「食業」が職業です

みしっ！とケメコはうすの柱が悲鳴をあげました。

昨日の朝９時半ごろでした。
大地震特有の事前の地鳴りは多分感じませんでした。
二階でＰＣの前で椅子に座って仕事をしていたのですが少し揺れました。

慌ててテレビを付けると能登半島、震度６強という文字が飛び込んできました。
震度６！あの阪神大震災の時の突き上げるようなあの揺れが瞬間で甦ります。
亡くなった方、怪我をされた方、家が倒れた方、

「能登沖地震」という名前、ですか？
この地震で被害にあわれたすべての方にお見舞いを申し上げます。
まだまだ何が起きるかわかりません。充分にお気をつけてください。

ついに３月最後の週になってしまいました。
おとついの土曜日の夜にうれしい電話が久しぶりにかかってきました。
「大学を卒業して働き始めてようやく１年がたちましたぁ」

京都のＲ大学在学中にケメコはうすでやっている西陣のまち歩きに
ずーと関わってくれて何度も一緒にまち歩きをしたお嬢さんです。
現在は卒業と同時にＭ乳業に入社して営業をしているといいます

仕事は牛乳の宅配販売チャネルの担当営業らしい。
スーパーやコンビニの躍進によって苦戦をつづけるチャネルです
以前まち歩きで町家にある牛乳の配達箱を調べたことがありました。

西陣の古い町家には現在でも結構牛乳箱が残っていますし
お年寄りが多いチョー高齢化の町ですから
牛乳の宅配システムもプラケースに変わってまだまだ健在です。

そんなことを思い出して日々の営業活動に活かせる
いい智恵がないかと澤田を思い出して
電話をくれたのですがなかなか急には思いつきません。

乳業っでいう名前は大きい概念ですね
農業、漁業、林業、工業に匹敵するくらいの大きさを感じます。
明治維新以降の北の大地での半官半民をひきずる大きな業界です。

その巨体がのたうち、もがき、苦しんでいます。
食の多様化やシステムの変化についていけないのです。
「食業」を職業に選んだ１年生社会人の活躍に期待しましょう。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「サイタ！咲いた！ツゥゥ！①～⑤」です。