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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

ホエールウォッチング  鯨①

2010-06-16 17:25:39 | ふるさと 土佐・室戸
 桂子さん(文京高校OG)が学生の時に実習した高知のホエールウォッチング屋さんのHPを見ると土佐湾の中央部でも鯨の遊泳が目撃できるようです。

 龍馬の銅像がある桂浜の裏側に当たる浦戸にホエールウォッチングの基地があるとは思っても見なかったことです。

 ・ホエールウオッチングin桂浜の新着情報 http://www.kujira28.com/topics/topics.cgi

 僕は土佐湾のほとりで18歳までを過ごしましたが泳ぐ鯨を見たことはありません。文京高校の修学旅行で大方町でウオッチングを試みたときにも見えたのはイルカだけです。

 捕鯨が原則中止となり、鯨が住める海になってきたのでしょうか?

 僕の祖父の時代までは沿岸捕鯨が盛んで僕の生まれた津呂(室戸市室戸岬町津呂)は捕鯨で成り立っていた村です。

 江戸時代末期の津呂を舞台に山本一力が書いた小説があります。

  『くじら組』(文藝春秋刊)http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032218193&Action_id=121&Sza_id=C0

 僕は高校の同級生の一郎くんが切り抜いておいてくれた新聞の連載で読みました。
 
 父方の祖父は「羽差し」という花形であったらしく父の自慢の一つでした。

 その時代はウォッチングではなく捕まえるのが仕事だったのです。銃などというものはなく、人間が文字通り、鯨と格闘したのです。

 桂子さんのように土佐湾でホエールウォッチングを楽しむ人がこの海で100年ほど前までは続いた捕鯨の物語を知ることが出来ればよりいっそう充実したひとときを過ごせるのではないかと思います。『くじら組』を薦めます。

 






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