キューピーヘアーのたらたら日記

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好き嫌い

2023-04-21 16:25:07 | 雑文
こないだ行きつけにしているカラオケパブのLちゃんが、

野菜が大嫌いでお肉しか食べないと言っていた。



僕も子供の頃は

チーズやトマトやセロリが嫌いだった。



だが、うちの両親は

食べ物に関してはとても厳しく、

好き嫌いは絶対に許してもらえなかった。


出されたものはどんな時も残さず全部たいらげる、

というのがうちのルールだった。



両親の厳しい躾のおかげで

僕は好き嫌いのない人間に成長した。






父が亡くなった後、

あるとき母が

私うなぎ嫌いなの

と言った。


またあるとき

シメサバ嫌い

と言った。





そうだったのか。


今まで、子供の躾のために

嫌いなものを我慢してきたのか



と申し訳なく思った。






だが、


そんなある日


いっしょにすき家に行って


僕がうな丼を頼んだら


母も


私も同じのでいい



え?嫌いなんじゃ?



だが母は美味しそうに食べてしまった。





シメサバに関しては


母が嫌いなんだと思って


僕は何年も食べたいのを我慢した。


でも、ある日どうしても食べたくなって

食卓に出したら


母は美味しそうにひと竿たいらげ

もっと食べたそうな雰囲気まで醸し出している。







ありゃりゃ?



母の嫌いと言うのは


他人の好き嫌いに話を合わせるために


自分も何か嫌いなものを挙げておいた方がいいかしらん


って程度の



テケトーーーなものだったのだ、


と結論した。




ウナギは蒲焼の裏面がヘビの皮に似てて気持ち悪いってだけで


シメサバは「安物ばっか食わせるなよ」


って意味なんだろう。








女の人はホントに難解だ。

















チーズにはチーズの広大な味覚の世界があるし


トマトやセロリにも豊かで美しい味覚の世界がある。




チーズやトマトやセロリが嫌いなままだったら


それらを知ることなく人生を終えていたのだ。







あらゆる食材をすべて好き嫌いなく愉しめる味覚は



人生の最高の宝だ。

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