あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

独立国家共同体

2020-10-06 18:14:03 | 日記
2018年現在、独立国家共同体に加盟しているのはロシア、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、キルギス、ベラルーシ、アルメニア、アゼルバイジャン、モルドバの9か国である。ソ連を構成した全15国のうち、バルト三国はCIS設立前に独立したため加盟せず、2004年5月1日に欧州連合に加盟した。

CIS加盟条約は12か国が批准しており、1993年1月22日にCIS憲章が制定されるまでは、CIS創設協定がCISの主な規約となっていた。CIS憲章の2章7項によって、加盟国はCIS憲章を批准した国家と公式に定められた。この憲章はウクライナとトルクメニスタンの2か国が批准していないため、この両国は正式な加盟国とはなっていない。しかしトルクメニスタンは憲章未批准にもかかわらず一貫してCISに招かれており、まるで加盟国のような状態にある。2005年8月26日にはトルクメニスタンはCISの資格を「準加盟国」に変更し、国連の認識する中立状態に合致するようにした。ウクライナは創設時参加国のひとつであり、1991年12月には加盟を批准したものの、CIS憲章の批准は拒否した。これは、ロシアがソビエト連邦の唯一の法的な後継国家となることに同意しなかったためだった。このため、前述の憲章によればウクライナはCISの加盟国ではなかったものの、CISへの参加は認められ続けていた。1994年には、ウクライナはCIS経済連合の準会員となっていた[20]。またジョージアは1994年にCIS憲章を批准し加盟したものの、2008年に批准を撤回して脱退した。

しかし2014年のクリミア危機によってロシアとウクライナの関係が極度に悪化し、ウクライナは2014年3月19日に脱退を宣言。2016年11月には、パヴロ・クリムキン外相が、同国のニュースチャンネル112ウクライナとのインタビューで、脱退に向けた準備を進めていることを確認した。CIS側は脱退を承認せず、2019年現在でも公式サイトによればウクライナは参加国のままである。

なお、議長国は持ち回りで務めるが、客員参加国でも議長国となることが可能である。実際に2012年にトルクメニスタンが議長国を務めている。また2014年の議長国はウクライナであったが[22]、2014年ウクライナ騒乱およびその後のクリミア危機の影響で議長国の座から退いた。2014年の議長国はベラルーシ(2013年の議長国)とカザフスタン(2015年の議長国予定)が共同で務めた。