この天皇の御世に、大和朝廷を始め、日本各地の領袖たちは、中国の秦の国からの帰化人が持つ当代随一の世界的な技術文明を使って日本創生や地方創生を行ったのです、その主なものが灌漑土木工事です。それを古事記には
“又役秦人”
と書いております。
この「役」を言う字を「延陀弖々<エダテテ>」と読ませております。「えだつ」というのは、ある程度強制的に仕事を課すという意味があるのです。しかし、この同じ「役」という字でも、本居宣長は「古事記伝」の中で、
「書紀には此の字<ツカヒテ>とも訓り」
と書いております。<エダツ>でなくツカヒテ>です。ツカヒテというのは、「そこら辺にいる人を使って」と云う位な漠然とした簡単な意味に捉えるのですが、<エダツ>となると、そうは簡単に事が運びません。そこら辺りに点々と屯しておっただろう帰化人達を一か所にかき集めるように招集して、半強制的に働かせておる様子を言うのです
要するに、この時代の日本では、各地で、秦から帰化した人達の新しい文明を利用して、それまでは不可能だったような大規模な土木工事に半強制的に従事させてたのではないかと思われるのです。
文字という文化の持つ威力が、たった、この一文字の中に表されて、その時の人々の色々な思いまでも想像できます。この「役」という一字で、その仕事の内容や、人々の願いや、更に、その時代の社会情勢までも、十二分に把握できるような、何て素晴らしいものだということが分かります。
改て、漢字だけが持つ文字の壮大な威力を感じずにはいられませんよね。中国人の偉さです。ローマ字よりも、その他何ものにもない魔力だと言っていいと思います。そんな漢字を大切にしたいものですね。英語よりも何語よりも美しくて魅力ある言葉だと私は常々思っているのですが。
今日は、又、又、横道にそれてしまいましたがご勘弁を。ご感想をお聞かせくださいませ。
私のメール biryo@po12.oninet.ne.jp
“又役秦人”
と書いております。
この「役」を言う字を「延陀弖々<エダテテ>」と読ませております。「えだつ」というのは、ある程度強制的に仕事を課すという意味があるのです。しかし、この同じ「役」という字でも、本居宣長は「古事記伝」の中で、
「書紀には此の字<ツカヒテ>とも訓り」
と書いております。<エダツ>でなくツカヒテ>です。ツカヒテというのは、「そこら辺にいる人を使って」と云う位な漠然とした簡単な意味に捉えるのですが、<エダツ>となると、そうは簡単に事が運びません。そこら辺りに点々と屯しておっただろう帰化人達を一か所にかき集めるように招集して、半強制的に働かせておる様子を言うのです
要するに、この時代の日本では、各地で、秦から帰化した人達の新しい文明を利用して、それまでは不可能だったような大規模な土木工事に半強制的に従事させてたのではないかと思われるのです。
文字という文化の持つ威力が、たった、この一文字の中に表されて、その時の人々の色々な思いまでも想像できます。この「役」という一字で、その仕事の内容や、人々の願いや、更に、その時代の社会情勢までも、十二分に把握できるような、何て素晴らしいものだということが分かります。
改て、漢字だけが持つ文字の壮大な威力を感じずにはいられませんよね。中国人の偉さです。ローマ字よりも、その他何ものにもない魔力だと言っていいと思います。そんな漢字を大切にしたいものですね。英語よりも何語よりも美しくて魅力ある言葉だと私は常々思っているのですが。
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