壮絶な譲り合いの末にドロー

心は、見えないけれど、心遣いは、誰にも見える。

…心遣いしたわけじゃねえんだろうけどさあ…(´・ω・｀)

２―２で引き分ける＝プロ野球・ロッテ―巨人(時事通信) - goo ニュース

延長十一回、規定により２―２で引き分けた。ロッテは一回、里崎の適時打などで２点を奪い逆転。巨人は五回に古城の犠飛で追い付いた。その後は互いに救援陣を攻め切れず、無得点。巨人は九回無死一、三塁の好機を逃したのが痛かった。　

[ニッカン式スコア]

兎：高木、西村、山口、久保、アルバラデホ、ロメロ＝阿部、加藤
鴎：渡辺俊、伊藤、内、薮田＝里崎
ＨＲ　石山坂本線６号

守備は頑張っちゃいるんだけどねえ…(´・ω・｀)

守備は清田に伊志嶺に、再三にわたって好守が飛び出したので、チーム内自体は決して集中力が途切れているわけではないし、逆に言えばチーム状態が本当に悪ければ守備からボロボロと崩れていくものなので、守備で崩れない部分に関しては好感は持てる。
ただしそれが打線の勢いに繋がらないのがなんとももどかしい…。
守備ではいいところを見せた清田にしても、打席に入れば打線ぶった切りマシーンと化していたというか、今日に関して言えば巨人投手陣相手に全く合っていなかったというか。
そういう意味でも、やはりターニングポイントは初回裏かなあ…。
無死満塁から福浦押し出し、サトタイムリーで２点を取り逆転、球を見ればめちゃくちゃに荒れている高木を今のうちに捉えておきたかったが、続く清田が三振、大松は完全に体勢が崩れた当たりがショートゴロ併殺…。

今日は日曜日にノーゲームになった試合分の予備日ということで、雲行きがかなり怪しかったこともあって客足が伸びず、最終的には１万人を割ってしまった今日のマリン。
そのノーゲームになった昨日の登録でファンが驚いたのが、不振で２軍に降格になっていた大松の再昇格。
では２軍で打てていたかといえばそうではなく、１１打数無安打。正直この数字でなんで首脳陣は悩める大松を１軍に呼び寄せたのか、全く理解に苦しむ。
確かに現状主力がけが人だらけで、主力の穴を控え選手が埋めているとは言いがたい状況で、打てる選手が一日も早く欲しいという意向は多分にあるのだろうとは思うけれど、２軍戦の打席を見ていても大松には全くオーラを感じない。むしろ南竜の方がよほど大きく見えたほどで、大松は引っ張ってナンボ、相手をびびらせてナンボの選手があれだけ小さく見せていれば、そりゃあ２軍の相手でも例え大松とて怖くはない。どんどん投げ込んで詰まらせて体勢を崩せばいいだけのこと。
その大松、今日はやっと久しぶりのヒットが出たけれど、それとて当たりそこねが逆方向へ飛んだレフト前へのもので、福浦師にならった変態的なバットコントロールというのならいざ知らず、引っ張らない、引っ張れない大松など、ファンの方には大変申し訳ないが大松ではない。
他の打席を見ても完全に泳がされていて、とても本来の鋭い打球が右中間に飛んでいくようなイメージは、現段階では全く沸いてこないのだ。
正直、この昇格は大松のためにはならない。これで結果が出ずにもう一度２軍へ落とされたとしたならば、悩める大松の現状は底割れの様相を呈するだろう。
人の精神状態って、そんなものなんじゃないですかね？西村監督。
そうならないためには、使い続けて結果を残してもらうしか方法がないのだが…。

その打線も繋がりを欠いており、相手からすれば伊志嶺と井口さえ警戒しておけばよいといった感。
事実、９回裏２死後伊志嶺にフォアを与えた読売ベンチは、アルバラデホに対して、当たっている井口を、右右でも敢えて勝負を避け右左でも福浦勝負の手に出て、それがばっちり的中してしまった。
井口の後ろがサブローなりテギュンなりいてくれれば、どうなったかは分からないにしろ、コンパクトに野手の間を狙うバッティングを心がけてくれただろうし、そうであるからこそ井口を３番に据える意味が出てくるのだが、現状はピンチになれば井口にさえ回さなければいいという感じで…。
延長１１回にしろ、今江が出塁して高口がしっかり送りバントを決めていれば、岡田がだめでも相手は伊志嶺、井口で勝負せざるを得ない状況は作れたわけで…。
最後の伊志嶺の当たりも最後は際どかったが、あれがもしセーフだったとしても２死１、３塁、当然井口は避けて福浦勝負に出たであろう事は想像に難くない。もしそうなっていたとして、どうなったかは厳密には分からないけれど、確率からすれば…。

打線はどこかできっかけが欲しい。
守備を見る限り、チーム状態は悪いといえるほど悪いわけではないのだから。