愛知県犬山市継鹿尾山にある寺院。
継鹿尾山 八葉連台寺 寂光院(つがおさん はちょうれんだいじ じゃっこういん)
東海三十六不動尊第二番
尾張33観音20番
尾張三弘法(あと2つは犬山成田山(大聖寺)と小牧龍音寺)
普段は寂光院もしくは「つがお観音」と呼ばれています。創建は白雉5年(654年)、奈良の道昭和尚が孝徳天皇の勅願を以て七堂伽藍を建立したとされており、1350年の歴史を積み重ね尾張最古刹と言われています。現在では「もみじでら」の愛称があるように晩秋になると素晴しいモミジが見られます。
岐阜県側から犬山橋を越えてすぐ左に折れ、約1.5キロほど川沿いに進むと寂光院参道の入口がある。それを少し過ぎた辺りに不老公園があり、そこにケッタを止めた。ここでのモミジが素晴しく少し西日を浴びた赤や黄色の葉が燃えるように色づいていました。
この不老公園から見る木曽川の流れも絶景でした。画面中央の橋が犬山橋。その右の岩山が鵜沼城跡。日本ラインの名の如くゴツゴツした岩が川の中に浮んでいるようです。
参道から本堂までには約300段の石段があり、観光客の方々はフーフー息を切らしながら登っていました。しかし登るだけの価値がある素晴しいモミジの数々が迎えてくれます。左写真は参道中腹にある石造。ちょうど皆がくたびれた辺りで小坊主さんが笑顔で迎えてくれます。「お疲れ様です」と。。。
上までたどり着いた先には本堂(最上部写真)。鐘楼に掛かるモミジの色が特に鮮やかで燃えるような赤い色をしていました。そんな所に季節外れの桜がチラホラと…。
正直、モミジとかあまり感心は無いと思っていたのですが、これ程の素晴しいモノを見てしまうと本心から感動しました。ちょうど日が傾き始めた時間に訪れたのも葉に透かせて木漏れ日が差し、より美しさを際立たせてくれたのかも知れません。また来年も見にいきたいと思いますね。。