ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

すべての暴力の行使にケメコ通信は反対します。

2007-09-28 07:24:30 | D‐ジェネ スペシャル
「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニッポンヘカエロウ」
「アア、ヤッパリジブンハ、カエルワケニハイカナイ」

暗闇の映画館の座席に座って母親の手を握りしめながらこのセリフを聞いてた記憶があります。

今から思うと当時のぼくの両親は映画が好きだったんですねぇ。
1年に何度かは家族全員でおめかしして映画館に出かけて帰りに洋食を食べて帰る。
西陣のまちは戦前では日本の最初の映画館ができ戦後も映画館が数多くありました。

小さいながらに記憶に残っている映画は「鉄道員」や「赤い風船」のヨーロッパもの。
邦画なら「黄色いカラス」や「喜びも悲しみも幾年月」や大石先生の「二十四の瞳」などなど
最初のセリフが流れた「ビルマの竪琴」も映画館で観た記憶があります。

今改めてWikipediaで調べてみるとこの「ビルマの竪琴」は1956年1月21日公開とあります
今年カンレキのぼくは1947年生まれですから9歳くらいですか。
小学校の2、3年生だったのでしょうね。

今のうるさいクレーマーおやじのぼくからは想像もつかないかもしれませんが
子供の頃は気が弱くて、怖がりで、映画を観て帰ってきても興奮していて
電気が消された部屋では映画の怖いシーンが 甦ってきてなかなかな寝付かれませんでした。

現在、朝日新聞だけは国名表記でをミャンマー(ビルマ)と表記しています。
それは軍事政権を基本的に認めないとう姿勢を表すために括弧つきのビルマを使っています。
反対に我が国は1989年に軍事政権が国名の英語表記をミャンマーに変更するといち早く承認し
国内のメディアにもこれを使用することを通達し、現在でも軍事独裁政権にとって
巨額の金額を提供する強力な支援国家になっています。

昨日はほんとうの満月でした。
夜更けにケメコはうすの物干しから見上げると満月がこうこうとヒカリ輝いていました。
今この瞬間にビルマの人たちはこの満月をどんな気持ちで見上げているのかと思うとたまらない気持ちでした。

優しいことが欲しい!暖かいことが欲しい!柔らかいことが欲しい!
傷ついて震えている我が身を抱きしめてくれる人が欲しい。
♪誰かに抱かれて眠れれば悪い夢なんか見やしない(澤田好宏作詞作曲「弐万弐千の夜を」から)

平和であること。少なくとも明日が来ることを信じられること。明日が今日よりも良い日になること。
愛する人と一緒に暮らせること。愛する人と同じ時間を共有できること。
愛すること!愛されること!生きることは「愛!」です。

いかなる理由があろうともすべての暴力の行使に対してケメコ通信は反対します。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「2007年9月27日の満月①~④」です。

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