今年の指し始めは1月5日(日)の四日市レーティングでした。
結果は2勝2敗。
復帰して優勝した回以外はすべて指し分けです。
まあもっとタコ負けするかもと思っていただけに自分としてはこれで少しずつ調子を上げていければと思っています。
今回紹介するのは4回戦の対Y氏戦。
Y氏は居飛車正統派なのでこちらが先手の場合は戦法の選択権がある。
最近の相掛かりはさっぱりわかんないのと難しいながらも興味を持っている角換わりを選択。
Y氏は早繰り銀を採用して下図の局面になった。
この先手の4七銀、4八金型は今では居飛車の一般的と言える形ですが、
相掛かり以外では実はほとんど経験のない形。
この形からは本能的に3八に玉を持っていってしまうのが以前の私だが、
抵抗感があるものの玉を5八のまま戦うことにした。
上図からの指し手
4五歩、同歩、同桂、4四銀、4六歩、4三金直、2四歩、同歩、同飛、2三歩、
2九飛、5四歩、7七桂、5五歩
中央で戦いが始まった。平凡に進めるならこの歩を普通に取り、以下同銀、同銀、5六歩、6四銀と
進むのだがその局面でぱっとした手が見えない。
手を抜こうにもどの駒を動かすのかも難しい…
そこですごく思いつきで指した手が…
上図からの指し手
9五歩
意味は9五同歩には9二歩と打って同飛なら8三角、同歩ならそこで5五歩と手を戻し
同銀、同銀、同銀なら9一角と打つ狙い。
しかしなんかこの付き捨てを咎められる順があるかもと思って
確信を持って指したわけではなかった。
Y氏は端は無視して5六歩、同銀、7五歩、同歩、8三角と急所のラインで攻めて
くるが、7四角と合わせてなんとか耐えていそうだ。
歩をたくさんもらったので玉頭を継ぎ歩&垂れ歩で迫りなんとか優勢を維持できているようだ。
それから10手ほど進んで△7二飛に▲7六歩と打ったのがちょっと踏み込んだ手。
▲7七歩の方が手堅いが玉を7七に逃げる余地を作った方がよりよいと思った。
いい感じの将棋だったが終盤でひよってしまった。
この5三歩が手堅いようで正しく応対されていたら互角近くまで戻される悪手で
正解は踏み込む4一角だった。
5七歩成~6八とと捨てて飛車を捌かれるかもと思っててたのだが、8八玉で耐えているようだ。
うーん、ここでも踏み込むべきかー
5三歩に対して4二飛と逃げられていたら4一角が打てずにまだ一山も二山もあったようだ。
本譜は8二飛と逃げてくれたので4一角と打って勝ちになった。
3回戦でW君と指した将棋が角換わり腰掛け銀で終盤の一失で負けただけに
この戦型を選択するにはより終盤力が必要ですね。
ほぼ毎日「将棋クエスト」の「ひとりで練習」で実戦詰将棋やってます。
55歳にもなって急に将棋が強くなるわけでもないですが、今年も楽しくやっていきたいですね。