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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

善光寺 きいちごの旅④

2010-05-23 01:37:14 | 中国残留日本人孤児

きいちごの旅から帰ってきてちょうど一週間が経ちました。参加された方々からの感想文も届き始めました。中国語の作品です。加藤さん(文京OG)に送って翻訳をしてもらいます。

 旅の最終日の記録です。


 5月16日(日)快晴

 こんな日もあるのかと思うほどの青空。朝早くから起きて散歩する人、山菜を採る人、太極拳をやる人…。

 9時、城戸夫妻と別れて「浅間白根火山ルート」で志賀高原へ。標高が上がるにつれ季節が逆戻り。峠付近では雪の壁が残っている。

 横手山ドライブインで休む。スキーを楽しむ人々が見える。遠くのアルプスがまぶしいほどに輝く。

 アルプスを背景に写真を撮りあう。


 横手山から見た日本アルプスhttp://www.google.co.jp/imglanding?q=%E6%A8%AA%E6%89%8B%E5%B1%B1&imgurl=http://www.geocities.jp/tokumura4820/IMG_25334.jpg&imgrefurl=http://www.geocities.jp/tokumura4820/newfile86.html&h=471&w=707&sz=167&tbnid=gYJPtkRQsW46CM:&tbnh=93&tbnw=140&prev=/images%3Fq%3D%25E6%25A8%25AA%25E6%2589%258B%25E5%25B1%25B1&hl=ja&usg=__biZJjPzX4Unl5_MRpWtE7iW4voI=&ei=ElHzS4jtJI3i7AOSsoWMDA&sa=X&oi=image_result&resnum=7&ct=image&ved=0CCAQ9QEwBg&start=0#tbnid=v9FTAkS0SNHhtM&start=13

 下り道では山桜が美しい。湯田中で山道と別れたあとはどこまでも続くリンゴの花の中を善光寺へ。

 昼頃、到着。徳行坊(とくぎょうぼう)の小林執事が案内してくれる。本堂前でいったん解散してそれぞれに昼食とする。私たちは仁王門近くの喜多平でそばにありつく。

 門前そばの会http://www.monzen-sobanokai.jp/top.html

 午後の部は「お数珠頂戴」から始まった。

 http://www.daihongan.or.jp/shounin_ojyuzu.html

 本堂で読経と祈祷の様子を見学したあと、いよいよ「お戒壇巡り」。

 瑠璃檀下の真っ暗な回廊をめぐり、ご本尊の下にかかる極楽の錠前に触れて、ご本尊と結縁を果たすための道場であるという。

 日曜日とて参詣者が多く、大盛況。

 結縁を果たすことが出来たのか、どの人の顔も明るい。

 最後にバスに乗って雲上殿へ。市街を展望する丘の上に開拓団の慰霊碑や拓魂碑が並ぶ。

昨日、群馬県の犠牲者の碑の前でしたと同じようにささやかな慰霊の行事をした。

 信濃郷開拓団の集団自決の場にいたMさん(当時8歳)が今回は参加できなかったので代わりにMさんの奥さんに最前列に立ってもらって全員で黙祷した。


 僕は言うに言葉なくただただ「中国人に助けられた孤児とその家族を見守ってください」とお願いした。

 別れに当たって小林さんが若麻績住職のメッセージを伝えてくれた。

 私たちを生かしてくれている目に見えないものへの感謝のこころを忘れるな。木で言えば根っこ。祖先たちが歩んだ歴史、などなど。

 高速道路に乗ったのは5時過ぎ、参加者、一人一人の旅の感想に耳を傾けた。

 日暮里到着は8時半。
 

 参考・善光寺http://zenkozi.com/about/principal.html