ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

「戦後レジュームからの脱却」は「戦後からの敵前逃亡」?

2007-08-07 06:58:28 | D‐ジェネ スペシャル
「私の内閣」「私の政府」は、きっと「ぼくの内閣」「ぼくの政府」なんでしょうねぇ。

ケメ通は毎朝早朝に配信していますので
朝出社されてPCを立ち上げてメールをチェックするとケメ通が届いています。
朝一番の仕事はケメ通を読むことって言っていただく方も多いです。

ですから政治ネタとかグルメネタはできるだけ週末にまとめて、マーケネタやビジネスネタを
ウィークデーにまとめて朝から気持ちよく仕事がいるようにしているんですが
すみません。どうしてもこの季節は政治の季節になってしまいます。

昨日、広島で朝8時からおこなわれていた「平和記念式典」をテレビ中継で見ていました。
8時15分の運命の時を迎えて1分間の黙祷のあとに広島市長の平和宣言がつづきます。
そしてその後、小学校6年生の男女による「こども代表 平和への誓い」もありました。

「運命の夏、8時15分。朝凪(あさなぎ)を破るB-29の爆音。青空に開く「落下傘」。
そして閃光(せんこう)、轟音(ごうおん)--静寂--阿鼻叫喚(あびきょうかん)。

 落下傘を見た少女たちの眼は焼かれ顔は爛(ただ)れ、
助けを求める人々の皮膚は爪(つめ)から垂れ下がり、
髪は天を衝(つ)き、衣服は原形を止(とど)めぬほどでした。

 爆風により潰(つぶ)れた家の下敷になり焼け死んだ人、
目の玉や内臓まで飛び出し息絶えた人--
辛うじて生き永らえた人々も、死者を羨(うらや)むほどの「地獄」でした。」

広島市長による「広島平和宣言」の冒頭です。
そして「こども代表 平和への誓い」もちょっと幼稚園の卒園式の贈る言葉を読み上げるような
おとなの指導・介入もちょっと感じられましたがなかなかのものでした。

しかし、その後につづいたアベシンゾーさんの挨拶はひどかった。
「全力で取り組んでまいります」「改めてお誓い申し上げます」「誠心誠意推進してまいります」
まるで「ぼくの内閣で、ぼくの政府で」って連呼したセンキョの演説となんら変わらないものでした。

きっと昨日の式典なんて出席するのがイヤだったんでしょうね。
「ぼく出たくなーい!」なんて周りのひとを困らせたのでしょうか。
戦争当時のことや戦後にムリヤリ直面させらることはきっとイヤなんですよ。

だから彼は「戦後レジュームからの脱却」なんでしょうかね。
ひょっとしたら「戦後からの敵前逃亡」の方が正しいかもしれません。
8月15日はまだソーリだと思いますがどんな顔でどんなアイサツをするのでしょうか。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「ワレ!真夏の日本上空を通過中①~⑤」です。

最新の画像もっと見る