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アーユルヴェーダは、古代から人々を癒してきたインドの伝統医学です。おうちでできる簡単な免疫力アップ法!

アーユルヴェーダ病院の手術室

2020-06-20 20:00:53 | ラッド先生の診察室
こんにちは。
昨日の動画が好評で、アーユルヴェーダに外科部門があることに驚いたよ!とコメントをいただきました。
ありがとうございます!そうなんです。アーユルヴェーダは、学問を学びやすくするため、8部門に分けられています。
内科、小児科、精神科、産婦人科、毒物学科、耳鼻咽喉科、若返り科、そして外科学です。


インドのアーユルヴェーダ大学医学部時代に書いたコラムから一部を、ご紹介します!


アーユルヴェーダの外科治療は、古典によると紀元前3000年から行われているといわれます。

たとえば、形成外科は「サンダーナカルマ」と呼ばれ、古典にも義足をつけたという記述があり、「アンガプラティヤロハナ」という言葉は「臓器移植」という意味であり、古い文献にもそのような記述がでてきます。
また「プラワルガヴァイディヤ」とは、切られた頭をつなぐ医師という名称もであり、そうした記述が古典にあることにも大変驚かされます。
ちなみに外科手術は、今のヴァナラシ地域で特に発展していたそうです。

現在のアーユルヴェーダ大学の外科学のカリキュラムは、主に以下のような内容です。
アーユルヴェーダと現代医学、それぞれ両方の外科治療について学びます。

1.  外科学の歴史。
2.  炎症性疾患。
3.  化膿性疾患。
4.  潰瘍性疾患。
5.  異物の種類。
6.  焼灼法(火または化学薬剤を使うもの)。
7.  出血性疾患。
8.  手術用器具。
9.  腫瘍。
10. 骨折。
11. 関節の疾患。
12. 包帯の種類と固定法。
13. 骨髄炎。
14. リンパ腫。
15. 腹水症。

その他にも、外科手術の適応のある疾患・道具・治療について学びます。

ちなみに、1学年では解剖学を学びましたが、そのときは学内にある解剖学教室で実際の検死体を解剖し、現代医学の名称を覚えなくてはなりませんでした。
今まで理論として学んできたことが、臨床実習のおかげでパズルのピースのようにはまっていく感じです。

2学年では、学んだ薬草や製薬法を使って治療を行ったり、解剖学で学んだ内蔵などを実際の開腹手術に立ち会ったりします。
そうして、回復した患者さんともお話をして生の声を聞くこともできるので、臨床実習の時間はとても貴重です。

私がはじめて見学した手術は、帝王切開でした。
アーユルヴェーダの婦人科の教授が西洋医学の医師と一緒に手術しています。
またアーユルヴェーダの外科治療としては、アグニカルマといわれる焼灼法がありました。
魚の目に熱した鉄の棒をあてて焼灼します。
何度か焼灼する合間には、アロエヴェラの果肉をあてて冷やしています。



ぜひ、こちらにリンクしていますので、コラムをご覧ください。

 初めて外科の帝王切開に立ち会ったときの様子や、アーユルヴェーダ大学の学生たちの学園祭の写真などもありますよ!(^^)
このコラムを執筆したのは、6年前の今頃です。
インドも6月からモンスーンに入って、雨が降り始めた季節の記事です。
インドの雨は、夕方に、雲で薄暗くなった空からバケツをひっくり返したような大雨がざーーっと降ります。
建物の軒下で雨宿りをしながら、ココナッツの実が地面に落ちてきたのを拾って飲んだことを思い出します。


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