ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

礼文島ツアーレポート3日目最終日

2007-09-08 07:59:25 | D‐ジェネ スペシャル
クーッ!ひーやん!ヒヤマシンジロー!

ハッハッハチレンショー!やてぇ!
いやいや!言わんとこ!言わんとこ!
ぼくが言うとまた、まけ…!

台風9号は北海道です。道東を目指しています。
ほんとうに見事に日本列島をトレースしていってますねぇ。
ラジコンでコントロールしてもこんなにうまく動かないと思いますね。

被害にあわれた方、亡くなった方、怪我をされた方にお見舞い申し上げます。

さて北海道カンレキ礼文島ツアーレポートも最終です。三日目のレポートです。

●礼文島ツアーレポート3日目篇(2007年9月02日SUN 快晴)

礼文島最終日です。今朝も快晴です。
4時半に起床ですぐに着替えて利尻富士がシルエットで浮かぶ目の前の海に出ます。
昨日の4時間コースの影響は足に緊張が残っているぐらいです。

筋肉痛で階段が下りられないかと心配しましたが大丈夫でした。
2,3日後に痛くなるよと脅かされましたが
毎日のウォーキングのせいか帰ってからもそういうこともありませんでした。

この日の日の出は4時55分くらい。
毎日2,3分づつくらいで遅くなっていきます。
光が水平線にほとばしるとあっという間に太陽が昇ってきます。

地球の公転と自転を目の前で感じる一瞬です。
5時になって今朝もコンブの旗が揚がったのか一斉に漁船が漁場を目指します。
今日も快晴です。大阪は暑いのだろうなぁ。そうか女子マラソンかぁ。

ぼくが礼文に来るのをわざわざ帰る日を延ばして待っていてくれた昔の仲間、
今も仲のいい夫婦が軽のクルマで浜松まで帰ります。
今朝の8時45分のゼロ便に乗って行き、稚内から小樽に走り、
そのまま夜行フェリーで舞鶴に着き一気に浜松に帰るのです。

今回始めての見送りです。
港に行くと桃岩荘のホステラーやはな心の団体のお客さんもこの船で帰ります。
カンレキライブを見てもらったのでみんな親しげです。

恒例の桃岩荘のヘルパーや居候によるお見送りセレモニーが始まります。
ミーティングでやったように歌と踊りのパフォーマンスです。
船の甲板でも見送られる連中が一緒に歌っています。

船の大きさが変わったり環境問題でテープを投げることはなくなりましたが
40年前の風景となにも変わりません。
送る心と送られる気持ちは変わりません。

「と・お・い・せ・か・い・に」と最後の歌が始まります。
船のロープが外されスクリューが波をかき回します。
動き始まるとあっという間に船は出て行きます。

「ブゥオゥー」と長い目の汽笛を鳴らして港の防波堤を回りこんでいきます。
「行ぃってぇ!らっしゃいぃぃぃ!」
「行ってぇ!きまぁぁぁすぅぅ!」

なんどやっても見送りはちょっぴり悲しいです。
泣きながら見送られる女の子なんかを見ていると胸があつくなります。
礼文にいると多分心が子供にかえるんでしょうねぇ。

お昼は「ホッケのちゃんちゃん焼き」を食べました。
40年前にはまだこんなメニューがなくてホッケは塩焼きだけでした。
ユースの晩ごはんも毎晩毎晩ホッケの塩焼きでした。

その後だいぶ経ってから礼文の炉辺焼きの居酒屋さんが
「ホッケのちゃんちゃん焼き」を始めたらしいです。
その店は今もあって食べに行ったのですがお休みだったので
昨日も食べたお店で「ホッケのちゃんちゃん焼き」を食べることができました。

帰りのフェリーは13時05分香深港発。
朝のゼロ便に比べて乗る人も少なく見送りも少ないですが
桃岩荘の連中はちゃんと見送ってくれます。

2時間の船旅です。風向きは来たときと同じで東の風。
ですから向かい風になり少しだけ波はでていますが船はほとんど揺れません。
定刻に到着して1時間ほど待って路線バスで稚内空港に向かいます。

さっ!またひと悶着をやらないといけません。例のギター持込です。
カウンターでリクエストをすると今回は満席でゼッタイ無理だという返事です。
そこをなんとかって強固に頼みます。

事務所に相談に戻っていった女子職員がなかなか帰ってきません。
しばらくしてもう一人の女性をつれて帰ってきました。
「お客様、この便は全席満席でこのお荷物を横の座席に置くことができません」

「ですので申し訳ありませんがお預かりして手渡しでお返しさせていただけませんか?」
「あなたは誰なんですか?」
「私はチェックインカウンターの責任者です」

「だって今横で手荷物を渡すのを聞いていたら言っているじゃないですか?」
「?」
「こわれものは入っていませんか?貴重品はありませんか?って言っているでしょ?」

「世界でたった一つのギターなんです!」
「分かりました。こうしましょう。飛行機が到着したらCA(キャビンアテンダント)を呼びます」
「そこでこのギターを持ち込めるかどうか判断させてください」

「向こうがダメだといったらすみませんが諦めて手渡し手荷物にしてください」
「わかった!でもその交渉はぼくにさせてもらうよ!いいね!」
「あっ。はっはい…」

結論はにこやかな笑顔で現れたCAさんが即答で「いいですよぉ!」
「この大きさなら座席の上の荷物入れに入りますから大丈夫です」
「大事なギターなんでしょう?」

ボーディングブリッジの前でにこやかに微笑むCAさんと
心配げな表情だった地上責任者のおねえさんとギターを抱きかかえた
ぼくとのミーティングはあっけなく終わりました。

こうして無事ギターを頭上の荷物入れに置き夕闇の中を
NH1798は稚内空港を関西空港に向かって飛び上がりました。
まどの外には黄金色の夕陽とシルエットの利尻と礼文が浮かんでいました。

ありがとう。礼文島。
ありがとう。礼文島の仲間。
また、来るから。また、ゼッタイに来るから。 

これで三日間の礼文島ツアーレポートは、お・し・ま・い です。

さっ!今日は第2回ケメコジャンボリーです。
きっと盛り上がりますよ!
ぜひお越しください。

●第2回ケメコジャンボリー

とき:2007年9月8日(土)16:00~
ところ:七条京阪「サカタニ」

開場15:30開演16:00
入場料1000円

プログラム

楽屋入り13:30~セッティング&リハーサル

開場15:30

開演16:00

①澤田生ケメコ16:00~16:30
②くろじん↑ 16:30~17:00
③Fitband   17:00~17:30
④満月堂 17:30~18:00

休憩

④大坂城慰問楽団“Daihanjyo Jug Band” 18:15~19:00
⑤大合奏   19:00~19:30

その後打ち上げ別途1000円

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「礼文島ツアーレポート3日目最終日①~⑩」です。

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