日本維新の会 橋下徹共同代表の慰安婦問題発言について、私の意見を問うメッセージがSNSなどを通じて寄せられておりますので、ここにブログ記事を立ち上げることにしました。既に昨夜、アメブロ政治家公式ブログで、MSNニュース:「橋下氏、ツイッターで改めて持論展開も批判続出」の引用記事としてアップしましたが、こちらでは記事引用ができません。出来れば、両方ともご確認いただき、みなさんのご意見をコメントやメッセージでお寄せください。
■戦争は人心を狂わせる元凶
戦争は人心を狂わせるものです。だからと言って、戦時下のいかなる行為をも、戦時下であったことを理由に、肯定的に評価することは許されません。それは、「戦争」そのものがすべての元凶だからです。
■本音と建前は日本的マインドシフト
日本維新の会 橋下徹共同代表の慰安婦問題や合法的風俗営業に関する発言について一言、意見を申し上げたいと感じております。橋下代表が常に本音で語り、社会の問題を具体的に解決していくリーダーシップを発揮していることは事実です。
しかし、世界に向けて日本を主張するには、そもそも「本音」と「建前」という日本人特有の言葉やマインドの切り替えは、必ずしも世界には通用しないということを自覚しておく必要があるのだと思います。
■社会を治める日本の知恵
日本では昭和33年に売春禁止法が施行されるまで、売春は合法的な商売でした。これは、永井荷風の「墨東綺譚」(ぼくとうきたん)にも描かれているような、日本の風俗文化の一部として近年まで存在していました。
いわゆるお上(政府)が社会全体の風紀を乱さないように「赤線」地帯という特殊な地区を指定して、これらの商売が指定区域外にまん延しないように管理し、このことによって、性犯罪を封じ込め、社会秩序を守っていたと解釈されてきました。
まさに「本音」と「建前」を区別して、社会を治める日本人的発想がここにあります。
■「原罪」(sin)と「犯罪」(criminal)の区別
一方、キリスト教的価値観におけるアメリカ合衆国をはじめとする国家では、そもそも売春は「姦淫」(かんいん)とよばれる「罪」で、これを法で禁止していようといまいと、正当化することのできない行為だと解釈されてきました。
よって、これを「原罪」(げんざい)といい、人間が生まれ持っている「罪の属性」として認識しているために、「法律の範囲内で、いわゆる性的なエネルギーを、ある意味、合法的に解消できる場所が日本にある」との橋下代表の論点は、米軍司令官には受け入れられなかったわけです。
■受け入れられない日本人の本音
「法律の範囲」であれば、たとい「原罪」を犯してもかまわない。
これが日本人的な発想による「本音」であり、これが世界からは理解されにくい論理なのだということを、世界に向けて日本を主張するためには理解しておかなければなりません。
「法律の範囲」を超えた「原罪」(sin)から起こされた、法律に反する行為を「犯罪」(criminal)と呼び、これらの違いを区別することが肝要なのだと思います。そして、「犯罪」はその国の法律によって規定されますから、外国人の価値観の問題とはまったく関係ありません。
母国で認められていない行為を正当化するために、他国に移住することは物理的に可能かもしれませんが、それによって「犯罪」を犯すことにならなくとも、「原罪」は犯すことになりかねませんし、そのことは自分の良識と良心の問題となります。
■聖書に手を置いて宣誓する西洋人の本音
公職に就任するたびに聖書に手を置き宣誓を求められる国情を理解することは、相手国に対して効果的に日本を主張するためには必要なのだと感じます。
「人間はすべて罪びとである。」これが西洋人の本音です。
■日本人の「神をも恐れず…」に凍り付く西洋人
かつて国際連盟を脱退する日本政府の代表者の一人が「我々は神をも恐れず…」と発言し、各国首脳たちの表情が凍ったそうです。なぜなら、彼らのことばはすべて、「我々は神以外の何をも恐れず…」だったからたそうです。
橋下代表には、「司令官は凍り付いたような表情」を見せた原因を、受け止めて頂きたいと思います。
世界に向けて、日本を主張するために!
