昨日はブログ開始以来2222日目でした。最近は投稿が間遠になっていますが、日常生活のメリハリになっています。
先月下旬、中山熊野神社の藤を見た後、数日後に黒木町素戔嗚神社へ行きました。黒木町は八女市と合併しましたが、年配の方には女優の黒木瞳の出身地といった方が通りがよいかもしれません。八女茶の発祥地でもあります。
車を置いた駐車場は、昭和60年に廃線となった矢部線の黒木駅跡です。実際にこの路線を走っていたSLが静態保存されています。ここは矢部線の終着駅で、開通当初はさらに山奥の矢部村まで延伸する計画でした。
境内の大藤は見ごろを迎えていました。昨年はこなかったので2年ぶりです。
藤紫ともいいますが、藤の色は気品がありますね。淡い紫の先に濃紫があって、ちょっと白魚の群れを連想させます。
今年もまつりは中止になり、見学は出来ますが人はまばらです。一方通行の順路表示があります。例年は期間中に数万人もの人出があります。
正面が素戔嗚神社神社拝殿です。
社殿を囲むように藤棚が広がっています。
藤棚の下に手水舎。神社の向こうは国道442号です。この国道は家具の街・大川市から大分市まで九州を横断する国道です。まだ高速道路がない時代、この道路を経由して大分県の竹田市の先まで川釣りに遠征したことがあります。時間がかかりました。
樹齢600年の藤です。幹別れしているようで、どれが大本なのかわかりません。この藤は国の天然記念物で立ち入り禁止です。
神社そばにある椎茸生産者の直売店です。建物は昭和4年の建築。
国道まで藤棚がのびています。国道の藤棚は、数十年前に最初にここを訪れた時にはもう大きな花房が下がっていました。
国道は矢部川沿いに走っています。向こうに見える橋を渡って数キロ山道を登ると、大規模年金保養施設がありました。いい温泉が湧いていて、一度、現役の時に缶詰研修で一泊したことがあります。食事の後はレポート作成の宿題もあり、山中なので夜遊びも出来まいという算段でしたが、タクシーを呼んでこの町までパチンコに出かけた猛者がいました。
黒木町は中世の猫尾城下を起源とし、矢部山中にある久留米藩の在郷町でした。こうした町には必ず特産を生かした産業と醸造業があります。ここは醤油醸造の店。黒木町は重要伝統的建造物群にも指定された街並みがあります。詳しく調べてはいませんが、いつかゆっくりと歩いてみたいです。
醤油醸造業の隣にある酒蔵です。
先ほどの醤油業の倉庫。積んである頭大の石は重しでしょうか。いかにも地元密着の地場産業という雰囲気です。
帰りの駐車場近くの民家につつじが咲いていました。
大藤は毎年、まつりの期間が終わると翌年のために花房を刈り取ります。昨年は非常事態宣言でまつりを中止しました。しかし週末には多くの観覧客が押し寄せたために、やむを得ず最盛期だった房を早めに刈り取りました。まだ新型コロナの振る舞いがわからず、公共施設や集客施設がどこも閉鎖されていたころです。
しかしこれが物議を醸しました。ある評論家は藤に罪はない、藤の木へ侮蔑、苦痛を与えている、浅はかであるなどと地元の対応を非難しました。早めに刈り取らざるを得ない地元の苦衷に対し、いささかも心を寄せない知識人の傲慢さにやりきれない思いをしたものです。
さすがに地元紙は、藤の花は来年も咲くが人の命は一つしかない、という保存会の人の話も伝えてバランスをとっていました。
福岡県では今日からまた非常事態宣言下に入りました。図書館をはじめ多くの公共施設が休館し、公園の施設も使用禁止になります。ただ民間の集客施設は時間短縮で対応するようです。結局、1年たっても事態は改善しませんでした。国にはいろいろ言いたいこともあり、世間は百家争鳴の様相を呈していますが、個人としてはただ為すべきことを行うだけです。
私は星野村が大好きで昨年は3回も矢部村や
星野村に行きました
山の中をぐるぐる回って黒木町に出てきました
今年は藤が見えてよかったですね!!
あれを切ったニュースは強烈でしたね?
まわりのことを色々見せていただき感謝です
ドライブに出かけたい・・・
こっそり行きたいのですが<?>・・雨続きになりそうです
北九州は88人もコロナ患者さんが出ています
コロナワクチンの接種が終わったら、
少し遠出したいですね。
福岡県で急に感染者が増えたので驚いています。
公共施設が軒並み休館なので、また窮屈になりました。
黒木の藤は人も少なく、綺麗でした。