの正義論

恐怖

2013-08-17 15:47:25 | 大きな哲学
恐怖とは、分からないこと、嫌なことに対して抱く感情である
以下に例を挙げて考えてみる

人間が怖い(何をしでかすか分からない)
自由が怖い(どうすればいいか分からない)
死ぬのが怖い(死んだらどうなるのか分からない、地獄が嫌)
無限、永遠が怖い(ずっと同じなんて嫌。よく分からないし)
自然が怖い(制御出来ないのが嫌。何が起こるか分からない)
お化け屋敷が怖い(出るのは分かってるのに何処で何が出るか分からないのが嫌)
浪人、留年が怖い(一年遅れるのが嫌。違う[分からない]集団に移されるのが嫌)
ゴキブリが怖い(きもいんだよ!!死ね!!!)


※恐怖は、無関心、知ったかぶり、無知の知によって克服できる場合がある
※分からないけど良いことは魅力と呼ばれ、恐怖とは区別される
※嫌なことだけど慣れてるし怖くはないという事例も報告されている
※嫌いだから怖いのか、怖いから嫌いなのかは個別に自分で考えてね


科学

2013-08-17 15:46:50 | 大きな哲学
この世界で一番流行ってる宗教は何だろうか?
「科学!」(即答)


僕は科学を信じるよ
たとえ、過去の有限個の実験データで未来を決め付けている(証明不可能な自然の斉一性原理を信じている)だけだとしても
大規模な人災を引き起こし、人々を人間不信にしたとしても
それでも僕は科学を信じるよ

ゲーテルの不完全性定理により、全ての理論は必ず矛盾することが証明されている
その影響もあってか、相対主義が随分と流行っているように思う
でもこの状況では、いつ虚無主義に陥るかも分からない
だから、僕は科学を信じるよ
科学は絶対に正しい
安心のために自分に嘘をつくことにしたのです

嘘がつけない人間→秘密が守れない人間(他人に聞かれた時に正直に答えてしまう)
あなたはこの秘密を守ってくれますか?
ここで同意した瞬間に、あなたは嘘つきへの道を歩み始めることになります
秘密を守れば、秘密をきいてきた相手に嘘をつくことになり
秘密を破れば、私に対して嘘をつくことになる

私に対して正直なら他人に対して嘘つき
他人に対して正直なら私に対して嘘つき
正直者は嘘つきなんですよ
全ての理論がこのように矛盾することを論理的にきちんと証明したゲーテルは偉い!
科学は絶対に間違ってるけど絶対に正しいのさ!(これが一元論となる)
だからこそ僕は科学を信じる!

価値観

2013-08-17 15:46:18 | 大きな哲学
世の中は思想で溢れてる
「ああするのがいい」「こうするのがいい」
色々な人が違ったことを主張する
どれが正しくてどれが間違っているんだろう


「どいつもこいつも詐欺師ばっかりだ」
そういう風に考えたあなたは価値絶対主義者だ
「何かが絶対に正しくて、それ以外は全部間違っているはずだ」
「間違いは正さねばならない。詐欺師どもに罰を与えるべきである」
こうして何かを狂信し、それに従わない人間を攻撃し始めたら原理主義者と呼ばれる


しかし、多くの人々は価値相対主義者だろう
「何かが絶対に正しいとは限らない。勝った方が正義になるだけだ」
「多数決で勝つためには多くの人々の賛同を得る必要がある。多くの人々にとって都合の良い話(詭弁)をした方が勝つのだ。偉そうにしてて皆から反感を買ってる奴を叩いて、社会的弱者が可哀想だと主張しておけば大体勝てるはずだ」



そうして価値相対主義者の一部は虚無主義者へと変化する
「議論はどちらが正しいかを決めるのではなく、どちらが多数派かを決めることしか出来ない。我々の全ての活動は正しいとも間違っているとも言えてしまう無意味な行為なんだ。全ては無意味。こんな世界に生きる意味はない」



現在では、価値相対主義に基づき、色々な価値観を持った人々が混在した社会になりました。ゲマインシャフト(共同社会)からゲゼルシャフト(利益社会)へと移行したのです。
一方で、価値多元主義というものがあります。これは、価値観が異なる者で住み分けをすべきだという考えであり、昔のような閉鎖的な社会に戻ろうという考えです。
この方が効率的なのですが、色々な価値観に触れる機会がなくなり、ほとんど全ての共同体において、よそ者を排除する習慣が生まれると考えられます。


ブログを再開します

2013-08-17 15:44:07 | 狂人日記
また、戻ってきちゃいましたw
改めてよろしくお願いしますw