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"Suspend'n R" ただ今、レアレアオールジャンル飛び入りdayにてアドリブセッション楽しんでます!

Dirty & Rich middle range ~Edwards SG-80D

2005-12-07 00:49:03 | music side guitar
去年購入した、エドワーズのSG。
新品が半額ぐらいで売ってたので、思わず買ってしまったやつです。
自分的にはSGというのは「使う人を選ぶギター」というイメージが強く、
いつかは欲しいな~とは思っていたものの、自分には似合わないと敬遠していた部分があったのです。
だってめちゃめちゃ存在感のあるデザインじゃないですか?。これに見合う腕がないとギターに負けてしまう気がして...。
ところが、置いてあったこのSGのあまりの出来の良さと、その付けられたプライスから、
ついに「自分の中の結界」を破ってしまったわけです。

そんな自分的には「恐る恐る」購入したSGなんですが、
手に入れてしばらく弾いていると、バランスとボディ形状が自分の弾き癖と意外にもよくマッチしていて、めちゃめちゃ弾きやすいんですよ。
ちょっとネックがびっくりするほど太くて、最初は戸惑ったんですがこの辺は慣れてきました。
結果、もう最近ではこれが自分のメイン?ってくらい馴染んでしまいました。
ここのとこ家ではこのSGを弾く事が多いですね。

それにこのSG、めちゃんこ「鳴る」んですよ。
それも、明らかにギブソンのSGより。
これは何本かのギブソンSGと比較したんですけど、やっぱりこれはよく鳴ってますね。
自分はたとえエレキ・ギターとはいえ、生音が響かないギターはダメだと思ってますから、
そういう意味でもこのSGはかなりいい出来です。
それとこのギター、ギブソン・スケールの割にテンション感が非常に良くて、
「ジャキーンっ」て感じで響くので気に入ってます。

PUにはダンカンのSH-1nとSH-4b "JB"が載っていて、なかなかパワフルで歯切れの良いサウンドを出してくれます。
こいつを弾くまでは正直、ハンバッキングってモコモコしたサウンドしかでないと思っていたのですが、
このエドワーズのSGの、特にダンカンの"JB"のサウンドには、ちょっとやられましたね。
たしかにシングルほどジャキっとはしてないですが、それでもコードを弾いても各弦の分離良いサウンドはかなり良い感じです。
ハンバッキングでもいろいろあるんですね。認識不足でした。

フロントのSH-1nは、いわゆるP.A.F.を意識した「枯れた」サウンドを狙っているんでしょうけど、こいつは正直いまいち(笑)。
それよりもリアの"JB"が効いてるんですよ。
P.A.F.の枯れた感じとは少し違うんですが、ダーティで粘りあるパワフルな音は、コードを弾いてもあまりグシャッと潰れる事なく、SGシェイプのマホガニーボディ特有の、歯切れよいサウンドと良くマッチしてると思います。
特にミドルの出方が、「ガッ」と抜けが良く、ブルージィでダーティに粘る感じがいいんですよ。

でも、こんなにミドルが出るのはこのSGだけみたいで、
ギブソンを含めた他のSGは、個体差はあると思いますが、高域がジャキジャキいって、もっとあっさりしたギターなんですよね...。
そういう意味で、SGらしくない音と言えるのですが、
逆にこういうキャラクターだったから自分は買ってしまったんですよね(笑)。

SGといえば、スモール・ピックガードが特徴のいわゆる「62年モデル」が人気なようで、
たいがい小さいピックガードを装備しているものが多いのですが、
このエドワーズのSGはラージ・ピックガードが付けられています。
これが実は自分的にめちゃめちゃ好みでして、さらに載せられているPUがカバードではなく、オープンのしかもゼブラ・カラー。
この辺の見た目が、自分にはかなり「来た」のですが、
逆にその辺があだとなって人気がなく、売れ残ってしまって叩き売り状態になっていたのかも知れませんね(笑)。
実際、その後カタログ落ちしてしまったようですし(笑)。

少し音がパワフル過ぎるところがあるんで、この1本でなんでもできるというほど器用じゃないのですが、
ここ一番という時に使いたいギターです。
あとこいつの色が「アンティーク・アイボリー」だったら文句なかったんですけどね。チェリーも悪くないんだけど...(笑)。

しかしエドワーズ。
あの「ESP」の弟ブランドにあたるのですが、
正直、カタログを見たら思わず「……。」と固まってしまう写真とラインナップ。
そのイメージがあるから、特に僕くらいの年代のプレイヤーには結構抵抗があると思うんですけど、
いわゆるビンテージ・タイプのギターについては、なかなか「かなり」レベルの高いギターを作っていると思います。
自分の場合、エドワーズというブランド自体知らず、たまたま気に入ったギターがエドだったんですよね。
さらに聞いてみると大元はESPだというじゃないですか。
私自身、ESPのエスクワイアを使っていて、こいつがかなり鳴るギターなので、このブランドに対しては良い印象を持っていましたし、まさかメインにああいうギターを作ってるメーカーとは思ってなかったので、比較的先入観なく入れましたが...。
まぁでもESP自体、そういうメーカーだったりするんですけど(笑)。

実際、エドのレスポールはめちゃめちゃ鳴ると聞きますし、
自分のSGにしたって鳴りはもちろん、作りに至るまで本家顔負けの仕上がりになってます。
特に塗装の薄さはギブソンとは比べ物になりません。
SGなんかは比較しやすくて、ホーン部分のエッジあたりを見てみると、ギブソンの方はかなり丸っこいですから。
そこをシャープに出さなきゃSGのカッコよさが半減するやん!!(笑)。

定価8万台という微妙な価格帯のギターですが、この内容で8万ならまちがいなく「買い」だと私は思います。
ただ問題はやっぱり「ギブソン」または「フェンダー」じゃないことでしょうねぇ....(笑)。

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