美濃加茂市太田本町4にある石碑です。
「左 西京伊勢 右 関上有知 道」とあり、明治25年建立のものです。
ちょうど中山道太田宿の西端にあたり、
左(南)へ向かうと木曽川にぶつかり、西へ向かう中山道を進みます。
右(北)へは刃物の町・関や、和紙の町・上有知(現・美濃市)へ行きます。
萬蔵石碑はどれも彫りが深くて読みやすいのですが、この石碑は特に保存状態が良いです。
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美濃加茂市古井町下古井にある道標です。
「左 飛騨高山 八百津 麻生」
「右 東京 善光寺 道」
とあります。
中山道太田宿の東端にあたり、国道21号の神明堂信号東にあるY字路にあります。
左へは飛騨街道。右へは中山道の分岐に当たる場所だったと思われます。
石柱が萬蔵道標の中で珍しく一枚岩に彫られたものですあり、パッと見やすい形状です。
恐らく当時よりこの場所がY字路であった為に、石柱より見やすいと判断したのでしょうか??
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美濃加茂市森山町3にある道標です。上の下古井にあった道標を左に約4キロ進んだ先にあります。
「左 川辺 麻川 飛騨高山」
「右 かね山 八百津 木曽路」
とあり、明治25年に建てられたものです。
森山町本町信号を北東へ200mほど行った所にあります。
左へ行く飛騨街道は川辺・麻生を経て高山へ行く現・R41沿い。
右は飛騨川を渡り、兼山・八百津へ向かう街道へ。
飛騨川に掛かる青柳橋は木製の吊り橋として当時からあったそうです。
石碑は途中で折れたり欠けた部分をセンメト等で繋いだ後がみられ、痛々しいです。
以前は別の場所に保管してあったそうですが、平成15年頃に立て直されたそうです。