さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴15年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

CNJ 「がん医療シンポジウム」に参加

2007年04月08日 21時12分29秒 | 日記
今日は、CNJ主催の「がん医療シンポジウム」に参加した。

「欧米のがん治療標準薬は日本で本当に使えないの?」
~抗がん剤医療の問題を考える上で知っておくべき事~

というタイトルのもとに基調講演とパネルディスカッションが行われた。

以前、CNJの柳澤さんにご案内いただいた今回の企画、
私は入院中にお世話になったナースを一人誘って行ってみることにしました。
そのナースNさんの病棟では内分泌外科の患者さんも多く入院されていたのもあり、彼女は乳がん患者さんの相談にも乗っていたんです。
そして、今年は乳がんの認定看護師を目指したいというので3月で退職しており、
なんていうか、ちょうどいい機会なのでは??なんて思った次第で。

基調講演の内容は、CNJのHPで近日中にも使用した資料をupするということなので、
ここでは説明は省きますが、
とても、刺激的な内容でした。
1時間半程度のものでしたので、本当に表面的な内容でしかなかったのかもしれませんが、全くもって無知な私にしてみれば、とても面白い内容を分かりやすく説明していただき、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
とにかく、抗がん剤医療において、現在さまざまな問題を抱えていることは良くわかりました。

いちナースとして、いち患者としては、患者さんにとってハッピーな方向に向かってほしいと切に願うのですが、
患者さんのハッピーが、他の多くの人達のアンハッピーの上にあるのであれば、
結局はそんなハッピーは患者さんにとっても決してハッピーなものにはなりません。

答えのないもの、と言っていましたが、
ほんとうに難しい問題なんだな~と思いました。

それにしても、私はこのようなポジティブなエネルギーの集まりがとても心地よく感じました。
より良いものを目指して、何が出来るんだろう…って考える人達。
とてもきれいな心をしている人達の集まりだからなのかもしれません。

現在の医療の現場で良く耳にする
「仕方ない」
という言葉が私はとても嫌いです。
「こうしないと、病院の経営が成り立たないんだから仕方ない」
と。
組織として、より良いものを目指していこう!というパワーを、
スタッフレベルが感じることが出来ない現状は本当に不幸なことだと思います。
変えていこうとする力のある人は認められず、
結局はバーンアウトしてしまう、
そんな現場を、本当に不幸だと思います。

人を増やせばいいという問題だけではありません。
もちろん、人を増やすことも必須です。
なぜならば、本当によく働いているんです。
考える余裕さえないくらいに。
でも、もう少し実現可能なレベルで物事を考えなければいけないと思います。

いずれにしても、世の中、想像力が欠けているのかもしれません。
夢を描くことが出来ない、というのかなあ。
勿論、私自身もそうであると思います。
だからこそ、今現在人生のミッションを模索しまくっているわけです。

良くわからなくなってしまいましたが、
向かうべき道をしっかりと見つめ、
自分に何が出来るのかを考えながら、それを行動できる人でありたいと思います。
「道こそゴール」
本当にそうである自分になるために・・・

明日は、2週間ぶりの受診。
データは若干気になりますが…。
とにかく、今週も一週間元気に働けるようにしたいと思います。

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2 コメント

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ありがとうございました。 (柳澤@CNJ)
2007-04-10 01:00:19
さゆりさん、ありがとう。
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>柳澤@CNJさんへ (さゆり)
2007-04-11 09:23:35
いえいえ、こちらこそ、ご紹介いただき本当にありがとうございました。

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