悲劇を振り払う。

『
　ジャック・プレベール「枯葉」

　枯葉をかき集めるのはシャベル

　思い出も、そして未練も

　北風はそれを運んでゆく

　忘却の冷たい夜へ
』


あのころ　馬鹿馬鹿しいけど　

貴女といるの悩んでたもの

あんな風で続くなら　きっとみんな幸せ

今頃気づいちゃって、ねぇ

気の向くまま過ごしてた二人だから

終わること感じてた　割と惨めだね

いつも一緒　何をするにも貴女だった

終わりは当たり前のようにやってくるし

あんな日はもう二度とないような気がしてた

あれからは同じ空見上げても　何か違ったな


でもやっぱり愛するのは貴女だけ

これほどにも貴女を求め続けるとやまない

この想いが貴女のもとへ届けば良いのに

届けるのは僕だから

貴女の元へ届くように

ただもう少し　逢えない貴女に

逢いたい

せめて夢の中だけでも


悲劇のヒーローにしてた自分にさらば

これからは喜劇のヒーローさ

ハッピーでありたいし

ずっと忘れられない人を

忘れることに幸せはない

きっとこの世で貴女を

幸せにも不幸せにもできるのは

僕だけだからさ