川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

よくも言えるものだ 検察官の可視化要求

2010-10-05 21:41:45 | 政治・社会
 2時頃に空が晴れ、気温も高くなってきたので川越公園を歩きました。桜の木がすっかり落葉して丸裸です。暑さのせいだろうと思ってきました。

 プール脇の桜並木で3人の方が剪定作業をしているので聞いてみました。暑さのせいか、毛虫が異常発生したのが原因だと言います。このあたりは風通しが悪いので被害が大きいとも。

 脱穀機のような機械がうなり声を上げています。切り落とした枝類を入れるとたちまちのうちにチップのようなものになり、桜の木の根本に吹き付けられています。根を保護する為だといいます。

 開園以来?10年、今や桜の名所ですが、維持管理する人々の苦労もなかなかのものです。

 
  さて『日刊ゲンダイ』にこんな記事があった。

 
  被疑者になったとたん可視化を要求した“特捜容疑者”のハチャメチャ

                (2010年10月5日 掲載)

 それまでの反対論は何だったのか
 

 フザケるのもたいがいにしろ!
 大阪地検の事件で、前副部長の佐賀元明容疑者の弁護人が、取り調べの全過程を録画するよう最高検に申し入れたという。つまり、可視化を要求したのだ。もちろん佐賀の意向である。「オマエが言うか」と思わずツッコミを入れたくなってしまう。
 
 そもそも検察は、これまで組織一丸となって可視化に抵抗してきた。大阪地検だって例外ではない。「取り調べがやりにくくなり、真犯人を取り逃がしてしまう」などと、もっともらしい理由をつけては反対してきたのだ。それが被疑者になった途端、「可視化してちょーだい」とは、一体どういう了見なのか。

「特捜検察の捜査手法というのは、まず見立てありき。筋書き通りに供述しないと、長く拘置される傾向にあります。脅し、なだめ、すかし……。検察はあらゆる手を使って落としにかかる。こうして得られた供述調書が、公判が始まれば法廷での証言より優先されるのです。捜査の内情を熟知しているからこその可視化要求でしょうが、お笑いですね。自らが所属する組織の捜査手法を否定したに等しい。それだけ、検察が密室性をカサにヒドイことをやってきたという証左です」(刑事司法に詳しいジャーナリストの青木理氏)
 

 自分は無実だと胸を張り、検察の正義を信じるならば、粛々と身を委ねればいいだけの話だ。それなのに可視化を求めた。要は佐賀自身、検察の取り調べを信じちゃいないのである。「可視化されていない状況で作成された供述調書は証拠能力がない」とまで強弁しているというから、調書なんてほとんどデッチ上げと認めたようなものだ。
 取り調べの手の内を知り尽くしている“特捜容疑者トリオ”。最高検を相手に次はどんな策を繰り出すつもりなのか。

出典●http://gendai.net/articles/view/syakai/126770

 こいつ等の無恥厚顔ぶりには慣れているとはいえ恐れ入る。「可視化されていない状況で作成された供述調書」を証拠にして有罪にされたすべての刑事事件の裁判をやり直すべきだ。高知白バイ事件などえん罪を主張して闘っている事件については直ちに再審に付すのが当然だ。

 小沢一郎さんが検察審査会に強制起訴の議決をされたがこいつ(前田某)等にとられた元秘書たちの供述調書が信頼できるからだと言っている。

 検察のしくんだ罠に検察審査会は落ち込み、「疑わしきは罰する」恐ろしい犯罪に荷担したといえないか。一国会議員の運命というより、この国の運命を左右しかねない許し難い議決だと僕は思う。

 議決は9月14日だったという。なぜ昨日発表されたのか解らないが、ここ数日の議決だったらこういう結果にはならなかったかもしれない。

●郷原弁護士が検察審査会の議決は無効だと解説している。http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/10/post_670.html

 

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