川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

啓介のマニフェスト

2009-08-23 06:49:53 | 政治・社会
 総選挙投票日まで一週間となりました。昨日は本川越駅前で河村名古屋市長が民主党の候補の応援をするのを見ました。炎天下、候補者と一緒に自転車で市内を回っているようでした。ひっきりなしにバスが発着するところなので肝心の演説内容はよくわかりません。候補者の演説もスローガンを叫んでいるだけでとても「演説」とはいえません。

 マスコミは民主党の圧勝を予測する「世論調査」を次々に発表しています。さてどういうことになるのでしょう。
 僕は前回の参議院選挙から「政権交代」に賛成して民主党を中心とする野党が連立政権を作ることを支持してきました。
 薩長藩閥政権以来この国を牛耳ってきた「お上」の実態は旧帝大出の官僚たちです。彼らが「政」「業」と癒着して甘い汁を吸い続けてきたことは誰でも知っています。民主党がこの4年間で彼らの特権を剥奪し、「日本を掃除する」というならそれを応援するのは当然でしょう。「圧勝」させて安定した政権を作り、思い切った「市民革命」をやりたいものです。

 <啓介のマニフェスト>

 民主党などの政権公約にないことでこの4年間でやらなければならないと僕が考えることです。

 ①北朝鮮に在日朝鮮人の妻として渡った日本人とその子孫の安否の調査と祖国日本との自由往来の実現を求めます。

 在日朝鮮人の「帰国」に伴って2・3年すれば里帰りできるという「約束」を信じて北朝鮮に渡った日本人妻たちが過酷な差別の只中で行方が知れません。半世紀間もこの問題に知らん振りをしてきた自民党政府も私たちも国民失格、人間失格です。拉致被害者の奪還問題とともに新政府の最重要課題に位置づけるべきです。
 
 

 ②中国に脱北難民のキャンプを作ります。

 北朝鮮を命からがら脱出した人たちは中国でも命の危険にさらされています。中国政府がこれらの人を難民として処遇せず、捕まえては北朝鮮の独裁政権に送り返しているからです。北朝鮮難民の中には60年代に「地上の楽園」だと「だまされて」「帰国」した在日朝鮮人と日本人家族が含まれています。
 新しい政府は中国に対してもしっかりした人権外交を打ち立てなければなりません。日本に帰りたい人々を受け入れるのは当然ですが中国東北部にこれらの人々のためのキャンプを設置させるべきです。費用は全額日本政府が負担する覚悟で中国政府と交渉します。設置主体は国連がいいのかもしれません。
 

 ③特別永住資格を持つ在日コリアンなどに届出により国籍を付与する立法を行い  ます。

 これはこのブログで何回も書いてきたことです。この国の民主主義の基盤をうち固めるために不可欠な立法です。永住資格を持つ中国人等の外国人に地方参政権を付与するかどうかは④の課題を検討することの中で国籍取得制度の整備と関連して結論を出すべきです。

 ④移民の計画的受け入れと多文化共生社会建設基本法を制定します。

 極端な人口減少社会が進行する中で移民の積極的な受け入れは避けられません。若い人を計画的に受け入れ、必要な教育を保障し、将来はこの国の一員になってもらえるように制度を整え、国民の意識を変革していかねばなりません。国家百年の大計をリードする戦略局が必要です。

 ⑤主要都市に民主主義の広場を作ります。

 市民の政治的教養を高め政治参加を積極的に進めるにはどうしたらよいのでしょうか。インターネットの活用などはいずれ実現するでしょうが、人と人が生で議論したり、演説を聴いたり、集会を開いたりすることがもっと自由にできるようにしたらどうでしょう。
 市庁舎の近くや町の真ん中の公園やに「民主主義のひろば」を作ります。市民の手で管理して選挙のときの演説会などもここでやればいいでしょう。市長もたまにはここに出てきて市政の重要課題について市民に直接演説すればよいのです。もちろん市民の集会も自由です。

 国民的集会の場としては今の皇居前広場を改造し「民主主義の広場」とします。
核実験への抗議、核兵器の削減・廃棄の実現、拉致被害者の奪還、国際紛争の平和的解決など、数十万人程度以上の大きな集会の開催などの時に開放します。国会決議になじむ重要な問題については国会が発議して集会を開くことも考えられます。
 「市民革命」を着実に実現していくためには市民の直接的な政治参加が必要不可欠です。

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