小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

ついにタケシバオーのレコードが破られる

2006-08-27 23:37:40 | 競馬の話をしようか
1700メートルダートで日本レコード!! - JRA
小倉競馬10レースの阿蘇ステークス(ダート1,700m 雨・不良)で、12番サンライズキング号(和田 竜二騎手・56kg/栗東 石坂 正きゅう舎)が、タイム1分41秒8で勝利し、これまでの37年5ヶ月もの間破られていなかった、タケシバオー号の持つ記録、1分41秒9を上回る、1,700mダート競走での日本レコードを更新いたしました。
 なお、タケシバオー号のこの記録は、芝・ダート併せての最も古い日本レコードでありました


ついにこの日がやってきたか…。
芝・ダートを問わず、ここ数年でほとんどの日本レコードが塗り替えられ、より競馬のスピード化が顕著になっていた昨今にあって、ダート1700メートルの日本レコードだけは、厳然として破られることはなかった。
強い馬たちが集まる中央場所(東京、中山、阪神、京都)のうち、昔は元々設定がなかった京都競馬場以外ではダート1700メートルのレースは行われていたが、東京と阪神がコース改修で設定できなくなり、中山も設定はできるものの、中途半端な距離として、現在は100メートル長い1800メートルにまとめられている。タケシバオーがレコードを叩き出した東京のダート1700メートルも、平成初期までは、下級条件戦を中心に設定があったが、いつのまにかキリのいい1600メートルにまとめられ、2003年のコース改修で完全に消えた。
元々ダートコースは、芝コースの保全を目的として作られたのがはじめで、長らく日本の競馬はダート馬は冷遇される時代が続いた。平成にはいる頃は、ダートの重賞は府中のフェブラリーハンデと根岸ステークス、中京のウインターステークス(現在の東海S)、そうでなければ芝コース設定前の札幌を使う、若しくは大井の帝王賞しか方法がなく、ダート戦線が中央、地方合わせて整備されるのは、1995年頃まで待たなければならない。
つまり、ダート競馬が盛んになりだしたのもここ10年ほどのことであり、強い馬が現れて、旧来のレコードをどんどん塗り替えていくようになったのは、いわば自然の摂理なわけでだったのだが、元々が近年はローカル競馬場でしか設定のないダート1700メートルのコースレコードにあっては、ローカルに強い馬が現れることはそうないことから、なかなか破られることはなかった。

そうはいっても、ダート千七のレコードが破られるなら小倉だろう…とは確信していた。
今日レコードを塗り替えたサンライズキングのレースもそうなのだが、近年の小倉のダートは特にそうで、雨が降ると時計がメチャクチャ速くなる。こと小倉に限っては、重馬場や不良馬場になると、下級条件ですら時計が平気で2つ3つ速くなるのは当たり前なので、そのようなコース条件でオープン馬が走れば、37年ぶりのレコード更新も頷けようというもの。

これで日本最古のレコードタイムが更新されたわけだが、では、残るレコードで最古のタイムで残っているのは…、芝コースはほぼこの10年で更新されまくっていて、昭和の記録で残っているのは、全部中央競馬自体に距離設定がないものばかり。
ダートでは…、可能性があるのをピックアップ。

2歳
ダート1200 1分10秒9 トキノガバナー 1976/12/26(中山)

3歳以上
ダート2000 2分01秒6 ツキサムホマレ 1975/7/13(札幌)
ダート2400 2分28秒8 ピーチシャダイ 1983/1/6(中山)

1番可能性があるのは、中山の2歳1200かと。
2歳のダート路線は、昨年のフラムドパシオンなどと同様、ダートを走らせたら突如豹変…という可能性がおおいにあるので、すぐにでも時計を詰められるとしたらこの路線か。
ダート2000は、公営に行けば各所に設定はあるものの、中央では札幌が1989年(開設は90年)に芝コース設置工事を行ってから、設定できる競馬場がなく、レコードタイムもお蔵入りになっていたが、阪神競馬場のコース改修でダート2000の設定が可能になるため、そのうちの記録更新が期待される。
可能性が少ないのは中山ダート2400だろう。晴天が多い冬場以外の設定がほとんどなく、ましてや冬場のダートは凍結防止剤が撒かれてガチガチに重く、加えて下級条件でしか設定がないので、期待薄と見た方がいいだろう。

しかし…。
タケシバオーを生で見た! なんていう競馬ファンは、今どれくらい生き残っているのかね? 還暦は余裕で過ぎてそうだが…。

  


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