川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

「森の思想が人類を救う」梅原猛

2013-07-20 13:04:36 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

7月20日(土)

 明日は参議院議員選挙の投票日です。マスコミは自民党の圧勝を予想しています。

衆議院に続いて参議院も国民が自民党圧勝を選択するとすれば、日本と世界はどういう方向に流れていくことになるのか?みんなはどう考えているのでしょう。

 僕はもう心配で心配で堪りません。絶望的にさえなりそうです。

一番の原因は「脱原発」が夢のまた夢となることです。原発の再稼動のニュースが続くことになり、「フクシマ」は覆い隠されていきます。経済の国際競争に打ち勝っていくためにはといって何もなかったことになっていくのです。

 東日本大震災と「フクシマ」は人類史を画する大事件です。

自然と人間との関係を問い返し、どうしたら人類が生き残れるかを考えさせる、究極のチャンスが与えられた、とでも言ったらよいか。

ドイツでは哲学者の意見をも聞いて「脱原発」に踏み切ったといいます。

近代文明を領導したデカルトやベーコンの思想にまでさかのぼってこのままで良いのかと考えたのです。「自然の征服」を良しとする近代思想の「恩恵」の極限に「フクシマ」はあるのです。

日本ではどうなっているのでしょう?哲学者や宗教者の積極的な発言が僕の耳には届いてきません。

 僕は90年代から哲学者・梅原猛(たけし)さんのファンです。

『森の思想が人類を救う』という本がバイブルのようなものです。

福島第一原発の事故は東日本の森を放射性物質で汚染しました。その災厄の巨大さは日を追うにつれて暴露されていくことでしょう。森は水を生み出す命の源です。その肝心要(かなめ)がやられたのですから地下水・川・土壌・海が汚染されないで済むということがあるのでしょうか。

明日の投票を前にちょっと思考のときを作ってください。日本と世界は今までどおりで良いのか?メルケルさんと同じように哲学者の声にも耳を傾けて自分らしい決断をすべきです。

参考「森の思想が人類を救う」●http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/809cd3c44e16c4d8e188f802eeca9b0e

哲学者が原発止めたドイツ

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1933.html

 

 

 


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