2010年5月19日銘記、2011年11月16日より発行したグアテマラ共和国 5 Quetzales ポリマー札です。
サイズ:1356×67mmです。絵画のようですね。気に入りました。
グアテマラ共和国は、中央アメリカ北部に位置する共和制国家である。北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面する。首都はグアテマラ市。
先コロンブス期にはマヤ文明が栄え、現在も国民の過半数はマヤ系のインディオであり、メキシコを除いた中央アメリカで最も人口の多い国である。経済的にはエルサルバドルと共に中央アメリカの中位グループに属するが、1960年から1996年まで続いたグアテマラ内戦により、治安や政治においてグアテマラ社会は未だに不安定な状態にある。
グアテマラはエル・サルバドルと並んで中米では経済的に中位の国である。国民総生産の4分の1を農業が占める。農業は輸出の3分の2を占め、また労働人口の半分が従事する。主要産品は、コーヒー、砂糖、バナナである。工業・建設は国民総生産の5分の1を占めている。
1996年の停戦により、36年間に及んだ内戦が終結したため、外資投入への障害は取り除かれている。1998年のハリケーン・ミッチ(Mitch)による被害は、近隣諸国に比べれば僅少であった。
グアテマラ経済はパナマを含めた中米諸国(約4,000万人)のうちの3割を占める。但し、中米諸国は、所得水準で、上位のパナマ、コスタ・リカ、中位のグアテマラ、エル・サルバドル、下位のニカラグア、ホンジュラスと三段階に別れ、その所得水準はいずれも先進国には遅れを取っている。国内の製造業が未発達であることから、高付加価値の製品製造がままならず、サービス産業の拡大が近年の傾向である。2000年以降、世界的な金利低下の恩恵をうけ国内のクレジットサービス及び貸付が拡大の一歩をたどる。
グアテマラの治安は世界159番目である。毎日約20人が殺害され、危険極まりないため、投資、企業進出には向かない。
貧困問題が恒常化しており、国民の生活水準は全体に低い。平均寿命は64歳。識字率は67.3%は中央アメリカでもっとも低い部類に属す。貧富の差は激しく、人口の10%が国民全体の所得の47%を占める一方、国民の57%が貧困層に属する。
都市部と農村部の貧困差も大きく、地方農村では、貧困層が76%に達する。国民の大多数を占めるマヤ族など先住民は、概して零細な小規模農業に従事し、また多くはスペイン語の読み書き能力をもたないため、他の職業に就く機会も少ない。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
正面は、フスト・ルフィーノ・バリオス(Justo Rufino Barrios 1873-1885)将軍、大統領です
1871年には自由党が童貞に勝利して政権に就き、1873年にはフスト・ルフィーノ・バリオスが大統領になった。以降1885年までバリオスの統治が続き、自由主義的な様々な政策が行われ、1879年には憲法が制定された(起草者はキューバ独立の父、ホセ・マルティである)一方で、ホンジュラスやエル・サルバドルなど近隣諸国との戦争を続け、またこの時期にインディヘナの共有地は解体されて奪われ、大土地所有制が強化された。また、この時期から経済がコーヒーモノカルチャー化し、1880年代には実に輸出の9割近くをコーヒーが占めるほどであった。こうしたコーヒー農園を目指して移民が導入され、1893年には日本初のラテンアメリカ移民が行われた。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
裏面は、グアテマラの義務教育です。
グアテマラの学校では今 (Republic of Guatemala)
学校はわが家
教育制度は、6・3・3制で、小学校の6年間が義務教育です。しかし、完全実施には至っておらず、非識字率は33%となっています。特に、先住民の子どもへのスペイン語教育の普及、地方農村での教育施設の整備と教員不足解消は、大きな課題です。
首都グアテマラシティにあるアメリカ・ラティーナ・クリスチャーナ・エバンヘリカ学校は、幼稚園から高等学校まで併せ持つ、男女共学の私立校です。
同校は、生徒に学校を自分の家のように思ってほしいと願い、「ここで生まれて、ここで育つ」という標語を掲げています。教師と生徒は親しく、気軽に話せる環境が整っており、学校生活に満足している生徒がほとんど。紙に書かれた校則はなく、ルール違反があれば、その都度、教師が生徒に説明し納得させる指導をしています。
こうした校風が地域にも受け入れられているようで、祖父母の代から通っている生徒も大勢います。
進路は保護者が選択
全校生徒は、およそ3,000人で、そのうち中学・高校生は約1,000人。1クラスに約30人が学んでいます。大学への進学率は市内の公立校より高く、約80%です。
1日の授業は、午前7時から午後1時30分まで行われます。1コマの授業時間は1時間ですが、30分で区切られることもあります。科目は、数学、自然科学、社会、国語、英語、美術、体育、コンピューターなど。また、書籍を読んで考える力を養う、読解分析など、日本では珍しい授業もあります。
高等学校では、文系か理系かを選択しますが、生徒より保護者の意思が大きく反映されるようです。
放課後、生徒たちは、友人とサッカーなどのスポーツをしたり、家の手伝いをしたりして過ごします。日曜日には、教会に行くことが習慣になっています。
出典:<財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2003年7月号」より>