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うん、悪くない。…エピフォンSGカスタム試奏

2011-04-16 12:36:44 | music side guitar
エピのSGカスタムを弾く機会があったので試してきました。
やっぱSGカスタム好きとしては気になるでしょう(笑。
ぶっちゃけあの値段で使えるならばお得なワケなんですが、さあエピフォンSGカスタム、どんなもんでしょう⁈

最初に感じたのは、やはり仕上げがプアやなと。
塗装の皮膜がかなり厚い印象ですね。
全体的にシャープさがない。
この辺は最近のギブソンのレギュラーラインでも割とそうなんですけど、SGの場合そのボディ形状から塗装が厚いと特別もっさり感が目立ってしまうんですね。
見た目だけやなく、塗料の厚みはボディの鳴りにも影響してきますから、あんまり良くはないでしょうね。
そして、やはりパーツがややしょぼいかな。
この辺は値段から考えると仕方ないと思いますが…。

しかし、これが鳴らしてみるとそんなに悪くない。
特別、めちゃめちゃイイというワケではありませんが、なかなかしっかりしたサウンドでした。
先にも上げましたけど、付いてるパーツがイマイチなので、味のあるサウンドとは決して言えませんが、コレをベースにイイPUに交換して行けば、かなり良いギターになっていくだろうと思わせるモノがありますね。

面白いなと思ったのがPUの配線で。
通常のSGカスタムのPUサーキットは、フロント単体/センター+リア(フェイズまたはノーマル配線)/リア単体と、3つPUが付いてるのにその全てを生かせないモドカシサがある配線なのですが(ぶっちゃけオリジナルのセンター時がフェイズ配線されてるやつは、めっちゃ使い辛いキワモノギターといえます)、このエピのSGカスタムは全てのPUに独立したヴォリュームを与え、トグルSWのセンターセレクトの際にF+S+Rとなるように配線することで、全てのPUバリエーションが鳴らせるようになってます。
ようはコントロールにヴォリュームポットを使うんですね。
SWセンター時に全てのヴォリュームをフルテンにすれば、3つ全てのPUが鳴り、任意のVoをカットすれば残りのPUが鳴るコトになります。

しかしヴォリュームに3つのポットを使ってしまうので、残りの一つがマスタートーンとなり、細かなトーンコントロールを捨てなければなりません。
が、僕のような基本フルテン人間にはあまり関係ないことで(笑、むしろサウンドバリエーションを考えると、より使えるサーキットかと思えます。
今現在、バーニーのSGカスタムの配線で頭悩ましてる自分としては、非常に参考になる配線です。
まあトグルSWでの3PU配線に対する一つの回答ですね。
ただ、
3PUセレクト時から1PUへの切り替えが厳しいかと。
演奏中に瞬時にVoをゼロにするのは至難の技。
3PU⇄1PUか、2PU⇄1PUの切り替えやないと現実には使いにくいのが問題ですね(笑。

あと、ある意味3PUカスタムでの特徴となっているS+Rのフェイズサウンドですが、これはこのままでは再現できませんよね。
これに関しては、近年のリシュー3PUカスタムでもセンター時はS+Rの通常配線されているようなので、フェイズなんか要らん!、って方にはあまり気にすることやないのかも。

フェイズがどうしても必要な場合、センターをひっくり返し配線するか、SW増設ですね(笑。

全ての音色がスムーズに切り替えられるワケではないですが、割切ればこの配線はなかなかイイですよね。

そんな訳で自分にとっては3PUカスタムの配線について、非常に参考になるギターだったんで、主にそのコトばっかり書き連ねたんですが、ギター自体はそれほど悪くないので、先に書いた様にやや貧弱な各パーツを好みのモノに交換、主に配線とPUを変えてやれば、本気で使えるギターとなってくれます。改造ベースとしておすすめですよ。
しかし一生使い続けるほどの魅力には乏しいかな?。
価格帯としてミドル級のとっかかりですので、これから本気でギターに取り組む学生さんや初ー中級者の方、弄って楽しんでみたいって方のセカンドギターとしてオススメですね。
ちゃんと本気に応えられるだけの実力は備えられているし、弄ればもっと良さを引き出せる、そんなギターかと。
もし、中古で出ていればGETしても損はないかも?(笑。


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