ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

地べたを這いずり回るドブイタ営業も!

2007-08-09 06:56:52 | D‐ジェネ スペシャル
ふぅぅぅぅーっ!やっと昨日終わりましたぁ!

京産大のぼくの講座、営業力の試験の採点です。
予定より二日ほど遅れてしまいましたがなんとか昨日成績報告書まで提出できました。
以前大学院でのぼくの指導教授の先生が「大学の教員というのは
採点さえなければこんないい仕事はないですがねぇ」と仰っていたのを実感します。

それも春学期の採点の8月上旬と秋学期の採点の1月下旬は
日本でどうしても一番暑くて、寒い時期に重なります。
今年も暑かったですねぇ。

営業力Ⅰが350名の登録数で10名ほどの欠席者、
営業力Ⅲは300名に対してこれも15名ほどの欠席者で
625枚の答案用紙を三回読み直しました。

営業力の講座は経営学部の3年生4年生が受講することができますが
約三分の二くらいの割合で4年生が受講しています。
今年は景気が回復しているのかそれともD-ジェネの大量退職で空席ができているのか
早くも就職の内定をもらったという学生さんが多かったように思います。

そしてなんと!ぼくの営業力で言い続けているフレーズが
シューカツの面接で大きな応援ポイントになっていることが分かりました。
内定を勝ち取った学生さんが試験の論述問題にいろいろ書いてくれていました。

京産大の経営学部ですからどうしても技術職でなく営業職が多くなります。
当然面接で「あなたにとって営業職とはなんですか?」なんて質問があります。
するとほとんどの学生さんはぼくが毎回のように授業で言っているフレーズを思い出すのか、

「営業とはノルマ達成が目的ではありません!」
「営業とはお客さんの笑顔をみることです!」
「ですから営業は愛!です」

こう面接で答えるとほとんどの面接官はなるほどと頷いてくれて
内定を勝ち取れたというのです。
そうなんですね。

現在のビジネスシーンでコンサルのセンセーが言っている営業活動は
提案型営業であり課題解決型営業でコンサルティング営業です。
まっ!そんなキレイごとだけで営業が過ごせればいいのですがねぇ。

地べたを這いずり回るようなドブイタ営業も絶対に必要と思っているのですが
幸い多くの学生さんは答案の最後に
「だから最後は人間力!お客様から愛される魅力溢れる人間になります!」とも書いてくれました。

625枚の答案用紙を目の前にして、ⅠとⅢの授業を両方受講しているひとも多いので
春学期だけで多分400人くらい、1年になると800人くらいの受講生になります。

その学生さんが将来社会にでて異口同音に会社で
「営業は愛!」なんて言っているシーンを想像すると
なにか新興宗教のようでちょっとコワイ気もしますがねぇ。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「この雲のむこうに①~③」です。

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