小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

神様仏様マートン様(※若干追記あり)

2011-05-26 23:59:59 | 千葉ロッテマリーンズ
なんでも今日5月26日は、元巨人のクリス・レイサムのお誕生日なのだそうでございますね。レイサムといえば思い出されるのは2003年5月21日の福岡ドームでの対ヤクルト戦。日本中を唖然とさせた珍プレーで一躍名を残した彼が、今ここに野球ファンの閉ざされていた記憶の扉が開かれる事件が起こりました。

レイサムビーム


ロッテ・井口が3ラン、阪神に連勝(読売新聞) - goo ニュース
ロッテ4―1阪神(交流戦=26日)――ロッテは一回、井口の3ランで先制。

 阪神は六回、マートンの適時打で1点を返した。

 ロッテは八回一死二塁、飛球を捕った阪神・マートンがボールを観客席に投げ入れたため、1点を追加。
 ロッテは九回を抑えの薮田が締めくくり、連勝を飾った。


[ニッカン式スコア]

○ にゃー 4勝2敗
S 破った 1敗7S
● 岩田鉄五郎 1勝5敗

HR 「誰も知らない盗塁王の井口選手」4号

いやあ…。
勝負事はその全てにおいて一寸先は闇と申しますが。
こんなたまげたこともあるんですなあ…。

4点全部貰った点で勝てちゃったよ…。

初回、先頭岡田の一塁ゴロの当たりをファースト関本が取れず1塁送球は同体でセーフ。
続く高濱の送りバントは岩田がファーストのカバーに入った平野へ悪送球で無死1、2塁。
そして井口がタイムリーでもいいところへレフトスタンドへデカイのをブチ込み、あれよあれよあれよというまの3点。

こーゆー時の成瀬は怖いのだけれど、成瀬もビッシビシ行くという気配はまるで見せず、適度に打たれて適度にランナーを出しながらも、適度に抑えるという安心のピッチング。
いや、成瀬はこっちの方が安心して見ていられるんです。
そらそうよ。
そらもう(バッタバッタと三振を取ってたら)アレ(絶対に一発を食らう)よ。
そう考えたら、適度にランナーを出してくれて抑えてくれた方が、こちとらは安心するんですよ。
要は息の抜きどころがあるから、逆に手痛すぎる一発を食らうことがない。

でもねえ…。
ランナーを出すのに点が取れないのよね…。
1回の3点だけだと正直かなり厳しい。6回に1点を返され2点差。
今日の成瀬に限って言えば、多分一発を食らうことはないだろうと思うような出来ではあるけれども、或いは、万が一、ランナーを出して1発を食らえばたちまち同点という嫌な展開。いわゆる「スミ3」という展開が、回を追うごとに重くのしかかってくる。
それに、岩田相手に再三ランナーは出すけれども、降板する7回までに結局3安打しか打てていなかったからなあ…。

そんな展開が音を立ててガランガラン崩れたのが8回表。
1死後今江がセンター前の当たりで好走塁を見せ2塁を陥れる。
思えばこの今江の好走塁が、この後の珍プレーの大きな伏線にもなっていたのだろうか。

清田の当たりはライトマートンへ…。

マートン痛恨のミス!アウトカウント間違えボールをスタンドへ・・・


…はあ?

まあいいや。どんな形であろうとダメ押し点はダメ押し点。
こんな形のミスが出たら、普通はもう流れはどうしようもないし、こんな展開でひっくり返されたらそれこそ暗黒だわ。
最終回の薮田の出来は、ちょっと逆転まで頭をよぎるものだったけれど、それでも難なく締めてもらってなにより。

マートンのシーン。
一応解説しましょう。
1死2塁で清田の当たりはライトマートンへ。直接捕球していますからアウトは成立して2死。
ところがこれをスタンドへ送球…という解釈になります。

【野球規則七・〇五(g)1】
二個の進塁が与えられる場合……送球が、
(1)競技場内に観衆があふれ出ていないときに、スタンドまたはベンチに入った場合(ベンチの場合は、リバウンドして競技場に戻ったかどうかを問わない)。
この際は、ボールデッドとなる。
(※以下追記)審判員は二個の進塁を許すにあたって、次の定めに従う。すなわち、打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球であった場合は、投手の投球当時の各走者の位置、その他の場合は、悪送球が野手の手を離れたときの各走者の位置を基準として定める


つまり、2塁から安全に2個の進塁が許されるので、今江はホームインということになります。
(※以下追記)このケースではマートン捕球後、今江はタッチアップを試みて3塁へ走塁していますが、マートンがアルプス席へ「送球」した時には今江はまだ3塁に到達していないので、タッチアップが成立したか否かは関係なく、マートンの手から送球が離れた時の今江の位置、即ち2塁から起算して2個の進塁が与えられることになります。
これは「タッチアップ+テイクワンベース」と記されている方々がかなり多いので、しっかり書いておかないと、似たようなケースで進塁が認められるのが1個か2個かでかなりごっちゃになりますから。「投球」がベンチに入れば1個、「送球」なら2個です。(追記ここまで)
これとよく似たケースが、セカンドゴロを1塁へ放ったらとんでもない悪送球になってベンチへ入っちゃったパターン。

ふざけたことに「今日の阪神はロッテに勝ちを譲ったということで…」などとぬかしやがるテレビのアナウンサーは、「今日は井口のホームランが決勝点になりましたね」などとたわけたことをほざいているけれど、冗談じゃない。マートンの失策がなければ勝てるかどうか本気で危なかったんだから。
まあ、逆に言えばこのマートンの失策でゲームは終わりましたがね。

なにはともあれ連勝は連勝。
勝って勢いをつけて週末の読売戦へ弾みをつけたいところだが…。

え、台風?
ダービーも危ないってマジ…?

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