瀬戸健一郎(せとけん)
Kenichiro Seto (Setoken)
日本維新の会
Japan Resotoration Party
参議院比例区第23支部長(全国)
Director, Proportional Representation District 23
House of Councillors
いわゆる「自虐史観」について。
私の歴史認識は、まったく自虐史観とは異なります。それぞれの歴史背景や国際情勢の中で、国家国民としての判断や行為については事実と解釈を区別すべきと認識しています。その上で、日本国の立場を明確にしながら、国際世論を動かし、一部の人々に共有されている自虐的な歴史観を克服し、堂々と世界をリードする国家観を立上げていきたいと考えます。
おっしゃる通り、キリスト教が全てではありません。ご指摘の通り、日本におけるクリスチャン人口は永らく全人口の1%未満だと言われています。しかし、キリスト教のみならず、ユダヤ教もイスラム教もまったく同根の創造の唯一神を共有していることも事実です。
世界で最も重要な二国間関係だと言われる日米関係においても、中東問題等についても、国際的な交渉の舞台に立つ時に、相手の価値観の根底に存在する何かを理解しようとすることは必要なのだと思います。
国際関係において、毅然たる態度を取ることと、相手国の根源的なコンテキストを理解することは異なることであり、外国の価値観を日本人が押しつけられる筋合いはまったくないはずだというYOSHIYUKIさんのご指摘には全面的に、私も賛成です。
(社)青年会議所等々
また、大日本帝国の帝国主義が、かつて世界に植民地を拡大していった当時のヨーロッパ列強諸国の帝国主義と同様に、アジア周辺国に覇権を広げていったことが、日本の侵略行為であったと相手国の人々が悲痛な痛みとして感じ続けていることも理解できます。
しかし、それらの痛みや感情によって事実がそれぞれの立場から、異なる認識で今もなお、捉えられ、お互いの相互理解につながっていけない現状はもっとも不幸なことだと感じています。
河野談話や村山談話は、そのような日本人の歴史認識や関係諸国の国民に対して、それぞれの感情がからむ歴史的事実をタブー視するのではなく、白日の下に引き出し、究極的な国際相互理解に向けた議論の場を与えていることに、私は意義があるのだと思います。
一人の政治家がこれらの問題を総括出来るほど単純な問題ではありませんし、これを歴史家の手に委ねるというのも、具体的な解決策だとは思えません。
私はやはり、当時の世界情勢がどのようなものであったのかを考えるとき、日本の行為だけがすべての元凶であったとは思いません。しかし、武力によって他国を侵略し、戦争によって自国の正当性を証明しようとする国策なり外交手段は、これが日本一国のことだけではなく、間違った思想であり、行為だったのだと思います。
時の政権の有力者が、国民的な議論やコンセンサスを伴わない個人的な見解を述べたことは、これが国民的な議論への起爆剤になり得るという点で、私はこれを否定する立場は取りません。
しかし、国際相互理解のために必要なのは、まず関係国の国民がより緊密に交流をして、国民レベルでお互いのコミュニケーションを活性化させながら、じっくりとお互いの負の感情を治め、うるわしい関係を醸成していく努力なのだと確信しています。
政治家が歴史認識に関して、個人的な見解を述べる際にも、国民レベルの相互理解の促進が第一なのだという確信と信念に基づいて、発言すべきだと思います。
具体的には、例えば日韓関係においては、もっと若者の相互交流を促進し、多くの韓国人留学生を高校生レベルで受け入れるなどの施策が重要なのではないかと考えます。そのための奨学制度を創設することによって、日本への理解をもっと深めてもらう努力が必要であり、その向こう側に、過去の両国の過去の歴史をどう捉えなおすことが、両国の未来の選択としてふさわしいのかという実質的な議論ができるようになるのではないでしょうか。
世界に向けて日本を主張する!~これは日本が唯我独尊でいるためのエゴではありません。世界から真に尊敬とリーダーシップを求められる国家に、日本が変わるための覚悟を表現しています。決して、自虐的にならず、独立自尊の毅然たる態度をもって、しかし相手国の痛みにも意を尽くす。
