ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

妻が、ヨメが、母が我が国の歴史をつくってきました。

2007-09-23 07:16:37 | D‐ジェネ スペシャル
写真は卓袱(しっぽく)

ただいまぁ!無事長崎から帰ってきました。

今回ケメコ通信をお休みして出かけていたのは学会への出張でした。
「第54回日本栄養改善学会学術総会」という学会です。
管理栄養士さんたちが全国から3000人以上も集まるというエライ学会です。

ぼくも京産大の経営学部と我が社のお得意さきと我が社で共同研究をしていることもあり
数年ぶりに参加することになりました。
と、言っても本音は長崎でおいしいものを食べたい!という欲求の方が強かったのですが。

詳しい話は機会があればまた、いつかケメ通でも書いてみたいと思っていますが
まぁ、管理栄養士というのはほとんどが女性です。
最近では栄養教育の現場で活躍する男性も増えてきているようですが
まだまだ圧倒的に女性優位の職域です。

今年で54回ということは年1回の開催で考えれば戦後まもなくの開始です。
戦後の我が国の栄養教育の現場をずーと永らく支えてきた学会です。
若い女性も多いですがなんと言いますかなかなか貫禄のあるおばさま方も大勢見かけられます。

仕事を持ち、家庭も持ち、ひょっとしたら幼いこどもたちを育てながら、
戦前戦後からずーっと続いているオトコ社会の中で
必死に斗い抜いてこられたパワフルレディたちの方々です。

昔お世話になっているお得意先のエライさんに個人的にお中元や歳暮を贈ると
丁寧に手書きの礼状のハガキをいただきます。
そこには送り先のご主人の個人名の下に《内》ということばが書いてあります。

西陣の組み紐の倅だったぼくにはオカンや、オバハンや、ヨメハンはあっても
《内》なんて概念はありませんでした。
初めて見たときはなんで奥さんの個人名を書いてこられないのかと不思議でした。

世の中は今日ソウサイが決まります。
自殺した大臣の妻、バンソーコーを張った顔を見ながら送り出した妻、
訳の分からない病名のままで入院を続けているソーリの妻。

オトコはコッカイゴッコやカイシャゴッコやシゴトゴッコに夢中で
多分家庭なんて振り返ってなんかいません。
妻が、ヨメが、母がどんな気持ちで我が国の歴史をつくってきたか。

また今日新しくソーリの妻ができ、大臣の妻がまもなく誕生します。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「長崎おいしかもん①~④」

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