平成社会人浪漫譚

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朝のリレー

2005年01月13日 01時14分03秒 | 常日ごろ
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝かえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝日にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

 谷川俊太郎


ちょっと前にネスカフェかなんかのCMにも
使われてた詩なので知っている人もいるかな?
谷川俊太郎さんの「朝のリレー」です。


先日、近くにはいないけど、普段からちょくちょく
連絡取り合っている友達の今年10月から1年間の留学が決まりました。
電話で話したときに
「寂しくなるね~」
と言ったときにこの詩を思い出しました。


後輩の一人が、2月から1年間の韓国留学にも行きます。
俺自身、一昨年の8月にドイツに留学していたこともあり、
外国に友達もいます。


今ドイツから日本に来ている友達もいれば、
外国にいる友達もいるし、
最近帰ってきた友達、
これから行く友達がいます。


たとえ外国に行って、会えなくても朝のリレーは続いているので、
「朝」をしっかり受けとめてください。俺も受けとめるので。


たとえ遠くいても同じ朝を迎えるんだしきっと寂しくないはず!
コメント (4)
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