鎌倉のお寺巡り。
今回は、「海蔵寺」方面へ行って来ました。
鎌倉江ノ電側駅前。
いつ訪れても人の波。
それでも、小町通りよりは人は少ないけど。
↑ 今日も曇りぞら。
歩くのには良いのだが。
↑ 今日のお寺巡りは。
人があまり訪れない静かなお寺をめぐります。
↑ 寿福寺。
↑ 寿福寺案内板。
↑ 静まり返った寿福寺参道。
↑ 訪れる人が数少ない。
ひっそりとした静まり返った参道。
歩 いて次の目的地へ。
次に向かったのは、英勝寺。
↑ 英勝寺につきました。
↑ 英勝寺総門。
普段は閉じられています。
創立は寛永13年(1636年)開山は玉峰清因(水戸光圀の姉)、開基は徳川家康の妻、英勝院尼(江戸城を築城したことで有名な室町時代後期の武将太田道灌の子孫お勝)様。
なぜ、徳川家が鎌倉に・・の理由は、家康が源氏の血筋であるために鎌倉復興へ力を入れ、没落した関東名家の救済にもあたりました。
その際招かれた鎌倉で生まれた太田道灌の5代目の孫重正は不在だったために代理の妹お八を参上させたのですが、このきっかけで家康とお八(のちのお勝)が結ばれ、仲睦まじく暮らしていましたが慶長12年(1607年)に誕生した娘を4歳で亡くしてしまい、妻のお勝は大変な悲しみに沈みました。
家康は一計を案じ8歳の少年頼房を養育するようにお勝に命じたのです。
お勝は頼房を立派に育て上げ、水戸徳川家の基礎を築き上げました。
その後、家康が元和二年(1616)に逝去し、お勝は出家。先祖供養と自分の後生を祈るために寛永13年(1638)に家光の配慮により300石の寺領が許されたのでした。
英勝寺はその後、水戸家の御寺として370年もの歴史を重ねてきたのです。
↑ 現代だと、お勝手口にあたる。
英勝寺は総門ではなく「通用門」から入りますが。
高さが低いので、頭をぶつけないように気を付けて入ります。
それにしてもカラフルな心が躍る門です。
英勝寺は花のお寺をしても知られていますが。
花を観られる季節には、その日に観られる花の名前が書かれた木札が門に掲げられています。
英勝寺は鎌倉唯一の尼寺です。
↑ 受けつけで拝観料を納め。 ↑ この方面へ進むと竹林があります。
料金受けに300円を置き中に。
↑ 仏殿。
総門から入るわけでは無いので、最初に見えて来るのは仏殿です。
英勝寺には重要文化財が多くありますが、仏殿のその一つです。
「運慶作」と伝えられる本尊・「阿弥陀三尊立像」が祀られています。
徳川三代将軍家光の寄進だそうです。
↑ 季節の花、アガパンサス。 ↑ クロコスミア ルシファー。?
↑ 私が訪れた時は、鎌倉のあじさいはピークが過ぎ、終焉を迎えていました。
↑ 仏殿の周りには干支の彫刻が整然と。
↑ 仏殿。
↑ 仏殿。
仏殿の軒下には。干支の彫刻(🐶 🐄 🐯 等)が。
↑ 仏殿の扉を開けると。
↑ 神奈川県重要文化財指定の「祠堂門(唐門)」です。
↑ 徳川家康の妻英勝院の位牌を祀る祠堂。
↑ 山門。
↑ 立派な山門も重要文化財に登録。
上層部には、観音菩薩・勢至菩薩を祀り周りに十六羅漢像が安置されているそうです。
↑ 葵の御紋が。
↑ 立派な山門の上層部には。
観音菩薩・勢至菩薩を祀り周りに十六羅漢像が安置されているそうです。
その写真が飾られていました。
↑ 山門。
↑ 鐘楼。
鐘楼は鎌倉では唯一という珍しい「袴腰」という様式です。
時代劇に出てくるような雰囲気の鐘楼です。
↑ 左側洞窟、右階段を上がると。
↑ 英勝寺の山門横の崖に掘られた洞窟、三霊社権現。
洞窟内に入ることででき、洞窟中には石仏が安置されています。
入口から入り出口へ出られます。
私も一度興味本位で入りました。
↑ 太子堂と聖観菩薩。
↑ 古代を思い出す断層。
↑ 地層が隆起して。?
↑ 祠堂の裏のやぐら。
祠堂の裏のやぐらに安置されてる仏像。
太子堂の崖の上から確認することができます。
↑ 竹林の方へ足を向けました。
英勝寺には過去4回くらい訪れましたが、竹林が有ることが知らなくて他の方のブログで知ることができました。
竹林を訪れるのは今回で二回目。
↑ 階段を少し上ると竹林が。
↑ 裏にはそんな感じの竹林です。
↑ 鎌倉には、竹林のお寺報国寺もあるが、ここは訪れる方が少ないので。
静けさを求めるならここがお勧め。
竹林には細い道が整備されており、とても風情があります。
水戸徳川家のお姫様が代々住職努めましたが、竹林がある場所にお姫様の住まいがあったと言われています。
↑ 歴史を感じさせる五輪塔。 ↑ 半夏草。
竹林の途中には、木でできたベンチもあり、背の高い竹のお陰で日差しもあまり届かず涼しいので。
ここで少しくつろぐのも良いでしょう。
風のささやきを聞きながら。
↑ 五輪塔。
↑ 竹林と向かい合うように書院があります。
お茶席が開催されることもあるとか。
↑ 藤(白藤)の花の季節に訪れてみたい。
確か白い藤の花が咲くそうです。
↑ 竹林ともお別れ。
風の音がさらさらと、耳に心地良く聞こえるお寺。
↑ 英勝寺でした。
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