チョー高齢化、ドッキョロージン

どうやら昨日からの京都の雨は上がったようです。

どれだけかけがえのない命が亡くなれば…
どれだけ多くの悲しみの涙が流れれば…
碧き宇宙船「地球号」の怒りが鎮まるのか。

ちょうど1週間前の昨日、いつものように京産大の営業力の講義を終えて
汗びっしょりのスーツのネクタイを緩めながら教員室のPCを立ち上げ
ネットのニュースで四川の大地震を知りました。

どうでもいいことですがどうしてオオジシンなんでしょうねぇ
ダイジシンじゃないんですね。漢字は大地震なんですが。
誰が決めたんでしょう？どんな意味があるんでしょう。

そんなことを考えたくなるほどこの1週間は重い1週間でした。
そしてこの思いはいつまでつづくのかと思います。
ただ、ただ、ひとりでも多くの命が助かってほしい。

「モクミツ」ってことばをご存知ですが？
木造住宅密集地域のことを縮めてモクミツと呼ぶらしい。
昨日のネット上の新聞で教えてもらいました。

京都の町なかはもとよりこの西陣界隈でも「モクミツ」です。
そして限界集落でなく限界町内です。
この地区の住人の平均年齢は60歳をはるかに超えているはず。

チョー高齢化、ドッキョロージン、誰も住まなくなった空き家。
京都市内の町なかにありながらスラム化が徐々に進行していきます。
これが地方にいけばもっとひどいことになっているのでしょう。

スーパーやコンビニなどの組織小売業が店舗数を減らすと宣言しています。
組織小売業が登場してあっというまに
それまで町なかで商いをしていた八百屋や魚屋を駆逐していきました。

シャッター商店街が生まれひとけの途絶えた大型スーパーの駐車場の陰で
しゃがみこんでシンナーを吸う若者が居ました。
しかたなしに電動キャリアに乗ってコンビニで買い物をする老人たち

町がスラム化してホコリまみれの風だけが吹き抜けました。
そして今、スーパーもコンビニも不採算店を閉めるといいます。
年寄りは、生活弱者は、いったいどこで買い物をすればいいのでしょうか。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「雨上がり①～③」です。