美濃市にある旧名鉄美濃駅の駅舎。
1911年に美濃電気軌道の上有知駅として開業(2ヶ月で現在の駅名に)し、1930年の名鉄に吸収され名鉄美濃町線に。そして1999年の美濃~新関間廃線と共に廃駅となりました。現在は「旧美濃駅保存会」の方々により、駅舎及び車両が展示保存されています。また駅舎内に「のりものや」さんという鉄道グッズを販売しているお店もあります。
自分が子供の頃には岐阜市内線をよく利用していましたし、美濃町線も何度も乗ったことがあるので非常に懐かしかったです。左写真にあるのは「モ601号」(1970年製造)。美濃町線も走っていた車両です。恐らく自分もこの車両に乗ったことがあるのかも知れないです…。市内線はワンマンカーだったのでバスの運賃と同じように運賃箱に入れる方式でしたねぇ。これ(右写真)も懐かしい。美濃町線は車掌さんが乗ってましたね。
左の車両が「モ512号」(1926年製造)。大正時代のモノです。これは2001年に名鉄谷汲線が廃線になるまで活躍していたような…とにかく大正時代の車両がつい最近まで現役だったのは驚きです。本来のカラーは赤白のツートンなんですがセピア色の方が似合う感じがしました。
右の車両が「モ593号」(1957年製造)。赤の名鉄には珍しい緑と白のツートンです。どうやら製造当初はこのカラーだったものの後に赤に塗りなおされ、美濃町線廃線間際になって再度、緑と白に塗り直されたようです。兄弟たち(同型車両)は今も高知県で現役として走っているそうです。