斉藤さんのご質問への十分な回答になっていないかもしれませんが、取り急ぎ、私の今、感じることを述べさせていただきました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
瀬戸健一郎
どうぞ、よろしくお願いします。
瀬戸健一郎
もともと「強制連行の証拠はない」といい続けてきた男なのだから、なんとなく下半身問題のみに焦点を当てて女性蔑視だの何だのと世界を巻き込んで上を下への大騒ぎをするマスコミはいかがなものか。
激しい橋下バッシングを続けてきた二階堂ドットコムが、事この問題に関しては橋下支持にまわったことを見ても何か臭うぞと思ったのは私だけだろうか。
瀬戸さんの言うような宗教的にどうなのかは私にはわからないが、クリントンは現役大統領時代の浮気で全世界の注目を集めたし、ベトナム戦争での慰安所その他、男の性(さが)の問題として考えれば、誰も綺麗ごとをいう資格のある人間などいないだろう。
まして、韓国大統領の報道官は訪米中にセクハラ事件を起こすわ、今なお10万人もの売春婦が世界中で大活躍wしている韓国がガタガタ言う資格があるのか。
ここまで問題が大きくなった以上、橋下氏は維新として積極的に世界に真実を発信していく努力を続けるべきである。しかし、彼の弱点は直情型人間ゆえの方法論の間違いがあることだ。感情でものを言って上手くいくことは少ないものだ。
しかし維新には中山成彬氏という得がたい人材、国士がおられる。これが救いだ。これに櫻井よしこさんが加わり、論客として名高い瀬戸さんが加われば完璧なんだけどなぁと、個人的には思う。
外交とは、武器を持たない戦争とも言われているように、日本人の持つ「惻隠の情」などは、特に中韓には通用しない。謝れば謝るだけ付け上がり、ハードルを上げてくる。これを覆すには、中山氏のように証拠を積み重ね、櫻井女史のように取材に基づく事実の積み重ねが非常に重要だ。
ここまで書いたところでBLOGOSにモヤモヤを解消してくれるエントリーを見つけたので、ぜひ読んで欲しい。これが事実なら、朝日の戦略は大失敗だ。コメント欄もなかなか読ませる
http://blogos.com/article/62387/?axis=&p=1
時間があれば、下記もお勧めです。
従軍慰安婦に関する櫻井よしこさんの発言
http://www.youtube.com/watch?v=anf-kK9Jtk4
河野談話に関しては、息子の河野太郎が昨年のブログに私見を入れずにQ&A形式でUPしています。
http://www.taro.org/2012/08/post-1257.php
カンパとボランティアによって各国語で見られるYouTube。
『危機に瀕する日本』第1巻: 文化略奪と歴史歪曲に関する一考察
http://www.youtube.com/watch?v=sW4H2PGj6JU
これは必見です。政治家だけにまかせておかず、国民ひとりひとりが事実を世界に広める努力も今後は必要だと感じます。
橋下さんの発言に対する瀬戸さんのご意見はもっともだと思います。韓国はもちろんですが、米国人にも受け入れがたいのは容易に想像できます。
韓国、米国ではキリスト教は大きな影響力があります。日本と違い、理詰めで正しければ納得するという風土ではないところがあるかと思います。
維新にも異文化を理解する方がいらっしゃることが解り、少しほっとしました。
ここを指摘された際に、橋下市長は、「性的なエネルギーをコントロールするためのいろいろな業があるじゃないですか」と行き詰っていましたが、
売春でなく合法であるから性的風俗を奨めるなんてとんでもない話です。これは、兵士の性的エネルギーを風俗店の女性の性的サービスで発散する。つまり、同意のうえにしろ、女性を性的エネルギーのはけ口にすることに違いありません。
そもそも、いくら性的エネルギーがあり余っていても、理性があれば女性を襲ったりはしません。襲った人は風俗店を利用したことがないという証拠もありません。
もし、結婚している兵士が橋本市長のアドバイスで風俗店を利用したことを奥さんが知って、夫婦関係が悪化した場合、責任重大です。
