桜の便りが届くようになりました。気温も寒暖を繰り返しながら、本格的な春を迎えます。季節の変わり目のこの時期は、気持ちもどこか落ち着きません。
サラリーマンにとっては、もう一つ気持ちがそわそわする理由があります。それは会社などの多くは、3月が人事異動の季節でもあるからです。下旬になると、新聞の地方版に官公庁などの人事異動の記事が掲載されるようになります。
サラリーマンの宿命として退職や異動は避けて通ることは出来ません。退職はあらかじめ分かっているので、色々な感慨を覚えながらも落ち着いて迎えることが出来ます。しかし人事異動は自分で選択することが出来ません。
人事というのは、様々な要因が絡み合ってくるので単純ではないのです。結果として、皆が成程と思う場合もあれば、どうしてあいつがという場合もあります。中にはその人に関係なく、玉突きで職場を変わらざるを得ない場合も出て来ます。組織が大きくなるほど、人事の選択肢が増えてくるのです。
人事異動の風景は、サラリーマンにとって悲喜交々でしょう。でもそれがあるから、長いサラリーマン人生にメリハリがあるのかも知れません。
私はリタイアしてからは異動とは縁がないので、気楽なものです。それでも人の異動は身近にもあります。先日は学童保育所の連合会で役員の交代がありました。勿論辞令などはありません。また学童の指導員の異動があり、私の校区でも内示がありました。
異動ではないのですが、私自身にもささやかな予定があります。地域のお世話をしていた、ごみの分別指導員と自治委員の任期が3月で終わるのです。やれやれといった気持ちです。
我が家の沈丁花
人事の季節は悲喜こもごも,様々な人間模様が垣間見えました。
そんな職場で,『人事は,=人ごと他人事(ひとごと)』と悟ったように唱えていた先輩がいたことを思い出しました。
人事にはあまり関心がありませんでした。