あさねぼう

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会計検査院

2020-10-13 18:20:11 | 日記
農水省が2億円超過大支出 会計検査院指摘 果樹基準以下の農家に補助金
果樹農家が優良品目・品種への植え替えや新規の植栽をするのを支援する農林水産省の事業について会計検査院が調べたところ、植える樹木の本数が一定面積当たりの標準とされる本数に満たなかった場合でも、定額の補助金が支払われていたことが、関係者への取材で判明した。不適切な支出だったとして、検査院は農水省に改善を求めた。
農水省は2007年から、競争性の高い地域の優良品目を対象に、植え替えや新規植栽をした農家に補助金を交付してきた。金額は実際に植えた本数に関係なく、10アール当たりの定額が交付され、品種ごとに異なる。植え替えでは、ミカンなどのかんきつ類は23万円、桃やブドウなどは17万円など。
関係者によると、検査院が16、17の両年度に補助を受けた農家約1万1000軒を抽出調査したところ、約2000軒は植えた本数が農水省が内部で定める標準本数の半分以下で、こうした農家に2年で2億円を超える補助金が過大に交付されていた。標準本数に満たない理由は、密集による日照不足を避けることのほか、地域や個々の農家によって栽培方法が異なるためだという。
検査院は本数に下限を設けるよう農水省に求め、同省は今年度から標準の半分に満たない場合は補助金交付の対象外とした。【山崎征克】