今回の橋下市長のコメントにより、日本人はみんな風俗店利用で性的エネルギーを発散させていると世界中に思われてしまったと思います。
次に従軍慰安婦問題についてのコメントに関してですが、全文をどう解釈しようと、「当時必要だったというのは、誰でもわかる」の「誰でもわかる」の部分が問題。
これは、自分がそう思っていないと出てこない言葉だと思います。その後、予想外の反発を受けて、今では必死で従軍慰安婦制度を批判する。
「慰安婦制度をやっていたということは、当時は、世間がそれを必要としていたということだと言いたかった」と言うが、そんなことが橋本市長に断言できるとは思えません。
選挙を意識していないと言われていますが、TVに頻繁に出演して必死に失言の真意を訴えかけ弁解するのは、選挙を意識しているとしか思えません。
極論ではないでしょうか。
>「当時必要だったというのは、誰でもわかる」の「誰でもわかる」の部分が問題。
誰でも分かる=発言者の意見だとは思えません。「誰でもわかる」をつけると文脈を無視することができるのでしょうか。
>そんなことが橋本市長に断言できるとは思えません。
kwyさんはあのような断言をしないのかもしれませんが、誰でもあの程度の断言ぐらいしたことがあると思いますよ。
>選挙を意識している
選挙を意識を意識しない政治家なんていませんよ。それに弁解や反論の機会も与えられないなら、政治家は言葉狩りを恐れて当たり障りのないことしか話さなくなります。TVに頻繁にでても問題があるとも思いません、スポーツや芸能ニュースなどより遙かに大切な問題だからです。例え、橋下さんが悪かったとしても、今回の問題は人権と歴史について考えるよい機会だったと思います。
慰安婦の方を傷つけてしまったことについては、心からお詫びし続ける必要があります。
女性の人権に関しては、曖昧な態度を取らず風俗も禁止した方が良いと思います。
確かに書き方が乱暴でした。
ただ、自分が橋下市長の立場で、カメラに囲まれて
コメントする場面を想像してください。
自分がそんなことは許されないと思う内容に
対して「当時は必要だったということは誰だってわかる」
とは言わないのではないでしょうか?
私なら、
本来決して許されることではありませんが、当時は戦争という異常な状況下であったために、日本軍が、兵士の心を癒すためには慰安婦制度が必要だと考えたのでしょう。
と言います。
橋下市長は非常に頭のきれる人ですので、
慰安婦制度を戦時中であっても絶対に認めない気持ちがあれば、「誰だってわかる」という同意を求めるような言葉は使わず、
即座に、その部分のみ聞いても誤解を招かない最適なコメントをしていたと思います。
橋下さんには冷静な発言をして欲しいと普段から思っていたのですが、
私も人のことをとやかく言えた人間ではないですね。
私の方こそ乱暴なコメントをしてしまい、すみませんでした。
今回の橋下さんの発言も河野談話にしても日本語の曖昧さが問題だと思いました。
政治家の発言の正確性を向上させることが重要ですね。
あとは、ポスターですが、奥様である山川県議との2連ポスターの他に、橋下共同代表、谷古宇小選挙区支部長との3連ポスターもありますが、瀬戸候補予定者は維新の会の比例区支部長なわけで、橋下共同代表とのポスターも全面に出してもいいのではないかと思います。
私は市議会議員を6期23年間務めてきた埼玉県草加市を核に、同心円で全国に維新を拡げていくことが自分に出来ることであり、自分の使命なのだと考えています。
大阪都構想に代表される橋下改革が、日本維新の会の原点であることは事実ですが、国政政党となった今、日本維新の会は政党(Party)であり、維新の志士も橋下徹代表だけではありません。
自立した政治家たる、同志が相集い、日本の未来を切り拓く。その一角を担う気概をもって活動する。
さもなければ、かつて小泉チルドレン、小沢ガールズと揶揄された政治家像と同様な存在に自分たちも成りかねない。
是非、ミニ集会や家庭集会を企画して下さい。私自身が出来る限り、出席させて頂き、皆さんとの対話の中で、様々な疑問にお応えしてまいります。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
瀬戸健一郎