我が家では、昨日予定されていた「計画停電」は結局実施されず、日常の生活に終始しました。
地震と大津波による被害の全貌が次第に明らかになりつつあります。一昨年、息子夫婦と訪ねた石巻の惨状がTVに映し出されるようになり、言葉を失ってしまいます。海の幸を心ゆくまで食べさせてくれた「水澤屋旅館」の消息は分かりません。
福島原発の危機が次々と拡大し、人々を不安のただ中にたたき落としているというのに、中国電力はこの日も上関原発の建設工事を続けようとしたといいます。
●上関原発http://stop-kaminoseki.net/
さすがに山口県知事が「工事中断」を要望したということですが、中国電力の社長には人としての判断能力が備わっているのでしょうか。
この数日来の出来事は大地震大津波に直面して人間の手で原発をコントロールすることが不可能であることをはっきりと教えてくれました。今までも繰り返し指摘されてきたことが誰の目にも明らかになったのです。
福島原発がどのような結末を迎えるか、今は定かでありませんが、最悪の事態を想定してそれに備えるのが責任あるリーダーの役割です。
上関原発工事はそのすべてを直ちに中止し、中国電力はもちろんのこと、すべての山口県民と全市民は福島原発で起きていることを注視し、「自然と人間」の関係のあり方にまで立ち返って私たちがどう生きたらよいかを議論しなければなりません。原発に頼って生きるということを続けていいのでしょうか?
原発ゴミを受け入れることを拒否する運動の中で町長になった高知県東洋町の沢山さんのブログを紹介します。
原子力産業への弔鐘
●http://sawayama.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-ba43.html
【原発爆発】
上関原発の工事中断要望 山口知事「慎重対応を」
二井関成山口県知事は14日の臨時記者会見で、同県上関町で建設計画中の上関原発について「海の埋め立てなどの準備工事の対応を極めて慎重に検討すべきだ」と中国電力に申し入れたことを明らかにした。福島第1原発の事故を受け、事実上、工事の一時中断を求めた。
県によると、中国電力は「申し入れの趣旨を重く受け止める」と回答したという。
県によると、上関原発は、福島原発と基本構造がほぼ同じ改良沸騰水型の軽水炉が使われる予定で、耐震性はマグニチュード(M)7・0~8・6を想定して設計されている。二井知事は「原発政策の必要性は認めるが、安全確保が大前提」とした。
上関原発は、2012年に1号機の着工を予定。今年2月に、中断していた海面約14万平方メートルの埋め立て工事を再開していた。
● 出典http://sankei.jp.msn.com/life/news/110314/trd11031417560028-n1.htm
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